向けられる狼の牙 後
前の続きで戦闘回です~
前回を反省に
今回は大人しい...はず
~紅魔館 昼後 庭~
アリシア視点
アリシア「ふんっ!」
ガキィン!
狼天狗A「そんな鈍らでは効きはしない!」
私の持つ刀は相手の持つ盾により折れてしまう。
チッ...
なかなかの硬度じゃないですか。
咲夜達と繰り広げていた弾幕に
私は飛び入り参加し
現在戦闘中である。
そして今
生成能力で生成した刀で攻めたものの...
刀の刃は見事に折れてしまった。
咲夜達が苦戦してた訳がわかりますよ
結構あの盾が邪魔くさいです。
さて...どうしたものか...
私がどうするかと考えていると
剣を持った狼天狗が
狼天狗A「何をしようともこの盾の前では無意味!そして受けてみよ!我等、狼天狗の牙を!!」
そう言って、手に持つ剣を私に振りかざしてくる。
私は狼天狗の攻撃を難なく避ける。
それにしても...
狼天狗A「はぁっ!」
ブン!ブン!
隙だらけな振り方ですね~
まぁそうしなくても隙だらけなんですが。
ちなみに私は
前回の天狗に結構してやられたのでね...
少し本気を出して戦っています。
ん~...こんなに力出さなくてもよかったかな。
狼天狗の攻撃は
私の目から見て、言わせてもらえば
スローモーションな攻撃だった。
言い換えれば私の能力で見えるだけです。
とまぁ...
これだけ隙だらけだし
無理に攻めずにカウンター入れますか。
狼天狗は当たりもしない剣を
ブンブン振り回す。
そして
次に振りかぶろうと
剣を大きく上にかざした瞬間
アリシア「遅い!」
がら空きになった右の横腹に蹴りを入れる。
狼天狗A「ぐあっ!」
狼天狗は私の蹴りを受けて吹き飛ぶ。
ありゃりゃ...
やっぱり力入れすぎてますね~。
まぁ...前回ボコボコにやられましたしね...
そのお返しの意味を込めてこのままで行きますか!
やられた狼天狗を見て、他の天狗達は
「よくも!」やら「やったなっ!」やら
仇討ちでもするかのように声をあげて
私に次々と襲いかかる。
数で攻めても無駄ですよ
なんせ...
アリシア「動きが見え見えなんですよ!!」
次々と迫り来る天狗と鴉妖怪を迎撃する。
カウンターが入れれる敵にはカウンターを入れ
入れにくい敵は受け流す。
カウンターを入れられる天狗達は次々と倒れていく。
鴉天狗A「ちょっと冗談じゃないわよ!」
狼天狗C「我等、誇り高き天狗がここまで押されるなんて!」
喧嘩売る相手を間違えたのが原因ですけどね
にしても、やっぱり数を揃えているだけあって
精神的にめんどくさくなってきました。
ここらで一気に崩しましょうか。
私はスペルカードを発動する。
アリシア「緋符「殲滅の羽」」
スペルカード発動後
私の背中に紅色の翼が生えるように出現し
その翼から数枚の羽が抜け、機器的な形に変わる。
アリシア「忠実な僕達よ、敵を殲滅しなさい!」
私の命令により
機器的な形へと変わった羽は
天狗達に弾幕を放ちながら向かって行く。
天狗達は
私の見慣れない攻撃に戸惑い、どう対処すればいいかもわからず
次々と羽達の弾幕に撃ち落されていく。
~それから3分後~
天狗達と鴉妖怪の数は一気に減り
もはや全滅も時間の問題となっていた。
アリシア「そろそろね...戻りなさい」
私の命令により
さきほどまで弾幕を展開していた羽達は
弾幕を止め、私の周りに戻ってきて停滞する。
僕を呼び戻し
様子見と言う形で、しばらく地面に倒れている天狗達を見ていた。
すると、狼天狗と鴉天狗達は
グググッと体を立ち上がらせてくる。
しかし、立ち上がるだけでも精一杯なのだろう
息は乱れて、痛む所に手を当てている。
やれやれ...根性はすごいですね。
以前の鴉天狗のように私は天狗達に告げる。
アリシア「今から大人しく退けば見逃します、ですが抵抗するようならば...」
私は殺気と威圧を混ぜて、「殺します」と言う。
天狗達は私の殺気と威圧を感じ
ブルブルと震えだす。
怖いのなら攻めてこなければいいものの...
