1.真間家からの電話 その1
「あ、佐世ちゃん。今、お話して良い?」
「お…お久しぶりです。……美実さん」
「えーとぉ、さよちゃん」
「─ 何でしょう?」
「も、し、か、し、て、今あたしを<おばちゃん>って呼ぼうとしなかった??」
「── きっと、気のせいです」
「さ、よ、ちゃん???」
「─── 途中で踏みとどまった所を、評価してください」
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「あのさぁ、佐世ちゃん」
「何でしょう、美実さん」
「それってさぁ…」
「はい?」
「─ つまり日頃から佐世ちゃんが、あたしの事をそう思ってる証拠じゃないの??」
「誓って思ってません!」
「じゃあ、何で???」
「スマホの着信画面で目にした<美実叔母さん>の表示に、意識が引っ張られただけです!!」
「何で、そう言う登録をするかな」
「…」
「ねえ、何で?」
「…それは……美実さんが私たちの、<叔母さん>だからですが??」
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「佐世ちゃん、あたしはねぇ」
「はい」
「まだ、<うら若き乙女>なの」
「…は……い」
「だから、例えそれが可愛い姪っ子ちゃんでも、<おばちゃん>呼ばわりされるのは心外なんです!」
「………因みに美実さん」
「何?」
「参考までに伺いますが、<うら若き乙女>って何歳までなんですか??」
「そんなの、年齢が3桁を超えるまでに決まってるじゃん♪」
「。。。」
「呆れた感じの沈黙、ありがとう」
「─ どういたしまして」
「じゃあ電話、真茉と変わるから☆」




