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ネガティブな俺、異世界転生して食通になる  作者: ちかず
第6章 精霊界の謎
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ドルタンドの決意!

「いるんだろ。出て来てくれ。」

相手の性格を考えれば、わしが来るのは分かっていたはずだ。

それでも、やっぱり姿を一度は隠す所など全く変わっておらんな。


「待っていたわ。ドルタンド。

今日こそ、良い返事が貰えるかしら。」

エミリアの嬉しそうな顔が、予想通り待ち構えてたと知る。


「いや、予想外の返事じゃよ。

エミリア。神と交代してこの世界の監視者になるのはゴメンだ。

それは即、君の消滅を意味する。

受け入れられない。」


「やっぱりそうなの。

なら、なぜ来たの?

その答えは、幾度も貰ったわ。」


思い切って言う。。。


「エミリアよ。好きだ、結婚して欲しい。

かなりのジジイで申し訳ないが、君を諦められない。」


久しぶりに見たエミリアのキョトンとした顔だ。

珍しい素顔に、期待がこみ上げる。


「まあ、本当に予想外だったわ。

まさかの、答えね。

でも、私は無理よ。ここから離れる事もとかの流れから忘れられた存在だもの。」


わしは首を横に振る。

「いや、わしは圭と共にあって気づいた。

何事も道を開く時は、信じる事が大切なのだ。

だから、ワシはこの世界の神に祈る。

エミリアは、十分に監視者の役目を果たしました。どうか、この世界に今一度チャンスを下さい。監視者の要らぬ世界となりましょう。」



静まり返ったまま、幾ばくかのときが流れた。

しかし、なにも起きない。


エミリアも寂しそうに笑うだけだ。


いったい何が足りないのか。


「ワシも全力で、食材探し今日の会長となり働きます。どうか。」


しかし、状況は変わらない。


「諦めて。ドルタンドの気持ちは嬉しかったわ。

私も、一瞬信じそうになるくらい。

幸せな未来を、見せてくれてありがとう。」



その時!光が部屋中に溢れた。


「愚かなエミリアよ。

ドルタンドの覚悟も分からぬお前には、もう監視者の役目はさせられぬ。

だが、同時に永らくこの世界に尽力したのも、また事実。

よって、褒美を与えよう。

末永く、幸せにな。

圭によしなに。」



光が消えて、部屋は元通りだ。


「ま、まさか。。

本当に私は、ただの人間なのね。。

あー。」


エミリアは、その場で泣き崩れた。

静かにその肩を抱き寄せた。


しばらくして、エミリアがぽそっと呟いた。


「ドルタンド。貴方、若返ったわよ。

ふふふ。

これがご褒美なのね。


いいわ。結婚しましょう。」



あまりの事に、最後にワシが固まった。



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