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卒業試験!!

熊笹に囲まれた、コンクリートブロックを積み上げて神さんが昔造った解体小屋のシャッターをあげた、ここではいつ活用するかも分からないおよそ売れ筋ではないバイクの墓場と化している。


バイクばかりではない。


昔の芝刈り機、スノーモービル、小型船舶の船外機、チェーンソー…。


ありとあらゆるエンジン付きの機械が山になっている。


時間のある時に鉄とアルミ、樹脂、カーボン、油脂類等に分別して鉄屑屋に持ち込んだりして現金化している。


「タクちゃんあれは何?」


「あれは、昔この辺の木材の切り出しに使ってたトロッコの残骸です。」


解体小屋の入り口に作業ノートなるものが引っ掛けてある。


暇な時に進めたい作業指示が書いてあるのだ。


おや?


今日は封筒が挟まってる。


僕は封筒を手に取った。


「卒業試けん!」


!!


なんだこれは…。


神さん験…書けてないし…!



これは・・・!


タクミへ


小僧!やっと行くのか!


オマエの乗るバイクはこの中にある!


一台ここから作るのだ!!


by神さん


…!!


「ナツさん…このガラクタの山からバイク1台作るのが卒業試験だって…」



「え~!楽しそうナツも手伝う~!」


僕はエンジンの山を見つめながら途方も無い気分だった。


「さっそくやろうータクちゃんエンジンどれにするー?」


「これとかどう~?」


「ナツさんそれ…洗車機の残骸です。」


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