表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

1/67

1 プロローグ・・・だと思う・・・

初めての投稿です。

「ななしの」と申します。よろしく。

まんず、続けられるでしょうかね~

ちょ~っと妄想がデカすぎる気がするが・・・

まあ、生暖かい目で読んどくれwww


 俺の名はワタナベ。63歳。初老である。

 職業:アパート経営(元歯科医)

 備考:独身。モテた記憶がない独り者。

 独身貴族ならぬ「独身じさま」である。

 ほっとけ!


 三年前にあっさりと父が他界。

 二年前まで「歯科医」として開業していたが、視力の衰えや認知症の母の介護などの理由により閉院。

 貯金を切り崩しながら細々と介護に精を出していた。



 先日までは・・・



 いつものように食材の買い出しに、スーパーへと車を走らせていると・・・



 「・・・は?・・・」



 白い世界・・・

 最初の印象である。


 正確には

 塵一つない継ぎ目のない床に、ドライビングスタイルで座ってた。


 壁が見えない。

 うすぼんやりとした霞が視界を妨げる。


 「・・・・ん~とぅ・・・」


 軽いパニック。

 そりゃそうだ。


 

 慣れた道である。

 自分の年齢を意識して、法定速度をやや下回る速度で走っていたはず・・・


 事故った覚えもない。

 車もない。

 首から下げたスマホもない・・・・


 ってか・・・


 「うわぁお!」

 全裸じゃね!?

 暑くも寒くもないが「裸族のじさま」なんぞ誰得だよ!


 せめて服を・・・パンツだけでも・・・




 「・・・勇者よ・・・」


 声が響く


 「風車?いや服を・・・」


 「勇者よ」


 「いや、元歯医者。せめてパンツを・・・」


 「そなたは選ばれた。」


 《 声は頭ん中か。ついに耄碌(もうろく)したか?》

 《 ヤバい?》


 「私の名はエルサデラ。ヘマの創造神である。」


 「カミさま?プリーズギブミーパンツ!」


 《 この際布切れでもいい!なにか隠すものをくれ!!》

 《 耄碌(もうろく)に力を!!》


 「耄碌(もうろく)ではない。そなたは呼ばれたのだ。」


 「呼ばれて飛び出てジャジャジャジャ~ン(^^♪・・・じゃなくて服下さい!落ち着いて話せません!!」


 「これはすまぬ・・・驚かぬのだな・・・」


 《 いえ、十分に驚いてます!》

 《 ですが、まず服が先です!!》





 《 ん?》


 いつのまにか普段着に戻っていた。

 ボロボロの作業服が肌になじむ。

 


 医療従事者と言えば白シャツにネクタイという『リーマンスタイル』に白衣が定番だが、肩がこるという理由で、公の場以外ではずっと『作業着』で通していた。


 ま、いわゆる「変わり者」である。

 それは開業してからも変わらない。


 やっと運動不足の身体を隠せて、一息ついた俺は周囲を見渡した。

 相変わらず霞がかって、よく見えない。


 《 老眼か?・・・》


 「ここはこういう世界だ」


 《 幻聴もか・・・老々介護はキビシイな・・・》


 「・・・なるほど、頑固よな・・・」


 《 余計なお世話だ!》


 「ってか、狂ってないなら姿くらい見せてくれません?”放置プレイ” の趣味はないんですが・・・」


 「ここにおる」






 《 おっとう! 隣におるがな!》

 《 いつの間に・・・》


 オリエンタルな服装に鍛え上げられた体躯。

 白髪に胸元まで伸びた白い髭がよく似合う。


 《 さぞかし若いころはモテただろうな・・・》


 モテた覚えのないオッチャンには目の毒だ・・・くそぅ・・・


 「あ、初めまして。ワタナベと申します。すみません。名刺は持ち歩いてないので・・・」

 とりあえず当たり障りのない会話から・・・。


 「承知しておる。お主を呼んだのはワシだからな。」

 

 《・・・そっすか。》


 「お主を呼んだのは他でもない。儂の管轄する世界に転生して欲しいからだ。」

 

