魚って、高級品?
「そうか。まぁ、圭殿ならただの勘だろうが。
侮れぬからな。あの御仁は。
取り敢えず、今夜は魚料理で歓待しなさい。
次の手は、また考える。」
兵士は、少し頭を下げて部屋から出て行く。
出ました〜。
長ーいテーブル。ズラーッと並ぶ料理。
いや、映画とかで見た事ある王様達のご馳走だよ。
あー。王様いた。そうか、本物か。。
魚や肉。
食べきれない料理が並んでいる。
ちょっと、礼儀作法とか分かんないって言ったら、「圭殿。無礼講で。」
ブナンベルトさん。良い人だ。
翌日は、いよいよ城下町に食べ歩きに行く!
おー!ナリーナにお小遣いもらったし。
(お金は、三国とも一緒だって。)
もらったお金は、銅貨25枚と銀貨5枚と金貨2枚。
結構沢山だね。買うぞー。
城下町へ出ると、メルビスがぴったり隣に。
前の反省らしい。。。
近くの屋台をまずは覗く。
うーん?魚。。。ないなぁ。
あっちも見て見よう。。
???
「おじさん。魚は?
魚の串焼きとかないの?」
「おいおい、あんた。何言ってるんだい。
魚なんて高級品。ここいらじゃ、扱ってないよ。」
「えー。だって、海はすぐそこよ。
魚取れるじゃん。」
「わかってないねぇ。あんた、内陸の人?
海は、危険で誰も出ないよ。
魚が捕まえられる訳ないだろ。」
おじさん、呆れ顔。
むー。
「じゃあ、売ってる魚は、どうやって獲ってるの?」
「そりゃもちろん、浜辺に打ち上げられたまだ生きてる魚を捕まえる。滅多に生きたままは、捕まらないから高級品なんだよ。」
えー。打ち上げられた魚?
そりゃ、高級になるわ。
「じゃ、おじさん。釣竿で釣ればいいんじゃね?」
「はー?釣り。。釣りって何だ?」
「えー。釣り知らないの?」
ドルタンドのため息。
「圭。釣りと言う言葉がないわい。さて、釣りとやらをゆっくりあそこのお茶屋で聞くかの。」
近くのお茶屋で説明中。
釣竿も知らないから、竹竿の釣竿や。
(しなりの重要性を特に熱弁した。)
テグスも知らないから、糸の説明から。
耐水性とかの説明が難しい。
あと釣り針。返しのあるものを説明中。
ないのは、腕前がいるからね。
いや〜、ここまで言うと分かるかな。
俺、釣り得意よ。
近くの海釣りしてたからね。
タモとかもほしいなぁ。
ゴカイ(餌)はないかぁ。
結局、買い食いならぬ、道具屋へ直行中。
もちろん、その前にこの国の食材探し協会へ寄りました。
道具屋を紹介してもらった。
「圭。取り敢えず城へ戻ろう。
道具屋もすぐには、無理じゃろ。」
城へ帰ると様子が変。
兵士達がバタバタして騒いでるよ。
「おーい。お帰りになったぞ。
お連れせよ。」
何?俺?どこへ?
連れて行かれたのは、俺達用の部屋の前。
何?
「ブーーーー!」
おや、ピー子か?騒いでるなぁ。
「ヒュー。どうしたの?」
扉の前に沢山の兵士とヒューとブナンベルトがいた。
よく見ると、部屋の奥で『森の一族』の人達が兵士に囲まれている。
でも、兵士さん倒れてる人も多い。
で、『森の一族』を守るようにピー子がいた。
。。。
「ヒュー。何で兵士さんが取り囲んでるの?」
。。。
「申し訳ございません。私の一存でこの者たちを捕らえよと命令したところ、魔獣ブゼルに魔術を発せられこの様な有様に。」
苦々しい声でブナンベルトが言う。
「ヒュー。。。」
酷いな。約束してのは嘘?
この人たちを調べてるって。待ってくれって。
「苦い歴史が、彼にこの様な行動を取らせたのだ。。いや、全部いい訳だな。」
ヒューが土下座する。
「申し訳ない。恩ある圭達に嘘をつく事になり、なんとも申し開きできぬ。
だが、今一度チャンスをくれないか?必ず、道を見つけてみせる。」
。。。
「圭。ワシからも頼もう。ヒューはのう。嘘をついて小細工する様な男ではない。
ブナンベルトは。。。あまりに苦い過去が暴走をさせたのであろう。のう、ブナンベルト。」
「申し訳ございません。我が王に、この様なマネをさせまして不徳の致すところ。
職を辞して、処分を待つ事に致します。」
えー。もう大事になって。
「やめ。ピー子。もう終わり。
俺、来たから大丈夫、兵士さん達許してあげて。
みなさんも良いよね。王様まで謝ったんだから。」
「もちろんです。これまでを思えば、恵まれております。」
良かった。兵士さん達もしばらくしたら、元気になりました。
結局、誰もお咎めなし。
ただし、ヒューの厳命で手出し無用となりました。
良かった。
それから、場所を変えて今日の城下町の出来事をヒューに報告。
特に俺は、釣竿の話をしたかったから、熱弁中。
ヒューは、やっと笑顔で聞いてくれた。
特に、釣竿に興味津々だったよ。
あー、早く出来ないかなぁ。
釣竿出来たら、俺も、釣りするぞー。
久々に腕前を披露だー。




