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104曲目 無事、野営地へ

 二人がかりで倒したルビーアイ、それもおそらく下位の個体、それに呼ばれたかの様にぞろぞろとルビーアイが現れる。


 その数11体!


「ネリー、ノラ、お前らはここから離脱しろ!」


「り、リーダーは!」


「俺とグレータでここは抑える。早くみんなに知らせてくれ」


「早くしろ!ここは私達二人で十分だ。お前達は自分の役割を果たせ」


「…」


 グレータの言葉に無言でネリーとノラは野営地まで走る。


「ふっ、全くどっちがヒュドラのリーダーだか」


 二人はニヤリと笑い、先頭のルビーアイに向かい走り出した。


 すると、


「お待たせ」


 グレータとドミニクの間を3人の影が通り過ぎる。


 先頭のルビーアイの首が飛び、その右後ろにいたルビーアイが後ろに吹っ飛び、左後ろにいたルビーアイの胴体が見たことのない魔法で貫通して穴が空き倒れた。


 なにがおきた?


 わかることはグレータとドミニクの前にはCランク冒険者の女性3人が立っていたことだ。


 一瞬で2体のルビーアイを倒し、1体のルビーアイが瀕死になっている。


「グレータさん、大丈夫でした」


「あ、あぁ大丈夫だ」


「寝不足はお肌に良くないのよねぇ〜。早く倒して帰りましょ」


「それでは早く片付けましょう」


 ドミニクは未だに開いた口が塞がらないでいるが、グレータの一声で我に返る。


「ドミニク、私達も負けてられないな」


「…あ、あぁ」


「行くぞ!」


「私達も行きましょうか」


「はぁ〜い」


「わかりました」


 アカネ、アオイはあっという間にルビーアイの群れの中へ、そのフォローにモモカが残りのルビーアイに魔力弾を放つ。

 ルビーアイは魔力障壁を使い、魔法を使う事が出来ない隙にアカネは次々とルビーアイの首を落としていく。

 そして残りのルビーアイはアオイが弱らせモモカが撃ち抜く。

 そして残るはアオイが最初に一撃入れた瀕死のルビーアイのみ、そこにグレータとドミニクが同時に斬り殺した。


 3分もかからずに全てルビーアイを倒した。


「お疲れ様、さぁ戻りましょうか」


 するとドミニクがアカネ達に謝る。


「すまなかった」


「えっ?」


「俺は…見た目とランクだけで侮って、ギルドマスターの指示に従わずに勝手に行動してしまい、本当にすまなかった」


「もぉいいわよぉ〜、ねぇアカネちゃん」


「私も気にしてませんから」


「そうね。それに私達も冒険者になりたての素人だから、この後もこのままあなた達が仕切ってもらえますか」


「えっ?いいのか」


「ええ、ベテランのあなた達に任せた方が安心よ」


「だそうだ。ドミニク」


「わかった。最後まで責任は果たす」


「ところでぇ、この魔獣のお肉って美味しいのかしら」


「ああ、かなり美味いぞ。本来の生息地は最も奥、北の方の寒冷地に生息している。ただでさえ強いのに生息地まで足を運ぶのも困難で、こんな所にいるほうが珍しい」


「だから身も締まっていて適度に脂も乗っていてウマい!」


「じゃあ早く捌いて持っていきましょう」


「しかし、今から血抜きして捌いても時間はかかるし、何よりこれだけの量だ。腐らせてしまう」


 そんな話をしているうちにアオイとモモカが全てのルビーアイをアイテムボックスにしまっていた。


「「えっ!」」


 グレータとドミニクは驚きの顔をかくせない。


 アイテムボックス持ちもレアだが、そんなに入るものじゃないし、入ったとしても魔力が持たない。

 普通は………


「アカネちゃ〜ん、早く帰るわよぉ〜」


 二人は驚くこともやめ、とりあえず無事を伝える為野営地に向かい歩き出した。


 和解をしつつ野営地へ戻るとキノとワカバ以外のみんなが、不安を募らせ戻るのを待っていた。


「きたきた。お〜〜〜い。アカっちぃ〜〜〜」


「ただいまぁ〜」


 アカネ達の後ろを歩くドミニクとグレータを見たヒュドラとセイレーンのメンバーが駆け寄る。


「ドミニクさん、大丈夫なんですか?」


「リーダー、ルビーアイは?」


「安心しろ。みんな倒してきたぞ」


「リーダーすげぇ〜」


「本当かよ!」


「ああ、間違いない。だが、倒したのはほとんど彼女達だがな」


「えっ?」


「えっ?なに?」


「はあ?」


「「「「「えぇーーーーー!!!」」」」」


「はぁ〜い。これはぁ〜、グレータちゃんとぉ〜、ドミニクちゃんのねぇ〜」


「ド、ドミニクちゃん…」


「ハーッハッハー、ちゃんとは、ハーーッハッハー、こんなに笑ったのは久しぶりだ。なっ、ドミニクちゃん」


「や、やめろグレータ」


「モモカだっけ、解体は手伝わせてもらうが私達はいらんよ」


「そう言われてもぉ」


「いいじゃないモモカ」


「だったら今食べちゃおうよ。ねぇモモっち」


「…小腹…減った」


「そうですね。どうせ解体したら夜も明けますしね」


 この時間にまさかのバーベキュー?


「あのぉ、宜しければ、そのルビーアイの毛皮を売ってもらえませんか」


「ちょっと待て!それはずるいぞ」


「そうですね。そんなにいい状態のルビーアイの毛皮を2体分も手に入れようなんて」


「あのぉー、まだありますよ」


「「「「えっ?」」」」


 ドーーーーーン!!!


 残りの10体が目の前に現れた。

 合計12体のルビーアイの毛皮、商人は5人いたが、ハイノは購入をしないので4人で12体となった。

 1人3体、金額は1体の毛皮につき金貨5枚の取引となり、金貨60枚になった。

 他にも爪や牙も素材となるらしく、金貨合計66枚を貰った。

 相場はわからないが仲介がいない分、お互いが得する様な取引とグレータさんに聞いたので素直に金貨66枚を頂きました。

 そして解体したお肉は凄い霜降り肉で見ているだけでもお腹が減り、周りのみんなも待ちきれないみたい。


 さあ、やっちゃいますか!

 ここまでのお付き合い、誠にありがとうございます。

 次話も月曜日更新予定です。


 ここまで読んで「面白かった」「続きを読みたい」と思われた方は、ブクマ・評価・ご感想という形で応援して頂けますと、とても嬉しいです!

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