さて...いつまでもブルブルと震えるだけで
動く気配すら見せないので
正直イライラしてきました。
再び、僕達に命令を下そうかと思い始めた瞬間
狼天狗G「全体、妖怪の山に退くぞ!」
と、撤退命令らしき声が上がった。
声が上がった後
天狗達は撤退を始める。
私は、天狗達の撤退する姿を視認し
周りに停滞させていた僕達を消した。
~天狗達が撤退を開始してから10分後~
紅魔館の庭から、天狗達の姿は消え
残ったのは紅魔館の住民だけとなった。
天狗達が退いた後
後方に下がっていた咲夜達が私に走り寄ってくる。
ちなみに、咲夜と天狗達の弾幕に途中参加した後
天狗達は私の姿見て
「最優先目標確認!!」とか「全力を上げて奴を捕らえろ!!」とか
なんか私だけを狙ってきたので咲夜達には下がってもらい
私一人対天狗達と言う展開になりました。
咲夜「アリシア様!」
一足先に私の傍まで来た咲夜は「お怪我はありませんか?」と
私に尋ねてくる。
アリシア「私は大丈夫です、それより咲夜達こそ怪我はありませんか?」
私は咲夜に返事した後
今度は逆に怪我がないか聞いてみる。
咲夜は、「よかった」と言ってから
「私達も誰一人怪我はありません」と答える。
うんうん!
誰も怪我がなくてよかったです!
私が心の中で
「誰一人怪我してなくて本当に良かった~」とホッとしていると
美鈴が遠慮気味に私と咲夜に声をかける。
美鈴「あ、あの~...」
咲夜「どうしたの?」
美鈴「あれ...どうしましょうか...?」
そう言って美鈴は
私と咲夜の後ろを指差す。
私は後ろを振り返る。
アリシア「あ~...」
そこに映ったのは弾幕により
デコボコと、荒れた庭が目に映る。
まぁ...あれだけやればね...
だけど心配はご無用!
こういった事にも対処出来る魔法を習得済みです!
私は荒れ果てた庭に魔法陣を開き
呪文を唱える。
すると、荒れ果てた庭は
みるみると元の姿に戻る。
パチュリー「そんな魔法まで覚えたの...?」
アリシア「私の容量に限界はありませんよ♪」
私はパチュリーより魔法を覚えるのが速く
さらに一度見た魔法は記憶しており
最初に見て覚えた魔法の後に
何十、何百との魔法を覚えても
最初に覚えた魔法を覚えているくらいだ。
つまりは例えどんな数の魔法を覚えようとも
一つも忘れずに覚えていられると言うことです。
ちなみに今使っている魔法は
「元に戻す魔法」です。
名の通り、壊れた物等を元に戻す魔法です。
実はこの魔法
結構重宝しています。
何故かって?
私の可愛い妹二人がたまに喧嘩するのですけど
その度に物が壊れるのでね...
まぁ...何はともあれ
ほい!庭を元に戻しましたよっと。
私が誰に向けて言ってるのかわからない説明をしながら
庭を元に戻していたら
あっと言う間に庭は元に戻った。
さてと...ん~...!!
疲れましたねぇ~
庭を元に戻した後
私はグッと背伸びする。
咲夜「そう言えばアリシア様、昼食はどうされますか?」
咲夜が私に昼食はどうするかと聞いてくる。
そう言えば何も食べてませんでしたね~...
私は咲夜に「じゃぁ、御願いします」と言う。
咲夜は「かしこまりました」と言って
頭を下げて一礼した後、紅魔館の中へと戻っていった。
美鈴「では私も持ち場に戻ります」
美鈴も持ち場に戻ると言って
紅魔館の門の前へと歩いて戻る。
パチュリー「こあ、私達も戻るわよ」
小悪魔「はいパチュリー様」
そう言って、パチュリーは館内へ戻っていく
小悪魔は、私にペコリと頭を下げ
一礼してからパチュリーの後に付いて行く。
妖精メイド達も持ち場へと戻っていった。
さて、咲夜が昼食を作ってくださっている間
私は暇なので、せっかくだからレミィの部屋にお邪魔しましょうか
私はレミィの部屋へと足を歩めた。
とりあえず完成~
少しはマシになったかな...?
次回は博麗神社に集合する前の御話となります~




