表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【ランキング12位達成】 累計84万3千PV 運と賢さしか上がらない俺は、なんと勇者の物資補給係に任命されました。  作者: 虫松
『カズヤと魔族のおっさんの事件簿:悪魔のコイン』

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

713/1672

第12話 深海基地アルゴス ― 制御区画 宿命の闘い④

轟音が金属の迷宮を揺るがした。崩れ落ちる鉄骨の雨、爆ぜる火花、赤い警告灯の閃光。

その只中でドレイクと九条はまだ立っていた。


九条の黒刃は、ドレイクの胸当てを深々と裂き、血が溢れる。

ドレイクの拳は、九条の顔面を打ち砕き、血飛沫が鉄の床に散る。

互いに膝を折りかけながらも、ただ己の意志だけで立ち続けていた。


「……どうしてそこまで戦える。」

九条の声は血に濡れ、掠れていた。


ドレイクは歯を食いしばり、炎のように濁った声で吼える。

「仲間を、世界を守るためだッ!!!」


次の瞬間、九条が残った全ての異能を刃に集中させた。黒い斬撃が空間を裂き、兵装工場全体に振動が走る。

対するドレイクは己の血を吐きながら、両腕に異能を巡らせた。水流の渦が拳を包み込み、轟く水槌となる。


二人は同時に突撃。

刃と拳が交錯する瞬間


閃光。轟音。金属の床が吹き飛び、柱がへし折れる。

衝撃波が波紋のように広がり、周囲の兵器やコンベアが次々と崩壊していった。


爆煙の中から、呻き声が響く。

「……まだだ……!」

倒れ伏す九条の影がゆらめき、ドレイクは血まみれの拳を振り下ろす。


その一撃は、ただの攻撃ではなかった。

仲間を守る誓いと、命を賭した覚悟そのものだった。


鉄と血の匂いに包まれた工場に、最後の決着の音が響き渡った。



制御区画


赤いホログラムが世界地図を染め、「赤い秩序計画」 の最終フェーズが進行する。

そして天井には――巨大なカウントダウン表示。

「10:00 → 09:59 → 09:58…」


アイゼンとゼフィルが激突する。


銃弾と異能の刃が交差し、制御室の壁を切り裂く。

ゼフィルは赤黒い異能を掌から放ち、まるで重力すら捻じ曲げるかのように床を沈ませる。


「師よ……あなたの時代は終わった!」

「ならば――この命と共に、俺が終わらせる!」


アイゼンは鋼鉄の柱を蹴って飛び上がり、ゼフィルの頭上から刃を叩き込む。

ゼフィルは片腕で受け止め、もう一方の掌から放った異能衝撃波でアイゼンを吹き飛ばす。


壁に叩きつけられた衝撃で床が崩れ、制御盤に火花が散る。

ゼフィルは余裕の笑みを崩さない。

「私は“新しい人類”だ。あなたには理解できない進化の領域にいる。」


だがアイゼンハワードも諦めない。

歯を食いしばり、血に濡れた顔で立ち上がる。

「進化だと? それはただの狂気だ。……師として、お前を止める!」


再び二人が衝突。

銃火と異能の光が交錯し、制御室全体が爆心地のように震える。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