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いじめられっ子を助けたら彼女になっちゃいました!  作者: 翔花
いじめられっ子との学園生活
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いじられっ子との学園生活

 姫川を家まで送った後、涼介は自分の家に帰った。


「ただいま〜」


「お帰りなさい、兄さん。今日は随分と遅かったね。何かあったの?」


 妹が玄関まで迎えに来てくれた。妹の名前は美桜みお。年は俺の一つ下で中学三年生。俺は美桜とこの家に二人で暮らしている。両親は仕事の都合で海外に住んでいるが、仕送りも毎月してくれるし、電話なども週一のペースでするので、寂しいと思った事はない。


「遅くなって、すまんな。姫川って奴を家まで送りに行ってたからさ」


「その姫川って人、女の子なの?」


 あれなんか機嫌悪くない?気のせいか?


「そうだけど、どうかしたのか?」


「へぇ〜そうなんだ...女の子を家まで...送ってきたんだ...」


 完全に美桜の機嫌が悪くなった。


「あの〜、美桜さん?俺何か怒らせるようなこと言ったか?拳を作りながら近づいて来るのやめてもらえるかな?ものすごく怖いのだけど」


「兄さんが私以外の女に優しくするなんて...」


 次の瞬間、見事に涼介の腹にパンチが命中した。


「ぐはっ!」


 涼介は、腹を抑えて床に倒れる。


「いきなり何すんだよ!」


「兄さんなんて知らない!兄さんバカ!」


 そう言って、美桜は自分の部屋に戻ってしまった。涼介は、なぜ殴られたのかを理解出来ずにいた。


(全くなんだったんだよ。俺何か怒らせるようなこと言ったか?)


 涼介は、腹を抑えながら自分の部屋に戻る。ベットに横たわると、急に眠気が襲ってきた。今日は色々あったからな〜。そのまま深い眠りに落ちて行った。

 翌朝、眼が覚める。目を開けると、その光景に目を疑った。そこには、美桜のお○ぱいが。中3の割には少し控え目な胸。触ったら手に丁度収まりそうだ。心では美桜にこんな事をしていかないと思っていても、手が勝手に胸の方へ近づいて行く。このままだとやばい...あと少し手を伸ばしたら触らそうな距離まで近づいたところで、美桜が目を覚ます。俺は慌てて手を引っ込める。


「兄さん、おはよう...もう...起きたの?」


「お、おはようじゃねぇよ!てか、なんでお前がここで寝たんだよ!」


「別にいいじゃない。私と兄さんのなかでしょ?」


「俺とお前はただの兄妹だ!」


「・・・」


 美桜の表情が曇った。


 美桜が起きたことによって、涼介は正気に戻ることができた。


(あいつは朝から何やってんだよ...危うく妹で発情するとこだは...)


 美桜には部屋から出て行ってもらい、学校に行く準備をする。準備を終わらせリビングに行くと、朝食が用意されていた。料理や洗濯など家事は基本的に美桜に任せている。朝食を食べようと椅子に座ると妹が上から降りてきた。


「美桜、もう学校行くのか?朝食はどうするんだ?」


「もう食べた」


 そのまま家を出て行ってしまった。


(また怒ってるのかよ。昨日の夜といい今日の朝といい、なんか怒らせるような事をしたか?)


朝食を食べ終わり、涼介も学校に行くことにした。通学中、姫川が泣いていた公園を通りかかったところで、昨日の夜の事を思い出す。


「姫川、今日学校くるかな?」


「私がどうかしたの?」


そこには、サラサラの黒髪を風に靡かせ、俺を見上げながら首をかしげる姫川がいた。


「なっ、何でもねーよ!てかなんでお前がここにいるんだよ!」


「なんでって、私の家すぐそこだもん。ここ通学路だし」


「そうだったな」


昨日、姫川を家まで送ったので家の大体の位置は覚えていた。


(そんな事は置いといて、早くこいつから離れないと。誰かに見られたら色々と面倒だからな)


「姫川。俺、先に行くから。じゃあな」


「まっ、待ってよ。学校一緒に行こうよ」


「やだよ!一緒に登校したら、カップルに間違えられるだろ!」


「そんなに強く否定しなくてもいいじゃん…そんなに私とカップルに間違えられることがいやなの…?」


強く言いすぎてしまって、姫川が少し寂しそうになった。別に姫川と登校するのが嫌なわけでない。ただ、カップルに間違えられて、いじられるのが嫌いなだけだ。だから、なるべくそういう原因を作りたくないのだ。姫川には申し訳ないが、朝は一人で行ってもらおう。


「姫川。ホントにごめんな。別にお前と学校に行きたくないわけではないんだ。でも朝は一人で行ってくれ。帰りなら一緒に帰ってやるから」


姫川は少し不満そうだったが、「うん」とうなずいてくれた。その後は何の問題もなく学校に来ることができた。学校でも何の問題も起きることはなかった。ところが、放課後、姫川との待ち合わせ場所に行くと、また姫川がいじめられていたのだ…





















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