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ネガティブな俺、異世界転生して食通になる  作者: ちかず
第2章 キーナン国
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くせ者!

「くせ者!確保!」

今日もまた、警備隊の声が響く。

全く、毎日毎日懲りない奴等だ。

まぁ、ここにある物の意味を正確に理解しているのなら、不思議は無いがな。。、


「カイゼル様。

今日のくせ者は、

サラディーナ王家派から5名。

ブースト公爵派から15名。

また、新たにムルトング王家から2名。

キーナン宰相一派から1名。

と、なっております。

いつもの通り、塩田での労働奉仕をさせる予定です。

また、先日からこちらで労働奉仕をしておりましたくせ者の数名に、こちらへの移籍を望む者が多数出ております。

また、ご指導下さい。」

警備隊の隊長は、真面目な性格でいちいち、俺に報告してくる。

まぁ、ここの代表なんてものを引き受けたんだから、仕方ない事だが、正直面倒だ。

俺としては、ただ『麹』の研究に勤しみたいんだがな。

「まぁ、今日は、少なかったじゃないか。

ははは。そろそろ諦めたか?」

「ヤンバル様!笑い事では、ありません。

次から次へと、一体何人送り込んだら諦めるやらら…」

まあ、無理の一言だかな。


やっと、事務仕事を終えて研究所へ急ぐ。

あー、今日も夕焼け。

どーすりゃ、朝から研究出来るのか。。。

今朝いちで届いたいつもの圭殿からの絵手紙は、とても興味深いものばかりだった。

ペユの精米の機械つくり。。。

杵と臼で、足踏み式の道具の絵を見た時は、感動したが、これは更に凄い!

な、なんと水車。。。水車小屋とその動力を使用した精米方法。画期的!

また、味噌についての助言も素晴らしい。

『麹』は、生きている。そして暖かい場所を好む。しかも暖か過ぎても、寒過ぎてもダメとは。

これが、これまでの失敗の原因だと。

これには、参った。

捏ね方を変えたり、混ぜる順番を変えたりと色々したが、完成品が出来そうな気がする。

圭殿の話は、我々の想像の域を超えている。

以前、イエルゴの街で彼に会えたこと自体が奇跡なのかもしれない。

もう、『麹』のない世界には住めないからな。

ふふふ。


研究所は、セキュリティはかなり厳重だ。

くせ者達は、ここへ大抵たどり着けない。

だが。。。たまには、

「鎌鼬の真髄!」

私の空の魔術を受けた、くせ者が3名倒れている。うーん。ちょっとやり過ぎたかな?

アイツが煩いぞ。

研究所の所員たちが慣れた様子でくせ者を手当てしつつ、警備隊へ連れて行く。


あー、明日ナゼルに叱られるなぁ。

また、玄関破壊しちゃったからなぁ。


結局。また夜になる。。。

いつ、研究に集中出来るやら。

そろそろ、アイツでも呼ぶかな。。。

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