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ネガティブな俺、異世界転生して食通になる  作者: ちかず
第2章 キーナン国
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役人?ヒュー登場!

村長と俺たち、ただ今相談中。

「で、マルマーサはやっぱ高い山だから、捕まえるのが難しいのかな?」

俺が聞いた。

ララパンって、強敵らしくマルマーサの捕獲作戦に決まったんだけど、大変みたい。

マルマーサはとにかく、辺鄙な山にいて、その上滅多に姿を見ないらしい。

怖がりなんだってさ。

あー、俺!気づいてると思うけど、インドア派です!

通じないと思うけど、言いたい!

高い山。。。登山って、高校2年の時の筑波山以来だよ!

それも、途中からロープウェイでしたから!

トントン。

「村長、役所の方が見えました。」

おや、役所?おー、キーナンの国の役人さんか?

「お通ししなさい。」

入って来たのは、金髪のイケメン!

ちょっと見ない程の精悍なイケメン!

滅びよ!イケメン!

あっ、本音が。。。

「これは、また奇異な場所で出会いますなぁ。」

あれ、ドルタンドのお知り合い?

へー、さすがドルタンド!キーナンの役人さんとも面識が!

「これはこれは、ドルタンド様ではございませんか。お久しぶりでございます。

この度は、我が国民がお世話になりまして。」

役所さん、我が国民がって。。。

すごいね、やる気満々なのかな?

「しかし、貴方がおいでになる事を良くブナンベルト殿が許されましたなぁ。

もしや、また悪いクセをお出しでは?」

どんな知り合い?仲良しなのかな?

お、金髪イケメンが、俺の方見た。

「こちらが圭殿ですかな。初めまして。

私の名は、ヒューと申します。お見知り置きを。」

貴族の挨拶か!あんまり丁寧は、ツライ。

「は、初めまして。な、な、中村 圭です。」

噛みました。やっぱりね。

「圭、心配せずとも大丈夫だわい。ただの役人だからのう。のう、ヒュー殿?」

「ただの」の言い方、変だよ。ドルタンド!

役人さんが怒ったら牢屋だよ。

俺、もうヤダからね!


その後、役人さんもマルマーサ捕獲作戦に参加したいと言い出し、今、揉めてます。

「お、いえヒュー様。役人の身分では、捕獲作戦に参加する必要がないのでは?」

ゼッヘル、さすがに役人に気を遣ってるね。

「おお、これはゼッヘル殿。お久しぶりでございますなぁ。私は、役人ならばこそ行くべきと考えております。ご承知置き下さい。」

おや、ゼッヘルの顔色悪いね。

昨日のララパンの影響か?

「では、ヒュー殿も共に参りましょう。

土地勘のある方がいた方がいいですから。

ヒュー殿、よろしくお願いします。」

ヘルベルトの決断。


西の方に高い山があり、そこでマルマーサを見た人がいるらしい。

取り敢えず、役人さん達が食糧提供してくれたので、安心して出掛けられる。

留守番組みは、

ナリーナ

マーリエ

マリン

ベル

そして、当然フー

の五人。マーリエが留守番組みの護衛になる。

他の役人の人達もいて、村を守ってくれるらしい。安心。

西の山まで、往復3日の距離。

マルマーサ待ってろよ!



「一体何事なのですか?貴方様自らおいでになるとは。ドルタンド様には気づいておられます。

宰相閣下の怒り顔が見えるようです。」

「ゼッヘル、煩い。ドルタンド殿なら、バラす事などせん。面白がっておられるだけよ。ふふふ、久しぶりに血が騒ぐわ。」

ゼッヘルが頭を抱える。

誰も止められない。

それは、ゼッヘルにも良く分かってはいたが。。。



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