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ネガティブな俺、異世界転生して食通になる  作者: ちかず
第4章 ドワーフの国
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幻術の中の戦いーララド再びー

森で自分を鍛えよう!

いや、今日の標語じゃないから。

俺の独り言なの!


あれから、マゼンと別れてエルフの国境に向かってる。

てるけど。。。難問にほぼ、立ち止まってます!



「エルフの国は、鎖国してるぜ。

まあ、誰も入れまい。たとえハーフエルフでもな。」

とか、アッサリ言うマゼン。

ドワーフの感覚謎だわ。ふー。

日本酒は、もうあげない。って言った時はあんなに嘆いたのに。。ぶー。

持ってきた半分も飲んだくせに!



と、言うわけで森の一択よ。

え?ドルタンド達には、もちろん秘密。

いや、最近メルビスがそりゃしつこく「何処へ」って聞くから。。ふー。

まぁ、2日前に森で魔獣に追いかけられたからかなぁ。それとも。。。ドワーフの街で迷子になって警察もどきに連行されたからかなぁ。


そんな時は、座禅でしょ。

夏休みに高野山でやったら、

友達と「何か悟り開けたよな。」って言って充実した日々があるし。


ここいらの森は、魔獣がいないらしい。

エルフの国境近くは、魔獣もいないんだって。

さすがエルフ。

た、楽しみ。。。

いや、期待とか違うから!

煩悩退散とかじゃないよ!



森は静かだ。

不思議に、鳥の羽音すらない。

ん?

風もない。

?

虫とかは?

。。。

ここ。。変じゃない?

なんでみんな気がつかないんだ?

ドルタンドが気がつかないなんて。。変だよ。

「圭様。ここで何を?」

見つかったーー!!やば〜。

「いや。精神修行だよ。」

「ドルタンド様に言ってきたのですか?

それに、あの獣たちもいない。

大丈夫ですか?」

もう、ロッソの心配性!

。。。?

あれ?(あの獣たち。。)

そんな言い方。。ロッソがしたか?

振り向いてロッソを見て、何か毛穴が開く。

「圭様。では私と一緒に行きましょう。

こんな、人間たちとでなく。。」

。。。

もう、俺!

サブイボだらけです!

誰?あんた!

「なんだ?もう愚かな人族の真似はしまいか!

取り敢えず、お前を連れて来いと命令なんだ。

来い!!」

痛っー!!

腕が。。掴む力が強過ぎて骨が軋む。

そんな俺を、不気味なロッソもどきが引きずって行く。

て、抵抗も出来ない。

ピー子!パオ!

。。、

ダメかぁ。もう、打つ手がないじゃん!

「誰だ!」

その時、何処からか刃物が飛んで来た。

「俺の偽物とか、マジあり得ない。

そんなんで、圭様を連れ去られる訳にはいかないね!」

「人間如きが!!

なぜだ?我が幻術を逃れるとは。、」

「俺は、特異体質なんだ。

幻術とか、それ系の薬物なんか何も効かない。

圭様は、返してもらうぜ。」


俺を取り返した後の戦いは、ロッソが押されがちに見える。

もしかして、俺のせい?

俺を庇いながらの戦いは、不気味なロッソの繰り出す魔術にロッソの防戦一方となる。

しかも、奴は何処からか暗器を出して狙って来る。

あ、ロッソの右肩にひとつ当たった!

バッと噴き出る血にビビる俺。

立ち止まってしまい、更にロッソに攻撃が当たる。

今度は、脇腹と右足。

ロッソは、変わる事なく戦ってるけど不利なのは俺でも分かる!

。。俺。。2匹のいない俺の出来る事とか。。

何も思いつかない。

いや、たぶん無い。

ロッソ。やられちゃうよ。

俺。。。


俺を背に庇いながらの戦いは、とうとうロッソに膝をつかせた!!

「ロッソ。」

「まだまだですよ。圭様、

これからが本番なんですから、」

血の気を失った顔色で、ニヤリと笑うロッソ。、

。。。本当にどうしたら。。

泣きそうな俺を庇いながら、また立ち上がったロッソの苦しい戦いは続く。。持たない。。。

このままでは。。


ロッソ!!

ふらりとロッソの身体が倒れ落ちた。

ロッソに駆け寄る。

全身から血を流してる。

ロッソ。ロッソ。だめだよ。

ロッソー!

俺は、ただただ

敵の笑い声を聞きながら、叫んだ!

「誰か!助けてくれーー!!」


すると。。

ガサゴソ、ガサゴソ。。。

何処からともなく、魔獣ララドがやって来た。

ガサゴソ、ガサゴソ。。

360度あちこちから、集まる。

「ははは。助けはこれか!

このチンケな人間とこのチンケな魔獣。。

こんな奴を連れて行くのは、本当に馬鹿らしい。」


敵は笑ってるけど、ララド達はまだまだ集結する。俺たちの周りだけじゃない!

たぶん、森全部にびっしりと。


「な、なんだ?

くっつくな!このー!」

敵の炎の魔術もなぜかララドに効かない。

いつしか、敵はララドに覆われた。


「ララド!ありがとう。ロッソを運んで!」

俺の頼みをララドは、全員で頷いて理解する。

ララドに連れられ野営地に戻る。

ドルタンド達が駆けつけて、事情を説明した。

その間にも、手当の為ロッソは運ばれる。

ララド達は、俺の前に集まる。

??

何か言いたそう。。な。。。

先頭のララド達が草を差し出す。

「ありがとう。 今日は、本当にありがとう。」

俺の嬉し涙を浴びて、ララドが踊る。

不思議な光景は、でもやっとホッとする光景だ。


その後、あの草は、万能薬の一種と分かりロッソはすぐに回復した。

敵は。。。姿が消えてた。


逃げたか。。それとも。。。

ララド達は、もう何処かへ消えた後だ。



ヘルベルトは、今回はお説教無し。

どうも、幻術に自分達も掛かっていたからショックだったみたいだ。



今度ララドに会ったら、秘蔵の酒コレクションをやろうと決心した。


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