傷跡
はい~皆さん!桜花こと作者ですお
今回はやたらと視点変更があります~
んでもって、やたらと長いです(笑)
あと今回、リクエスト?をいただき
クールダウンの方へと引っ張っていくつもりですが、あれ…?
なんかクールダウンどころかヒートアップしてね?
…
とりあえず!次回で無理やりにでもクールダウンさせます!今回は前置きです!はい!!
~ 守矢神社 最奥 夜(緋) ~
ここに来てから、どれほどの時間が経っただろうか…
はじめは博麗神社を救う為に集まって、博麗神社を脅かすの相手が守矢って事を知って驚き
自分は守矢との交流は高い方のはずだから…、きっと話せばわかってもらえると思ったから…
だからこうして、傷付きながらも守矢神社にやってきて
後は話し合うだけだった…、そのはずだった…。
だけど現実は違った
早苗、神奈子、諏訪子の三人の中で
もっとも立場が上である神奈子と話し合いをして
今やってる事は間違っている事だって…、気付いてほしかっただけなのに…
なのに…
「神が全ての種の頂点に立つのは当たり前の事!」
「そんな考えだから、集まる信仰も集まらないのですよ!!」
もっと話し合えば、こんな無駄な争いはしなくてすんだはずだった
けど…、一度高まった感情は抑えるには難しく
互いに自分達の考えをぶつけ合って、結局は力を行使している…。
人、妖、神
それぞれ種族や生き方は異なるけど
自分達は皆、平等に生きているはずなのに。
……
「久しぶりだね桜花」
守矢神社の最奥にある湖にて
本来、紅魔館の主であるはずの者と神が戦っていた。
激しい力と力のぶつかり合い
空は紅く染まり
湖は荒れ
風は暴風に
さらには、その二人の力の衝撃によって体を震わす者も現れる。
そんな二人の間に割って入るように現れたのが
「洩矢諏訪子…」
守矢神社のもう一人の神だ。
「まぁ…久しぶりと言っても何週間程度の間だけどね」
ニコニコと笑いながら言う諏訪子
しかし、その笑みもすぐに真剣な顔に変わり
「にしても…、その何週間の間に大分変わったねぇ…」
それもそのはず
早苗、神奈子、諏訪子の3人が知っている桜花は
まだ力が封印されている時のだ。
あの時でも、桜花自身は自覚してはいないが
少なからずとも、いくつかの力は目覚めていた。
とは言え、その時の桜花と
今こうして居る桜花の姿はまったくの別人…。
そんな心情はおかまいなしに桜花は
「洩矢諏訪子、あなたなら今のこの状況が理解出来ているはず」
「まぁ、だいたいね」
「それなら邪魔しないでいただきたい、そこに居る愚かな神には痛い目にあってもらわなければなりませんから」
そう言って神奈子に蒼空紅刀の刃を向ける桜花に対し、神奈子も身構える。
「ん~、桜花の気持ちはわかるからそうしてあげたいのは山々なんだけどね」
「邪魔をするのですか?なら…」
神奈子に向けられていた紅い刃を諏訪子に向け
敵意がこもった声で
「あなたも敵だ」
……
アリシア視点
今、私の目の前に二人の神が居る。
一人はさきほどまで戦っていた八坂神奈子
もう一人は今まで姿がなかった洩矢諏訪子だ。
とは言え、神である諏訪子なら
この状況がどうなっているのかわかっているはず。
そこで私は諏訪子に邪魔をするなと言った。
しかし諏訪子は…
「ん~、桜花の気持ちはわかるからそうしてあげたいのは山々なんだけどね」
と答えた。
この返事からして、どうやら見過ごしてはもらえないらしい
ならば私の敵だ
今の私は八坂神奈子と言う愚かな神を思い知らせてやろうと敵対していた
それを邪魔すると言うのなら!
「邪魔をするのですか?なら…」
右手に持っている蒼空紅刀の紅い刃を
神奈子から諏訪子へと向け
「あなたも敵だ」
敵意を込めて、諏訪子にあなたも敵だと伝える。
これに対して諏訪子は
「まぁ落ち着きなよ、悪いのは桜花もなんだよ?」
と、突然訳のわからない事を言い出す。
私も悪い…?
確かに力に対し、力でねじ伏せようとして話し合いもせず
無駄な争いをしてるのは悪い事なのだろう。
だがしかし、そんな事は今の私には関係ない
神奈子はやってはいけない事を…、早苗の心を傷付けた!
それだけ十分な理由になるはずだ!
それを邪魔するなんて!!
