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ネガティブな俺、異世界転生して食通になる  作者: ちかず
第2章 キーナン国
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少年現る

「急げ。ここからなら近道だから待ち合うはずだ。さぁ、頑張って。」

話しかけられた少年は、痩せた頬を赤らめ、息を弾ませて進む。

ボロボロの靴を一歩一歩前に進めて。

だが、彼の目には希望の光が見えていた。



温泉街に向かって細い山道進んでます。

時折出る鼻唄とか、勘弁してね。

ナリーナ!そんなに見ちゃダメ。

ヘタなのは、クラスの女子に死ぬほど言われて知ってます。。。。。


馬車もどきの進む後には、小さな花々が咲き乱れていた。まるで道しるべみたいに。。。

そして、それを頼りに道を急ぐ人間達がいた。


ラーバンは、温泉街からかなり離れていたから、二、三日掛かるから、今日は、ここで野宿だって。

おーし!久しぶりに食材探ししよう!

まだまだ、ラーメンの為に探す物があるからな!

それは。。。小麦だ。

小麦があれば。。。

ラーメン!

うどん!

スパゲティ!

そして。。。パン。

夢は、広がるよー!


食材には、ピー子も付いてくる。

あれから、何度もピー子を見てもいつも通り。

あれは、夢なのか??

ないなぁ。。。

この森は大木だらけで、キノコくらいしかない。

仕方なく、戻ろうとしたらヘルベルトの大声が聞こえる。

「何者!」

びっくりして、俺達は走り出した。

ヘルベルトが大声なんて!

何があったんだろう。。。

走り寄ると、皆んなの姿が見えてきた。

俺の左右は、メルビスとマーリエが護衛としているから、ちょっと強気で飛び出した。

ん?んん?

みんなに取り囲まれている、この集団どしたの?

ボロボロ過ぎる。

小さい子もいるじゃん。

「圭、下がれ!」

おや、またヘルベルトの大声。

危険なの?

「圭。この者達は、『呪術師』の一団。

この世界を狂わせる者として皆から危険とされておる。呪術は、人の心を操る力を指すでの。」

ドルタンド。マジ?

や、ヤバいよ。催眠術なの?

「安心せい。この者達に対抗して出来た防御の武器がある。何も出来まい。

したが、お前たち。一体、何の目的だ。

まだ、生き残りがおったとは。驚きじゃな。」

おー良かった。

俺って、テレビ見てるだけで、催眠術とか掛かりそうだからね。

だけど、どうやって『呪術師』って、見分けてるのかな?

だって、見た目に違い見つからないし。

「圭、『呪術師』達は揃いの腕輪を必ずしている。

それが目安だ。

ほら、あの模様のある腕輪だ。あの模様に呪術の意味が込められている。」

た、確かに。

「違うんです。呪術師の本当の意味は、違うんです。だから、僕らはあなたの噂を聞いて。」

少年が縋るように言いかけたけど。

「噂をどこで聞いた!やはり、圭が狙いか!」

ヘルベルトが怒鳴る。怖いよ。

でも、俺の為?

少年が震え上がる。

トトトト、おや、ピー子が少年に擦り寄る。

何か言いたそうだな。。

「ピー子、どした?この子の話を聞けって事?」

「ピー。」

おっ、返事した?

俺は、一歩進んで少年に近づくと持っていたお握りを渡した。(お握りは、オヤツ用。隠してないから。)

なにせ、痩せてるからね。

少年は、俺をじっと見上げた後、もの凄い勢いで食べ始めた。

やっぱり、お腹すいてたね。

やがて、少年がゆっくり話し始めた。

「僕らは本当は、違う名前の一族なんです。

『森の一族』と昔は、言われてました。

少数の一族で、魔獣から身を守る為にこの腕輪を作り出したのです。なのに、知らない人達が来て僕らから、この呪術を奪っていきました。

それから、沢山沢山、僕らの呪術を使って悪い事をしました。そして全員が捕まった。

それから、僕らは彼等と同じと思われ、捕まり、居場所をなくして。。。

でも、もしかしたら異邦人のあなたならと思って。」

「なぜ、圭だと大丈夫と思ったのだ?」

と、ドルタンド。

「それは、僕が森の動物たちと話が出来るから。

動物たちが、あなたは違うと。」

おっ。ドリトル先生か?

しかし、深刻な話だな。俺にどーすりゃいいの?

ピー子!お前、何か知ってるな?

あー、どーすりゃんだ??ピー子?

「ピー。」

うん?ピー子の方に何かある。

近寄ると小さな小人が少年の肩にいる。

<私が分かるの?>

俺は、頷いた。

<私は、精霊。森の木々の精霊。>

精霊の話は。。。


この子達の祖先が森の為に尽くした。

感謝した精霊達は、ご先祖に呪術を与えてた。

魔獣から、身を守るために。

だけど、その呪術が元で困ったことがになって焦ったらしい。

だから、この少年に加護を与えて側にいると。。。。



もちろん、みんなに話した。

でも、見えないし、聞こえないらしい皆んなは納得しない。ベルでも、見えないらしい。。

うーむ。

「ピー」ピー子が鳴く。

そうか!魔力を上げれば。。。

。。。!

歌か?

あー、また?

ヘタな歌をこの雰囲気の中で?

えーー。

少年のつぶらな目。

。。。やる。やります。。。

もう、ヤケクソだー!

俺、アニソン歌唱中。

♪♪♪♪♪♪〜

やりました。

精霊は、子供くらいの大きさになって現れた。

精霊から、直に話を聞くうち、皆んなの警戒心が少し緩まる。

この世界の精霊。。スゲー。

一発です!


まだまだ、本当の信頼にならないみたいだけど、取り敢えず夕食。

もちろん、ボロボロの人にも。


精霊の話の最後に少年の言った言葉が、皆んなを悩ませてる。

「森の精霊が減り始めてます。この世界の精霊界に何かが起こってます。」

もう、何が始まるの?



俺は、ラーメン食べたいだけなのにー!






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