 「転生?」


 いや知らないわけじゃない。

 異世界転生ものはよく読む。アパート経営は存外にヒマなのだ。


 《 パラレルワールドというか、次元の異なる世界で俺Twueeeee!とかやって・・・》

 《 厠二病か!・・・否定できん ・・・》


 「当たらずとも遠からずといったところか、まあそういう解釈でよい。」


  《 あ、当然のように思考読むんですね。》

  《 きれ~なネーチャンでなくて良かった・・・》


 「ふっ・・・女神の方が良かったか・・・」

 「いやいや!それはそれで話が入ってきませんので。このままで・・・」


 「変わった奴よの。」

  「よく言われます。んで、私は何故呼ばれたので?」


 「勇者として転生して欲しい。決定事項だ。」


 「そこに私の意思は・・・」

 「決定事項だ。さもなくば世界が亡ぶ。」 


 ・・・うわぁ・・・


 《 好きに生きていいとかじゃないんだ・・・やだなぁ・・・》


 「あのぅ、何で私で?」

 「お主も知っておろう。創造神は儂一人ではない。」


 「そっすね。神々の世界も階級制で、【悟り】の度合いによって下級神から上級神に分かれて、その頂点が創造神、でしたっけ?しかも世界は一つじゃないっと・・・」


 《 仏教の教えだがね。曼荼羅が仏の世界観を表してんだっけ・・・》


 「・・・そうだ。ついでに言うなら転生先は【いわゆる剣と魔法】の世界だ。」

 「わ~い!嬉しくな~い!」 


 「そう言うな。お主の憧れでもあったろう?」

 「若い頃ならですね。もうジサマですよぅ。」


 「問題ない。転生と言ったろう?」

 「0歳からですか。元の世界に認知症の母が居るんですが・・・」


 「それも問題ない。先ほど他界した。」

 「・・・うわぁ・・・」



 《 ごめんカァチャン。看取ってやれなくて、文句は創造神サマに・・・》



 「先に他界したお主の父親が迎えに行っておる。問題なかろう。」


 《 現世(うつしよ)の迷惑(かえり)みない発言だな~》

 《 カァチャンの肉体が腐る前に誰かに見つかればいいが・・・》


 「・・・っとなると、俺の身体は?」

 「未練があるのか?」


 「いえ、誰かの迷惑にならなければ・・・」

 「・・・ふっ!」


 そこ笑うとこ?


 《 ニヒルな笑顔が似合うなオイ!うらやましい・・・》


 「そろそろ時間だが、”チート” については【ステータスボード】を見るがよい。」


 「そこに俺の意思は・・・」 

 「ない。諦めろ。」


 《 そんな~・・・》



                     ◆◆◆



 《・・・というワケで生まれました、》


 「うんぎゃ~」である。


 創造神サマとのグダグダなやりとりもしっかり憶えてる。


 《 普通忘れるもんだろ・・・》

 《 なんで記憶があんねん?》

 《 とりあえずオッカチャン、親不孝でゴメン。》

 《 親父殿、ドラ息子の尻ぬぐいは任せた》


 今世でおっ死んだら創造神サマにクレーム入れよう。


 《 ヘマのエルサデラさまだっけ?》

 《 天国にもカスタマーセンターあるんかいな?》


 などと考えてる間にゴツゴツとした手が身体を洗う。


 《 もそっと丁寧に扱ってくれんかな~》

 《「おんぎゃ~!」じゃ解らんか。》

 《 何か言うとるが言語が解らん。》


 生まれたてで視界もぼんやりだ。




 《 うお!》

 《 いきなり場面が変わった!》

 《 目の前に美女の顔が?》

 《 この人が母親か?》



 《 初めまして「ほんぎゃ~!」です。》

 《 ピッチピチの0歳児です!》

 《 捨てないでね♪》


 《 それから隣で覗き込んでる男!》

 《 髭くらい剃ろうぜ!》


 《 あとそこのチビっ子ども!》

 《 突くな!痛ぇって!!》




 そんなこんなでグッダグダな転生初日は、


 されるがままのグダグダな一日で終わった。




お疲れ様です。

グッダグダな始まりでした。

後悔していません。

きっと、気のせいですwww

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