事務子と時間①
時間のトラブルはあるあるです。
みなさんは病院を受診する時、診療時間を確認して受診に来て下さると思います。
診療時間は、ほとんどの場合診察券に書かれていますし、ホームページにも必ず乗っています。
しかし、一定の割合でこの時間を無視する、または自分の都合の良い時間に開けるよう強制してくる患者さんがいらっしゃいます。
今回は時間を守らない困った患者さんの話をしていきます。
病院だけでなく、生活の中で利用するあらゆるお店には開店・閉店時間があり、その時間内に私たちはお店を利用しています。
病院というのは人の命を扱う現場だからなのか、その決められた時間を無視しても良いと思っている方が時々いらっしゃいます。
診療時間は役所に届け出を出さなければいけないため、勝手に変えることはできません。
届け出をしている時間内で医療を提供しなければならないのです(もちろん緊急の場合は除かれます)
よくあるトラブルでは
「仕事(用事)で間に合わないからどうにかしてくれ」
「(診療時間終了5分前に)今向かっているので開けていて」
という身勝手なものが多くを占めます。
このような電話が来た時、診療時間は全ての患者さんに守って頂いていること、一人だけ特別扱いは出来ないと説明します。
が、納得されることはあまりなく逆切れされます。
1回だけと許してしまうと、今度は「前はやってくれたのに」と言われこの特別扱いを認め続けなければならなくなる為、絶対に譲歩出来ません。
別の日に受診をお願いしても
「薬が切れるのに困る」
「今日行かなくて体調悪くなったら責任とれるのか」
と、まるでこちらに非があるかのように非難してきます。
しかし、冷たい言い方になりますが私たちに非はなく、患者さん自身の責任です。
患者さんだからと言ってルールを破っていいわけがないので、何度も繰り返し説明をします。
私たちが応じるつもりがないと諦めるまで根気強く説明するしかないのです。
5分ほどこの説明を続けるとたいていの患者さんは諦めて下さいます。
不思議なのは、こうゆう方は数日中に必ず受診にいらっしゃるのですが、電話での激しいやりとりが無かったかのように受付されます。
私たちが忘れていると思っているのでしょうか?
情報共有されていないと思っているのでしょうか?
個人的には、もし自分が患者さんの立場でこのようなやりとりをしてしまったら、気まずさと恥ずかしさで受診しずらくなると思うのですが・・・。
次回は時間を巡るトンデモトラブルを紹介します。
次回は6/5投稿予定です。




