表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
16/24

卒業試験!!


「卒業試けん!」


神さん験…書けてないし…!


これは・・・!


タクミへ


やっと行くのか!


オマエが旅に出るバイクはこの中にある!


一台ここから作るのだ!!


by神さん


…!!


タクミ「ナツミさん…このガラクタの山からバイク1台作るのが卒業試験だって…」


「え~!楽しそうナツも手伝う~!」


僕はエンジンの山を見つめながら立ち尽くした。


ナツミ「さっそくやろうータクちゃんエンジンどれにするー?」


ナツミ「これとかどう~?」


タクミ「ナツさんそれ…洗車機の残骸です。」


僕は途方も無い気持ちになっていた。


この残骸の様なガラクタの山からバイクを1台造りあげるなんて…


ナツミ「タクちゃんファーイト♡」


もう、他人事だと思って。


とにかく、一台作らないとだけど…。


この中で、すぐ動きそうなエンジンどれだろ…。


どれも錆びてたり、オイルが漏れてたり…。


でっかいエンジンだと難しそうだし…。


ナツミ「なんかさあ~タクちゃんてさ…じれったいよね。ナツがさ選んであげようか?」


ナツミ「これ可愛いよ赤いエンジン!」


ホンダ XLR250初期型かあ…。


…。


悪くないけど…。


フレームが無いかも…。


そうだ!


フレームだよ。


先にフレームなんだ!


タクミ「エンジンは後にします。まず書類付きのフレームを探します。それが無いと登録できないんです…」


僕は長々と説明した。


ナツミ「タクちゃんその話しって最後まで聞か無いとダメ?」


ナツミ「持って来たオヤツでもたーべよっと。タクちゃんも一緒に食べる?」


出発前からこんなだしナツミさんと北海道へ行けるんだろうか…


でもナツミさんのそう言うとこ…無邪気なとこ…


この気持ちって何だろう…。


ナツミさんは呑気にお菓子を食べ出した。


3輪車のタイヤでカラーコーン並べて輪投げを始めて笑ってるよ…


その笑顔を見ていると不思議と焦る気持ちが少しずつ消えて行く。


もしかしてこの気持ちが…。


「好き?」


ナツミ「タクちゃん今なんか言った?」


タクミ「何も言って無いです。」


うわ…へんな汗出て来た。


僕は額から流れる汗をウエスで拭き取った。


うわっ!油まみれのウエスだった…。


ナツミ「キャハハー!タクちゃん何やってんのオデコ真っ黒だよー!」


ナツミさんはスイッチが入ったみたいに、ずっと笑ってる。


よし!やるぞ!1台必ず完成させてやる!!




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