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フトゥルム  作者: MG
16/16

ファルスス計画阻止作戦計画委員会

 「では、第一回ファルスス計画阻止作戦防止委員会、特別会議をはじめます」


 サクラが真剣な面持ちで宣言した。


 「では、役割を


 作戦最高権限者権委員長   サクラ


 科学分野長         ヴェレナ


 冒険者視点者        フォス エド


 証言者           アキ


 っていう感じでいいかな?」


 サクラさん、GJ

 いや〜、私が人をまとめるとかできなさそうだからと言って、指揮だけをさせてくれるのはありがたいっす。あ〜でも結局人前に出そうだな……

 そうだ!伝達事項はフォスに任せよう。


 「あの〜サクラさん。発言よろしいです?」


 アキが手を挙げていった。


 「なんだ?」


 「僕って、この場にいていいんですか?」


 「むしろいて欲しいな。なぜって、君しかファルススについてのの手がかりがないからな」


 「わあ〜、私ね。こういう会議初めて!憧れてたんだ〜」


 「フォス……落ちつて」


 私は、干し芋片手に、フォスを落ち着かせる。

 やっぱこの干し芋うまいな


 「ルプスルチスの2人は一旦落ち着け、食うのをやめろ」


 「ええ〜」


 「あの〜私、研究所に戻って、実験の続きしないと、半年の努力が水の泡になるのですが……」


 「半年の実験と、二年間行方不明の兄。どっちが大切なの?」


 「ええっと……」


 わちゃわちゃわちゃ


  CHAOS(カオス)

 ま、そうなると思っていたがな

 やっぱ干し芋うまいな。


 「とにかく、さっさと、会議を始めるよ。

 今回は、ファルススの計画を再確認するよ。ヴェレナ説明を」


 「はい、では簡潔に……」


 ファルススの計画(というか、経緯)


・ファスススの幼馴染であるサクラは病弱だったため、その体を治すためにヴェレナと共に研究を開始


・研究中に、人間と魔物の遺伝子が同じことを発見


・さらに、人間と魔物の体内に魔力がためられている場所を発見

人間の場合は血液中に魔力が貯められている。魔物の場合は細胞内に魔力が貯められている


・魔物は、人間などより強い体を持ち、強い再生能力を持っている。このことをを利用して、人類進化のための研究を開始する


・しかし、それは人間の細胞内に魔力を注ぎ込むというものであり。非人道的とされ研究所を追放された。その後行方不明に(この出来事が二年前に起きた出来事)


 「ここからは、推測の話です」


・研究所追放後、サクラを救うという信念のもと研究に没頭


・その研究の副産物として人間、または動物を魔物化する薬を開発。


・その薬を用いて、サクラを魔物化して病弱な体を変える。


 「おそらく、これが兄さん…いや、ファルススの計画の全貌だと思います」


 んん〜、憎めないな。

 おそらく、ファルススは完璧な善意でやっていることで、その目的のためなら犠牲を厭わない。という強い意志を感じる。


 「なあ、ファスルルを完全に止めるのは難しいと思う」


 「なぜだ、エド」


 「ファルススには、サクラの身体を強くするという強い意志がある。だから、捕まえて、計画を阻止した。はいおしまい。っていうふうにならないと思う」


 「だろうな。私がその薬を飲むまで止まらなそうだな……」


 みんなが、どうやってファルススを止めようか悩んでいると、俯いて考えていたヴェレナが覚悟を決めたような顔していった。


 「サクラ。ファルススの身内としてお願いがあります」


 「ん?どうしたヴェレナ?」


 「はい。もし、もしですよ?もし、兄さんがその薬を飲んで、人ではなくなってしまったら……」




 殺してあげてください。




 その一言が、その場の空気を酷く凍らせた。

 その中で、ただ1人、ヴェレナだけが口を開く。


 「兄さんは、サクラを本当の妹のように思ってました。僕たちが、研究所に行くことになって、サクラにあまり会えなくなった時も、毎晩サクラのことを心配していました。

 

 研究所内では、外のことはあまり知ることはできません。なので、サクラが、とてもすごい冒険者になっている。なんてことは知りませんでした。おそらく兄さんは、まだサクラがまだ病弱だと思っていたんだと思います。なのでそのような研究を始めて、没頭したのでしょう。


 サクラが言ったとおり、サクラにその薬を飲ませないことには、兄さんは止まらないと思います。そして、兄さんが薬を飲んででもその薬を飲ませようとしたなら。


 サクラ、あなたの手で止めてあげてください。

 そうしないと、兄さんも安心できないでしょう」


 ヴェレナは、サクラに向かって微笑んだ。

 その笑顔はどうしようもなく泣きそうな、こっちまで泣きそうな微笑みだった。



 そんな時、急に魔話が鳴った。



 サクラが受話器を取る


 「もしもし?」


 『あ、サクラちゃん?久しぶりだね。五年ぶりかな?僕だよ、僕』



 ファルススだよ!



 私の耳には確かにそう聞こえた。

 部屋の緊張感が一気に高まった。


 「ええ、もちろん覚えているわ。何せ今、あなたの話題で持ちきりよ」


 『え、そうなの?いや〜僕もだいぶ有名人だな。ちなみに、プラス面で?それとも』


 「もちろん、マイナス面よ。というかなんで私がここにいるって知っているの?しかも、魔話番号まで?」


 『()()()が教えてくれたんだ〜。で、僕の用件なんだけど。』


 「多分今、あなたと同じことを考えてるわ」





 「『今、君に会えないかなって?』」





 ファルススとの全面対決が始まろうとしていた。

やべえ

話が破綻しそうでむっちゃこええ

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