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ネガティブな俺、異世界転生して食通になる  作者: ちかず
第1章 サラディーナ国
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食材探し、始めの一歩

「とりあえず、近くの小さい山へ行こう。」

ヘルベルトの一言で「よし、やるぞ。」と俺。

。。。

舐めてました。

冒険って言葉。。。

でも、小さい山って言ったよね。

醤油とか味噌の為に、マメ科の植物探すつもりが。。。。

はい、俺の足にマメ出来ました。

ギャグじゃないから。

ほんと、もう超痛いし。

ふー。

ヘルベルトは、全く変わりなく歩いてる。

昔冒険者をやってたって。何でも食材冒険者。

何それ?と聞いたら、ヘルベルトは

「この世界では、美味いものは必ず危険な場所にある。」と。

危険。。。やな予感のみ。。。


正直、大変です!

俺の中ではアルプスぐらいの大変さだよ。

歩くだけでやっとなのに。。

コンピュータが邪魔ばっかするしさぁ。


【サルサボ、発見。食用、実を絞れば油として使える。芳ばしい香りがある。】


【カーナン、発見。食用、葉を蒸して熟成させるとお茶として飲用可能。味は苦味が強い。】


【ララン、発見。食用、根に食用部分あり。

1日水につけて、アク抜きして食す。甘みがあり芋科の植物の一種。】


マジかぁ。

俺の口は、相変わらず情報公開中。

しかも、その度に、ヘルベルトがちょー興奮する。

どれも、知られざる食用の植物らしい。

でも、この行軍の目標はマメ科のはず。。。


3時間くらい歩いて、結局俺がギブアップ!

帰りは最後、ヘルベルトにおんぶされて帰宅。

うーっ。情け無い!!!

俺、そりゃちょっとバカだけど、現役高校生よ。

18歳よ。

「俺は、冒険者としてかなり上位なランクなんだから、お前と違っても仕方ない。

だが、収穫は多いにあった。最近、植物や魔獣に異変が多く食材があまりに乏しいので今回の発見は有り難い。明日は、これらを使って久しぶりに店を開くよ。手伝ってくれ。」

拗ねてた俺は、少しあっち向きながら「いいけど。」と答えた。

ヘルベルト家に居候している身分だし。

恩は返す男よ、俺りゃ。


その夜は壺型のお風呂もどきに入れて貰えるめちゃテンション上がる事もあったけど、クタクタ過ぎてすぐ寝た。


朝、結構早起きしたけどもうヘルベルトは台所にいた。

昨日のうちにラランをつけてたから、それの皮を剥いて、茹でて潰してサルサボの油で揚げるらしい。

えっ、もしかして、それコロッケもどき?

やったー、きました!

めちゃめちゃ楽しみ。

ララン潰すのは俺もお手伝い。

カーナンは奥さんの担当らしい。ちょっと手間だから時間もかかる。あー、緑茶飲みたい。

俺、結構好きでいつも自販機は緑茶派だったからなぁ。


パパッと朝飯食べて、店開店!

まさかの屋台です。

ちょっと興奮。俺も呼び込みするよー!


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