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ネガティブな俺、異世界転生して食通になる  作者: ちかず
第1章 サラディーナ国
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米ー、騒動。

ただいま、もう大騒ぎ中〜!!

「米」「米」!!!

急ぎで帰って叫んだら。。。引かれた。。。


そこで実物をご披露。どーだい。

あれ、なんでポカーンとなるの?

ククククッと笑い声がするし。


「圭殿、これは店主にやられましたな。

このペユという植物はキーナンの国の物なのです。

ただ、人間は食べません。

家畜の餌用なのです。

ククククッ。」

そこ!息が苦しくなるまで笑うなー。

。。

家畜の餌とか。。。

この世界人は、バカなの!

こんなに美味しいのになぁ。

そー言えば、これ籾殻付きじゃん!

そうだよ。脱穀!

これがないから、餌とか言われるんだよー!!

「米」の凄さを俺が今から。。へへへ。


えーと、小学校の頃確か。。。


「これはね。籾殻が付いているからなんだ。

脱穀すりゃいいんじゃん。

やり方は、まずは、すり鉢とスリコギがいるんだけど。。。」

また、ポカーンか。

脱穀から説明か?

。。

そこで俺は、得意の絵を描きました。

せ、説明下手だからじゃないから!

こんな道具っと。。やり方は。。。


はい!一発でした!

その後、すり鉢探し中。

そしたら、フーさんがどこからか似たようなものを持ってきた。


「庭師の使う道具です。薬草をすり潰す際の道具ですが役に立ちますか?」

良い人だ。助かった。

またまた、移動。庭で脱穀です。

すぐに疲れた俺に変わって、護衛の皆んなが手伝ってくれた。ナリーナとチビさん達も興味津々で見てる。

まぁ、待ってろ。上手い握り飯食わせてやるからな!

脱穀したら籾殻を飛ばす。


すんごく軽いから大きなザルに入れてバサバサ上下に飛ばすと玄米だけ残る。

今度は、玄米を精米。

確か。。。瓶の中に入れてコツコツやってたなぁ、と。

これは調理場にありました。

それぞれ瓶持ってコツコツ。



見てください!

ピカピカ光る、『白米様』です!!



「圭、何だかめちゃくちゃ嬉しいそうだな。

これが異邦人の食べ物なのか。」

ヘルベルトが不思議そう。


白米を研いで炊く。

はーい、これまた絵で、説明。


調理場のヒゲのおじさんに頼む。

怖い人相間違いなしだけど、気さくにやってくれた。俺、カップラーメンしか作れないから。

助かる〜。

興味津々で楽しそうにやってる。

で、俺は炊けるまでに、これが日本人の主食でどんなおかずにも合うと熱弁を振るった。

広めるぜー、米。

どこでも売ってくれないと脱穀とかハードだしな。

炊けましたー、熱々を塩をまぶした手の上に乗せて握る。あっつー。

はい、無理!!!母ちゃんどうやってたの?

すると、分厚い手のヒゲのおじさんがやってくれました。


出来たーー!!!


皿に並んだ握り飯を頬張る。

うっまーーーーーー!!!!!


皆んなも不安げに食べ出した。


「上手いぞ、こりゃなんじゃ。

圭、恐ろしく上手い。」

ドルタンドのびっくり顔、頂きました!


「美味しいわ。貴方達も食べてご覧なさい。」

ナリーナが子供達に勧める。

おー、皆んなで頬張る景色、いいねー。

大満足のランチだ。


その後、買い物はやめた。

ナリーナが話しがあるって言うから。

何だろう?食材の話しと毒舌以外喋んないからなぁ。



ーゼッヘルー

あの方のおっしゃる通りだ。

ペユにこんな食べ方があったなんて。。。

必ずや、指令を実行せねば。

必ずや。。。。。


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