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千の剣の物語 ~ 約束の剣 ~  作者: 鈴木しゅら
終章 闘いの舞台へ
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あとがき

 千年近く続いた聖地崩壊の序章となる物語、「約束の剣」はこれにて終了です。


 序章と言っても、そこから先の物語全てを書き切りたいつもりはあまりなく、ただフィオリトゥーラが剣闘士として舞台に立つこの物語を書きたかったことが第一で、ひとまず私の願望は達成できました。

 

 ゲームを始めたばかりの初心者からカンストレベルの古株までが、同じエンドコンテンツを楽しむことができ、闘技場の試合と地下の巨大ダンジョンという二つのコンテンツ以外では、ただ都市の住人として暮らす。

 本来であれば世界を構築するいくつものフィールドやダンジョンに割くべきリソースを、ひとつの都市とダンジョンだけに全て注げば、かなり濃密な世界を演出できるのではないか。

 そんなMMORPGをプレイしたいなあという妄想と、それとは別で考えていた、フィオリトゥーラというキャラクターが中世ヨーロッパ風の物語の中で活躍するイメージ。

 その二つが頭の中で融合した時、そのお話を自分で観たいなという欲求に駆られ、一晩かけて稚拙なプロットを書いてしまったのが運の尽きでした。

 そうして、私に唯一創作可能な「小説」という形を用いて、完成は厳しいだろうと思いながらも、一日30分程度の時間を使ったり使わなかったりしながら、2年以上かけてこの物語を書きあげました。


 しかし、ひとまず完遂したものの、私という読者のためだけに書かれた小説は、読者と作者があまりにも近すぎて、自身の理想に近づけたいという想いから、今度は終わりなき修正作業に入ってしまうことに……。

 これではいけないと、この作品から離れるきっかけとして、今回の投稿に至りました。

 流行りの傾向とはかけ離れた古臭さや出来などから、誰ひとりの目にも触れずに投稿を終える可能性も想像していましたが、幸いにもわずかながら読んでいただいた方はいらっしゃったようで、最後の見直しを行いながら投稿していく上での大変な励みとなりました。


 大枠である「千の剣の物語」については、剣儀祭を軸としたヴァレルや他剣位たちの話や、フィオリトゥーラとディルにとっての大きなターニングポイントとなる「魔剣」というタイトルの話、他にも、プレシャスが追い続ける最強にして最狂の修羅であるクヴァルシスなどなど、勝手に生まれてしまった構想(妄想)は沢山あるのですが、現実問題として、それらをこういった形で作品化できることはないかなとも思っています。(まあ私次第の話ですけど)


 かつて小説らしきものを一、二作書いたことのあった私ですが、当時の友人一名に読んでもらったのが関の山で、今回のネットへの投稿は思いがけず楽しい作業となりました。

 あらためてお礼を申し上げます。最後まで読んでいただいた方、本当にありがとうございました。

 願わくば、たった一人の方にでも、この物語が何かしら刺さってくれたなら。




 鈴木しゅら


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― 新着の感想 ―
[一言] 読み終わってしまいました。 もっと続いてほしくて『もうこの先は読めないのかぁ』という寂しさもあります。でも、一つの物語として綺麗にまとまっているのも確かだしとも思います。 一読者としてはとに…
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