お頭に就任です!
ドンドン。
扉を叩く音が、段々大きくなってくる。
うー、ど、どうすれば。。。
はい。悩みは解決!
なぜなら、破って入ってきたからでした〜。
ありえねー。マジか。
二人組の冒険者?
ひとりは黒髪で背中には大きな剣を下げてる。
片目の大男。
もひとりの金髪のイケメンは、ちょっと怪しい。
だって、首から数珠っぽい何かを下げて、更にアラビアンナイフが腰に。
強盗なのかー?
あんまり睨まれてないけど、命の危険のような。。。どーする?こういう時は、金的狙いか!
また、迷ったのは一瞬でしたー。
なぜか、土下座中。。。
「お願いします。子分にして下さい。」金髪イケメンが言う。
昆布??。。。いや、子分か?
怒涛の状況に聞き間違いかな?
「お頭、頼んます。俺達食いあぐねて、もう3日も何も食べてません。
何でもします!お頭を見込んで。」
のところでストップー!
はい!ナイスタイミングです。頼りになるヘルベルトとドルタンドが帰宅。
怒髪天の二人誕生!
「こっちに来い。支部長のところに突き出す。」
地の底の声がする。怖いよ、ヘルベルト。
マジ切れじゃん。
首根っこ持つってこうやるのね〜なんて呑気なこと言ってる場合じゃない!絞め技決まってます。
強盗、顔色が。。。
「ありあんな。食材探し協会で人の部屋に勝手に押し入るなぞ、前代未聞じゃ!馬鹿もんが!」
怒鳴ってる場合じゃない!顔色。。やばいし!
「や、やめなよ。マジで死ぬって。俺、何もされてないから。」
ちょっと残念そうにヘルベルトさんは、魔法で二人を押さえつける作戦に変更中。なぜ、残念そう?
「お頭!」
二人の声が揃う。おっ、元気になったな。
「まだ言うか!」ヘルベルト、また顔が般若だよ。俺、オカルトさっぱりだからやめて。
「腹が。。。」
あれ、片目の大男倒れたよ。
3日かぁ。そうだよな。気絶するよ。
!
そうだ、食べかけの芋やろう。
名案、名案。
「ほら、食べろよ。塩味で美味いよ。」
差し出した芋に気絶したはずの大男食いつく。
あれ、金髪イケメンもか。すっげー勢い。
「「はー。」」
あれ、後ろからため息のダブル奏が。
「まあ、圭なら仕方ない。」と、ドルタンドさん。
何?そのなんかダメ男発言。俺芋食わしだけじゃん。
「はー。」ヘルベルトのすっげー深いため息。
やめろよ。この雰囲気。
俺、悪くない!
ドルタンドさんから説明中!
「圭、この世界の約束じゃ。
飯を奢る。。その事は、許しを意味する。
ま、早く言えば子分決定じゃな。
もう、こやつらを突き出せん。残念。」
えー。知らないから。
バカな子じゃないから。俺!子分って何?
ヘルベルトーあたま抱えるな!
「命の恩人です。
お頭、どこまでもついて行きます。」
二人の嬉しそうな声だけが部屋に響いた。
こうして、俺、お頭に就任した!




