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105曲目 ごま油

 気づけば朝日が上り、解体に2時間もかかってしまった。

 なぜならルビーアイの肉を部位に切り分けるだけでなく、全てを色々なサイズに切り分け保存したからである。


 購入してスライサーが役に立つ。


 モモカが味見で霜降り肉をサッと下味をつけて焼き、そして食べてみる。


「うん、美味しぃ〜〜〜わぁ」


 それを見ていた周りの人達はゴクリと喉を鳴らす。


 このお肉ならシンプルにお塩かしらぁ〜…

 うん、そうしましょ。


「アカネちゃ〜ん、お肉焼く準備お願〜い」


「オッケー」


「アオイちゃん、ご飯炊いてぇ〜」


「わかりました」


「キノちゃんはぁ、割り箸と紙皿の準備ねぇ」


「ほいほーい」


「ワカバちゃんは圧力鍋を〜5つ用意してぇ〜」


「…ラジャー」


 先ずはぁ、長ネギを刻んで…ごま油と塩コショウ、ニンニクを入れてぇ、レモン汁っと…うんいい感じ。


 続いてぇキャベツを塩こんぶ、そしてごま油でサッと和えてぇ〜…うん、オッケー


 今度はもやしと人参、それにほうれん草をサッと湯がいてぇ〜、タレを作りましょ。

 タレはぁ、ごま油に醤油とお塩、鶏ガラスープの素に白ごまっとぉ!

 これを和えて…よし!


「モモっちぃ〜、手伝うことあるぅ〜」


「じゃあキノちゃんはぁ、ジャガイモと人参と玉ねぎを大きめに切っておいてぇ〜」


「ほいほーい」


「ワカバちゃ〜ん、このお肉下味つけて焼いてぇ〜」


「…ふふふ、何を作るか見破った」


「わかったぁ〜」


「…出し汁も作る。ふふふ」


「ワカバちゃん、あたりぃ〜、お昼用だからねぇ〜」


「…ふふふ、モモカ任せろ。…キノと造っておく」


「ありがとぉ〜、任せるわぁ〜」


 下準備は………オッケー


「アカネちゃ〜ん、お肉焼くわよぉ〜」


「待ってました!あれぇ〜焼肉のタレは?」


「このお肉はぁ、美味しいから、この塩ダレかぁ、シンプルにバター醤油とニンニクよぉ〜」


「さすがモモカ!」


 よ、よだれが出るわ。


「アオイちゃ〜ん、みんなにこのキャベツ配ってぇ〜」


 やみつきキャベツ、モグモグ、美味しい!


「モモカさんのキャベツはいつ食べても美味しいですね」


「お肉食べる前にみんなに食べてもらってねぇ〜」


「わかりました」


 最後に残りのもやしをごま油で炒めてぇ〜、サッと塩コショウで出来上がりぃ〜


 後はこのごま油を使って簡単わかめスープを作りましょ!

 乾燥わかめに長ネギ、具はシンプルにこれだけ!あとは塩とごま油で味を整えて白ごまを加えて…はい完成!


「みんなぁ〜、スープも出来たわよぉ〜」


 モモカが周りを見た時にはみんながやみつきキャベツを食べ終わっていてお肉をモモカ特製塩ダレで食べていた。


「うめぇ〜」


「まじうめぇ〜」


「肉も美味いが、このタレも絶品だな」


「それに最初に食べたキャベツが肉を引き立たせる」


「この味ならお店を出せますよ」


 恐ろしいスピードで食べていく男共、女性や子供はしっかり味わいながら食事を楽しんでいる。


「もう食えねぇ〜」


「食い過ぎた!」


「ちょっと出発を遅らせましょう」


「あんたらがいいなら俺達は助かる」


「動けねぇ〜〜〜」


 男共が地べたに寝そべる姿を見て、女性や子供が少し引いている。


「皆さーーーーーん、ご飯炊けましたよ」


「アオイ、待ってました!ほらハイノさん」


「おお〜いい匂いだ。アオイさん、頂きます」


「わかめスープもあるわよぉ〜」


 ハイノ以外の男共は動けず寝そべっている。


 だが…


 バターに焦げる醤油の香り、そしてニンニクがお腹いっぱいの男共に刺激を与えた。


「美味しぃ〜〜〜」


「何これ、このご飯っいうの?美味しくて止まらな〜い」


「このもやしも美味しい」


「このニンニクの効いた濃いタレにスープがとても良いわぁ」


 ゆっくりと食事を味わっていると、男共は匂いに負けて立ち上がる。


「俺にもそのご飯ってやつとスープをくれ」


 ご飯の上に焼けたニンニクバター醤油のお肉を乗せて食べると、限界を超えた腹にスープで流し込む。


「くっ苦しいぃ〜〜〜、でもうめぇ〜〜〜」


「俺にもくれ」


「俺も」


「私にも」


「私も」


 男共は動けなくなるまで食べまくった。


 気づけば朝の7時を過ぎ、そろそろ出発する予定だったが、未だに休憩中!片付けも終わり、ただ待っているのも暇なのでデザートにコーヒー、もしくはお茶やジュースを用意して少し喋る。


 ちょっとした女子会みたいに、


 気づけば9時になる。


 流石に出発の準備をするが、依頼主の商人達からモモカは作った料理の質問攻めにあっていた。


「「「ごま油ぁ〜〜〜〜〜」」」


「そうよぉ〜」


 まさか油が………

 ごま油って油は聞いたことがない。

 うんうん、

 油がタレに…


「「「ごま油ぁ〜〜〜〜〜」」」


 これもごま油が使われているのか!

 あのキャベツも…

 炒めたもやしも…

 凄いぞ!


「「「ごま油ぁ〜〜〜〜〜」」」


 スープにも!

 確かに言われてみれば…

 あの香り…

 間違いない!!


「モモカさん、ごま油はどこで仕入れたのでしょうか?」


 商人達がモモカの前に集まると、笑顔で返した。


「ナ・イ・ショ・」


「「「そんなぁ〜〜〜〜〜」」」

 ここまでのお付き合い、誠にありがとうございます。

 次話も月曜日更新予定です。


 ここまで読んで「面白かった」「続きを読みたい」と思われた方は、ブクマ・評価・ご感想という形で応援して頂けますと、とても嬉しいです!

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