其々の道
街中が御祭り騒ぎの中、誰もが【深海の明星】の功績を称えている中、この男達は別の感情を抱いていた。
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【太道の虎】第1部隊
「チッ!このまま、独走させる訳ねぇだろ!!待ってろよ貴族の坊っちゃんよっ!!」
ジャバウォック
「行くのか?」
カルロス。
「あぁ、遂に完成した。待たせたなお前ら。」
「よし、行くか!!」
カルロス。
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【青空の龍】第1部隊
「行くのか?91Fに?」
総帥アンソニー。
「えぇ、今の俺達なら攻略出来ます!!」
デューク。
「間違いなく出来ます。連携面と火力と申し分無いです。」
ノルン。
「それに、深海にこのまま独走させる訳には行きませんからっ!!」
デューク。
「えぇ、デュークさんの言う通り独走をさせる訳には行きませんからっ!!」
ノルン。
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【桃色の獅子】
「ねぇアル君ッ!私達も95Fを攻略しようよ!!」
ルシェラ。
「そうだよ!アル!行こうぜっ!!」
シルフィード。
「何で、そんなに行きたいの?」
「「決まってるじゃない!!」」
「あの年増の勝ち誇った顔っ!!くぅームカつく!」ルシェラ。
「そうだよなっ!あのババア!!」
シルフィード。
「ねっ行こうよっ!アル君ッ!!」
ルシェラ。
「別に良いけど……」
「アルでも95は厳しい感じか?」
シルフィード。
「いや、余裕だけど?(笑)ただ、こうやってまったり過ごしてる方が幸せを感じてただけ~」
「もぅアル君♥️」
ルシェラがアルベールに抱き付く。
「アル様っ♥️」
クロムも抱き付く。
「あー。先越された!!」
シルフィード。
「でも、行くか!!」
こうして、リュウ達【深海の明星】が残した功績が元に其々のクラン、パーティーが動き出す。
ジャバウォック率いる【太道の虎】第1部隊は93Fに。
ノルン、ティラ擁する【青空の龍】第1部隊は91Fに。
アルベール達【桃色の獅子】は95Fに。
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「よぉアルベール。お前らもダンジョンか?」
ジャバウォック。
「あぁ、95Fだ。」
「ウハハハ、そうかそうか。お前らもか。先に言っておくがお前らの独走は今日までだ。ここからは俺達が勇者パーティーを名乗るからな!」
「そうかい。そうかい。」
「やぁ、アルベール!」
後ろからデュークが声を掛けてきた。
「ん?」
「久し振りアルッ!」
デュークの後ろからノルンが顔をちょこんと出して声を掛ける。
「久し振りだな兄弟。お前達もか?」
「あぁ91Fに行く。」
「そうか。気を付けてな。」
「じゃあ俺達は95だから。」
「俺達は93だ。」
「俺達は91だ。」
「全員無事に攻略して今度、どっかで飲み行こうぜ!」デュークが口を開く。
「あぁその内に。」
「フンッ!馴れ合いをするつもりはねぇよ!だが、生きて帰ってこいよ!じゃあな。」
ジャバウォック。
◇◇◇◇◇◇◇◇
「動画で見た通りだね。青い羊。」
ルシェラ。
「そうだね。チャッチャッと片付けちゃおうか!」
「踊り狂え。喜び悦べ!!!!!」
「【残骸骨・骸】【零式・閻魔骸狂八咫烏】」
「鳴き続けろ!であります!!」
「【閻魔帳・八咫烏】であります!!」
(えんまちょう・やたがらす)
多数の魔法陣から烏が出現し鳴き始めた。
カァー カァー カァー
カァー カァー カァー
「よぉし行くぞ!」
シルフィード。
「はい♥️」クロム。
「はい!であります!!」リーゼ。
「アル君♥️アル君♥️アル君♥️アル君♥️アル君♥️アル君♥️アル君♥️アル君♥️アル君♥️アル君♥️アル君♥️アル君♥️アル君♥️アル君♥️アル君♥️」
ルシェラの連撃が青羊を襲う。
バンッ!ドンッ!バンッ!ドンッ!バンッ!ドンッ!バンッ!
ドンッ!バンッ!ドンッ!バンッ!ドンッ!バンッ!バンッ!
バンッ!バンッ!ドンッ!ドンッ!ドンッ!バンッ!ドンッ!
バンッ!バンッ!ドンッ!ドンッ!バンッ!バンッ!ドンッ!
「オラリャァァァァァ!!」
シルフィード。
「綻び申せ!」
「夜天!!」
「天月斬!!」
クロム。
「闇の御手 闇の射手」
「灰色の空と赤色の大地」
「光無き名も亡き道」
「血肉な夢に抗い続けるか」
「行くであります!!!」
「【千闇射冥】であります!!」
(せんあんしゃめい)
黒色の魔力で出来た手が弓矢を引く形で生成され弓を引く。
いつも通り魔物が可哀想になるくらいの圧勝で幕を閉じた。
ロムのコメント
・出たっ圧勝!!
・勇者パーティー!!
・深海の1日天下www
・早くね!?
・いつも通りでしょ!?
「よし!完了!!」
「やったー!!」
「やったぜっ!」
「やりましたわ~♥️」
「やった。であります!」
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「おいおい、聞いてた話と違うじゃねぇか?」
ジャバウォック。
93Fフロアボス 白狼
だが、そこに居たのは桃色をした大きな狼。
特別個体所謂、亜種。
「まぁ落ち着け。行くぞっ!!」
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「コッコイツは!?」
デューク。
「間違いない。アルが戦った赤鎧だっ!!」
91Fフロアボス 金鎧
だが、そこに居たのは赤鎧。
こちらも特別個体。亜種がノルン達【青空の龍】の前に立ち塞がる。
「やるしかねぇ!行くぞっ!!」
デューク。
「あぁ、色が違うだけだ。臆するな!」
ノルン。
「我が心っ!我が刃となれ!!」
「聖騎士!」(ロイヤル・パラディン)
ノルンの体を金色の魔力が包む。
カンッ!カンッ!キンッ!
カンッ!カンッ!キンッ!
「ジークさん、少し耐えてください。」
「わかった!閃光!!巨人の盾!!」
「ハァァァ!」
魔力を絞り出すノルン。
「罪亡き罰が暴君の諸行ならば」
「愛ある罪は聖者の愚行か?」
「悪を切り裂き道標となれ」
「お前の罪を数えろ!!」
「連鎖施錠!」
デュークが赤鎧を拘束する。
「ウオォォォ!!」
「聖なる十字!」(ホーリー・クロス)
赤鎧の足元から光輝く金色の魔力が集まり十字になり赤鎧を襲う。
「まだだっ!!」
デューク。




