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突然の乱入者

新世代モンスター「デモンクロウ」と「ランタンボーイ」を倒し、何とか最初の難関を突破したドロヒューとボウショーグン。休む間もなく、新たな二人が向かってきた。


「ゲヘヘへ…今度は俺らが相手になるぜ。」


「ワシらは怖えぞ?」


そう言ったのはMr.アクアリウムとザ・スコーピオンだった。


「ドロヒュー、ボウショーグン、二人は休んでて。ここはボクが行く。」


そう言うとクーゲルは前に出て武器を構える。二人とクーゲルがお互い警戒していると、突然空を裂く斬撃が飛んできた。


「ギャアアアッ!」


「ワシらの出番、これで終わりか〜!?」


Mr.アクアリウムとザ・スコーピオンは斬撃によって消滅してしまった。斬撃の飛んできた方向を全員が見ると、そこにいたのはテルカガチだった。


神魔宝軍(しんまほうぐん)…!」


クーゲルがテルカガチを睨むと、突然現れたテルカガチに驚いたカイザーぷにゅりんが怒鳴る。


「お…お前は誰だぷにゅ!」


「私はテルカガチだ。新世代モンスター共…貴様らの行動は全て見ていた。」


テルカガチは言われた事を思い出していた。


数時間前…


「新世代モンスターノ実力…見セテ貰ッタ。マサカ…ココマデ弱イトハ。」


新世代モンスター達を「モニタりん」で確認したデストロームはため息をつき、テルカガチに目配せした。


「テルカガチヨ。クダラナイ雑魚モンスター(新世代モンスター)共ヲ殲滅シテオケ。」


…と、言われた事をテルカガチが言うと、カイザーぷにゅりんは怒り出した。


「ぷっきゅーッ!ふざけた野郎ぷにゅ!私の力でぶちのめしてやるぷにゅー!」


「…愚かな。」


飛びかかろうとしたカイザーぷにゅりんは、テルカガチの放つ殺気ですぐに固まってしまった。


「殲滅しろと言われてるのでね。このまま吹き飛ぶがいい。」


そう言うとテルカガチは鬼灯尾を新世代モンスターに向け、叫んだ。


無明の鬼灯(むみょうのカガチ)!」


鬼灯尾からどす黒いエネルギーが放たれる。エネルギーに包まれたカイザーぷにゅりんとギガン・デーラスは吹き飛ばされてしまった。


「ぷぅぅにゅぅぅぅ!?」


「こ…この我までもが…」


空の彼方へ吹き飛ばされた二人を残された新世代モンスター達は呆然と立ち尽くし、見ているしかなかった。


「…ああっ!カイザーぷにゅりん様!ギガン・デーラス様!」


「ウチらも追いかけな!見えへんなるで!」


ハッと我に返ったアーメーダーとビーニーレディは他の新世代モンスターに呼びかけ、二人が吹き飛ばされた方角へ走っていった。テルカガチの方を向き、クーゲル達は警戒する。しかし、テルカガチは


「今回は新世代モンスターを殲滅する為に来たのだ。…それも裏切り者の始末もな。」


テルカガチはシャプカを貫くような冷たい視線で見つめる。見つめられたシャプカは警戒し、後ずさる。


「逃げようとしても無駄だ。背を向けた瞬間、お前は死ぬだろう。」


「くっ…!」


シャプカはジリジリと追い詰められていく。しかしその時、テルカガチの背後から斬りつける音と勢いよく叩く音が聞こえた。


「シャプカ!逃げろ!」


「ここはソレガシらが引き受けよう。」


それは元神魔宝軍のボウナイトとボウショーグンだった。テルカガチには傷一つ付かなかったが、ニヤリと笑った。


「お前達も同じ裏切り者か…。シャプカの前に始末してやる。」


そう言うとテルカガチは鬼灯尾を素早く振り、空を裂く斬撃を放つ。ボウナイトは盾で防ぐものの、盾が真っ二つになった。


「私の盾は純度92.5%のカーナメタルを使用した鉄壁の盾!それをいとも容易く切断してしまうとは…」


「今度はソレガシが相手だ!秘剣・ハゲタカ落としーッ!」


失ったカタナの代わりに使っている長い棒でテルカガチに技を放つものの、ボウショーグンの攻撃では一切ダメージを受けていなかった。


「遊びはここまでにしようか…。」


テルカガチが何かを唱えると、突然ボウナイトとボウショーグンは動きが止まり、魂のような状態になってしまった。


「二人共!」


クーゲルが間に入って助けようとした時にはもう遅かった。二人は鬼灯尾に吸収されてしまった。


「あ…あぁ…」


「…お前は意思が弱すぎる。たかが失った程度で動揺する。さてと、今度こそ裏切り者の処理を…お?」


既にシャプカはおらず、その場に居たのはテルカガチを睨みつけるドロヒューとぷにゅりん、涙をこぼすクーゲルだけだった。


「…チッ。裏切り者の処理はまた今度にして、目的は達成したと伝えなければ。」


テルカガチは空の彼方へ飛び去っていった。


「ボウナイト…ボウショーグン…!」


「クーゲル…」


「神魔宝軍め…本当に許さない!」


仲間を失ったクーゲルは涙を流しながらその場に立ち尽くすしかなかった。それを慰めるぷにゅりんと、怒りに震えるドロヒュー。…それを遠くから監視する2つの影があった。


「ねぇねぇ…あの子、ボク達の…じゃない?」


「そうだね…僕らにピッタリだ。何より、あんなに可愛い子を放ってはおけないね。」


監視している2人は何やら話して盛り上がっている。日が差し込むと、その姿は露わになった。身長が別々のかぼちゃ頭の二人組だった。背の高い方は、青い目を光らせ、何かを呟いた。


「待っていてよ…僕の可愛い弟、クーゲル。」


謎のかぼちゃ頭の二人組はくすくすと笑いながら森の中へ消えていった…。今後、クーゲル達はどうなってしまうのだろうか?

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