騎士・ヴァン=アスモデウス
みここです。初投稿なりや。
「これからミラはどうするんだ」
「え……」
ヴァンはそんなことを聞いてくる。僕は今からソフィーの家に行く予定だ。しかしこれを言ってしまっていいのだろうか。でもヴァンは命の恩人でもあるし信頼は……まあできる。
「い、今からソフィーって人のところに行く予定なんだ。ヴァンはどうなんだ」
「ソフィー!?」
「や、やめろ! 顔を近づけるな!」
急に近づいてきたヴァンにびっくりして鼓動が速くなる。つんと鼻に来る汗の匂いがそれをさらに加速させた。心臓に悪いからやめてほしい。
「ソフィーかあ、ソフィーねえ……」
オルティア家については知らないくせにソフィーのことはどうやら知っているようなそぶりであった。むむむと唸っているヴァンはなにか悩んでいるようだった。
「よし決めたぞ! 俺もついていく」
「え、ええ!?」
「ミラ一人だと危ないからな。守ってやらないと」
守るってそんな……。僕はいま、少なくともヴァンの努力を持ち合わせている。この状態なら、それなりに戦えるし、無理なら逃げることも容易だろう。それに守ってもらうなんて義理はない。
「い、いいよ。別に来なくたって。モンスターとならいざというときに逃げれるし。人数が多いと逃げれない可能性もあるじゃん」
「……? 何を言っているのだ? 俺はソフィーからお前を守ると言ったのだ」
「ソフィーから?」
ヴァンによると、ソフィーはここら一帯の魔物を支配する魔女だそうだ。その性格は凶暴で、何人もの騎士が尋ねているがいずれも吹き飛ばされてしまっているという恐ろしさらしい。ううむ。メイド長と古い仲であるというから信頼していたのに、とんだ期待外れの人だったらしい。
「それに俺もあっち方向、つまり王国にも用事があるしな。ついでだ、ついで」
「ついでって……」
すこしむっとした。ついで扱いで守られるのも癪である。しかしヴァンの実力は相当なものなのでここは素直に甘えさせてもらうことにしよう。抵抗するのは子供のやることだ。
「ま、まあ。そんなに守りたいなら守ってくれればいいよ。この美少女ミラ様をね!」
「ああ、かわいいお前のためならなんでもするぜ」
「……ッ!」
……ほんとこいつといると、調子が狂う。
みここでした。初投稿なりなりや。
次回は魔女ソフィーの家に着きます!そっからは言いません!
お楽しみに!←雑。
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