いや…、もはや理由なんていらない
敵を潰せればそれで…。
邪魔する者は全て破壊する。
私は、蒼空紅刀を居合いの構えで持ち
一気に諏訪子の懐に飛び込むように接近し
「諏訪子!」
諏訪子を斬ろうと、蒼空紅刀を勢いよく横から振るが
この攻撃は神奈子が間に入り、御柱で刀を止める。
「あっ…、桜花…、お前…」
「チッ!」
攻撃を防がれたアリシアはすぐに神奈子から離れ
次への攻撃態勢を整え
(次は確実に当てるッ!!)
再び神奈子と諏訪子へと向かって行く。
……
神奈子視点
「諏訪子!」
桜花が構えをとり、諏訪子へと行く一瞬の間に
私は諏訪子と桜花の間に入り
桜花の攻撃を防ぎ、私は桜花の異変に気付く。
「あっ…、桜花…、お前…」
「チッ!」
桜花は私から離れ、すぐに次への態勢を整える。
いや、そんな事よりもさっきのは…。
「やっと気付いたみたいだね神奈子」
どうやら諏訪子は既に桜花の異変に気付いていたらしく
私にやっと気付いたのかと言い寄ってくる。
で、桜花の異変なのだが
あれは恐らく…
「狂気に呑まれている」
そう…、私が桜花から感じた異変
それは桜花から感じていたものが突然得体の知れない何かに変わったこと。
つまりは狂気だ。
これまでに桜花は、私を許せないと…
早苗を思って、今まで私に怒りをぶつけてきていた。
その時点で、おそらく力は桜花を呑み始めていたのだろう。
桜花とぶつかり合っている内に、私はどこか…
桜花から感じるものが変わっていくのがわかった。
はじめはただの思いやりによる怒り
それがだんだんと
相手を破壊する、または相手を殺すと狂い始めた怒りだ。
それがさっきの攻撃でようやく確信した
今の桜花は私の知る…いや
私達の知る桜花ではない
まるで誰かが桜花を操っているみたいだ。
とりあえず、そうとわかれば!
「諏訪子!」
「わかってるよ!桜花を止めないと!!」
ただでさえ強い桜花が、狂気に呑まれてるとなれば
力の加減どころか、全ての力を持って迫ってくるだろう。
そうなれば私と諏訪子の二人でも分が悪い
もしかしたらここに居る桜花を除いた全員でもやばいかもしれない。
そんな相手だ…
どうやって止める?
「だがどうやって止める!?私と諏訪子の二人でも分が悪いよ!」
残念だが、今の私でも桜花を止める術はない
実際はあるが、もしかしたら桜花の命が消えるかもしれない。
さっきまでいろいろとあって、戦ってた相手だけど
あいつとはいろいろと付き合いも長いしね。
それに、謝らないといけないからね…。
私がそう考えていると
「やりたくないけど、賭けであれに触れるしかないね!」
あれに触れる…?
何を言って…!!まさか!?
「諏訪子!あんたまさか!!」
「そのまさかだよ!桜花を止めるには心の傷に触れるしかない!!」
……
「…あなた」
「ふむ…、どうやら呑まれてしまったみたいだな」
大きな屋根の下の広い間にて
紅い髪の男性と銀色の長い髪の女性が話している。
二人の会話は、まるで何かを見ながらの様に
何かを感じながらの様な会話。
そんな中、銀色の長い髪の女性は
「咲」
と、言う。
すると…
「およびで」
突然姿を現す黒い羽の生えた銀髪の女性
こちらの方はまるで咲夜みたいな女性だ。
そんな、咲と言う女性が現れたのを確認した銀色の長い髪の女性は
「時が来たわ、あの子と戦う覚悟をしておきなさい」
そう告げると咲は
「やはり…殺してしまうのですね…」
悲しそうな表情をしながら言う咲
「仕方のないことよ…、これも全てあの子の為」
銀色の長い髪の女性がそう言うと
「わかりました…、あちらへ行く準備をしてまいります」
そう言って姿をパッと消す咲
咲が居なくなった事を確認した銀色の長い髪は
「なんだか妙に落ち着いていない?」
と、隣で黙り込んでいる紅い髪の男性に喋りかける
「落ち着いてなどいないさ…」
「当たり前よね…大切な子をこれから殺しに行くって訳だしね」
銀色の長い髪の女性がそう言うと
再び黙り込む紅い髪の男性
「ねぇ…エカル」
「なんだ?」
「子を殺そうとする親なんて、周りから見たらどう思われるのかしら?」
「…シルヴィア、辛いのならここに居るといい」
「そうしたいけどアイツらがさせてくれないでしょ」
「ふっ…、そうだな」
二人の話の意味は一体…
そして、狂気に呑まれた桜花の運命は如何に。
今回はここまで!
次回はトラウマをえぐっちゃうぞ☆
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