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【88万8千PV突破】 運と賢さしか上がらない俺は、なんと勇者の物資補給係に任命されました。  作者: 虫松
『カズヤと魔族のおっさんの事件簿:磁力の結界 リニア新幹線殺人事件』

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第7話 影の襲撃

東京の夜は深く、冷たい風が廃墟のビル群を吹き抜けていた。

月明かりに照らされた倉庫の中、カズヤとアイゼンハワードは慎重に足音を立てずに進んでいた。


「気をつけろ……誰かいる」

アイゼンの低い声が闇を切り裂く。


その瞬間、部屋の扉が激しく開き、覆面をした暗殺者が姿を現した。

手には拳銃が握られ、冷たい瞳が二人を射抜く。


カズヤはアイゼンの目を見つめ、互いに無言で次の行動を決める。

逃げるべきか、抵抗するべきか――状況は一瞬で緊迫した。


「我々は真実を知りたいだけだ……石井が何を見つけたのか」

アイゼンハワードが静かに、しかし鋭く言った。


暗殺者は冷笑を浮かべるが、言葉は発せず、銃口を微動だにさせなかった。

心臓が張り裂けそうな緊張の中、カズヤは暗殺者の目元にわずかな違和感を覚えた。

どこかで見覚えのある鋭い瞳、それは、石井が警戒していた人物の面影だった。


突然、暗殺者が引き金を引く。

銃声が響き渡るが、弾丸は二人の頭上をかすめ、壁に命中した。

カズヤはアイゼンの手を取り、廊下へと駆け抜ける。


迷路のような廊下を熟知していたアイゼンの導きで、二人は暗殺者の追撃を振り切る。

背後で拳銃を乱射する音がこだまするが、廃墟の闇が二人を守った。


翌日、廃墟ビルの中で覆面をした中村良子の遺体が発見される。

かつて石井によって組織が壊滅させられたことを恨み、復讐を誓っていた彼女


その最期は、影の存在をほのめかすものだった。


カズヤとアイゼンは影に潜む正体について、互いに言葉を交わさずとも理解していた。

「奴の動き……ただの暗殺者じゃない」

アイゼンの目に、決意の色が宿る。


カズヤもまた、冷たい夜風に身を震わせながら呟く。

「幻影会の残党……いや、それ以上の何者かだ」


廃墟に響く静寂の中、覆面暗殺者の正体はまだ闇の中にある。

だが、その影が、石井が追い求めた「苦渋の決断」の真相と、何か深い関わりを持つことは明らかだった。


石井龍太関連

石井龍太(故人)

元刑事。連続強盗事件や犯罪組織「幻影会」を追っていた。直感と洞察力に優れ、独自の捜査を行っていた。


小林修三

石井の元同僚刑事。慎重な性格で情報を出し渋るが、石井の死後、協力を申し出る。


木村裕子

石井の元パートナー。現在はカフェ店主。事件の裏に「過去の組織事件」があることを明かす。


高橋一郎

警察監察官。カズヤとアイゼンに圧力をかけ、「深入りするな」と警告する。警察内部にも敵がいることを示唆。


事件関係者


佐々木明美

数年前の事件の唯一の生存者。石井から未発表の情報を預かっており、カズヤたちに接触。


中村良子(死亡)

元組織幹部。「幻影会」の残党。石井によって組織が壊滅したことを恨み、復讐を誓う。


その他・影の存在

覆面暗殺者

廃墟ビルでカズヤとアイゼンを襲撃。暗殺者の正体は不明だが、石井の事件や「幻影会」と何らかのつながりを持つ可能性がある。


組織

幻影会

かつて石井が追っていた犯罪組織。壊滅したはずだが、残党が存在する可能性あり。


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