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【127万PV突破】 運と賢さしか上がらない俺は、なんと勇者の物資補給係に任命されました。  作者: 虫松
『魔王と勇者の継承者(デュアル・ヘリテイジ)ダイ・マオウの大冒険』

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1782/1921

第9話 深海基地アルゴス ― 制御区画 宿命の闘い①

突如、轟音が響いた。


実験区画の奥に隠されていた格納槽が開き、漆黒の鋼鉄に包まれた巨大ドローンがゆっくりと浮上する。


そのコックピットに座るのは、狂気の科学者 Dr.ノア。

「ふふ……ここからは科学の支配だ。貴様らの“異能”など無意味にしてやろう!」


ドローンの両腕から高圧電磁砲が展開され、壁を一撃で溶かすプラズマが放たれる。

振動で鉄骨が崩落し、炎と蒸気が充満する。


管制ブースに駆け込んだジャスパーが、タブレットとドローン群を同時に操作。

「ノア、機械が相手なら俺の領域だ!」

複数の小型ドローンを飛ばし、巨大ドローンの視界にフレアとジャミングを浴びせる。


ノアは薄笑いを浮かべ、指を弾いた。

「その程度で私のアルゴリズムを破れるか!」

巨大ドローンの外装が瞬時に適応し、電磁波を逆探知。ジャスパーのドローンを次々と撃墜していく。


だがジャスパーも負けてはいない。

彼のモニターに流れる無数のコードが走り、相手の制御信号を逆流させようとする。

「AI対AIの戦争だな……さあ、どっちが速い?」


巨大ドローンの赤いセンサーと、ジャスパーの目が火花のようにぶつかり合った。


一方その頃。


崩落した通路で、セリーヌの前に立ち塞がった影。

それはかつての仲間であり、いまはレッドウルフの戦士となった裏切りのアリシア。


「セリーヌ……また会ったわね。」


「……裏切り者。」


二人の視線が交錯した瞬間、火花のように衝突する。


アリシアは二刀のナイフを逆手に構え、目にも止まらぬ速度で切り込む。

セリーヌは背中のライフルを投げ捨て、拳銃と格闘術で応戦。


銃声と刃の閃きが狭い通路を照らし、壁に火花が散る。

アリシアが蹴りでセリーヌを吹き飛ばし、金属の手すりがひしゃげる。

セリーヌは体勢を立て直し、冷たい瞳で相手を見据えた。


「……どんな理由があろうと、あなたを止める。」


「なら力で証明しなさい!」


二人の女性戦士の戦いは、深海の暗闇を切り裂く閃光とともに激化していった。


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