他の宇宙から来た聖女20
「そうか白金貨100枚かしょぼいな!」
賢者は1アイテム100枚以上と念押ししておくのだったと思うのであった。
「それで、希望はあるのか?」
「辺境伯様からは何も無いそうなのですが、子爵様からは長寿にかかわるアイテムはお止めくださいとのことです。」
「またなんで?」
「貴族の老害連中に長く生きてもらうと、国が亡ぶとのことでした。」
「そうか、それは分かるが、お前も貴族だろと言いたいよな(笑)」
「簡単にウイスキーを渡しておけば済む話が、そうはいかなくなりましたね」
「そうだよな、何を渡せば良いと思う?」
「お嬢様には美貌と子宝でいかがでしょうか?王には繁栄と栄光では?」
「それだけ付けて白金貨100枚は安すぎるだろ、王の付与は繁栄だけにしておこう」
「それで何を渡されます?」
「どちらも見た目が派手な方が良いよな」
「結納の品ですものね、でも派手な品にミルフィー様が付与が少しだけと言うのを納得していただけるでしょうか?」
「無理だろうな、付与をいっぱい付けて驚かせたいが、ミルフィー様の考えだから」
「ですよね~」
それから王には宝剣(繁栄、毒耐性、栄光、体力強化、打撃無効)お嬢様には豪華なティアラを(慈愛、子宝、子孫繁栄、健康)が付与された物をお渡しすることになった。
辺境伯様には最初のお客様と言う事で大サービスであることを伝えてもらうように依頼する。
辺境伯は大変喜び、自分が贔屓にしている商人に結納の品と王に献上する品を用意させ、二つの宝玉は自分が家宝として所持することにする。
使用目的とは違う為、子爵様から注意は行って貰う、追加で白金貨1000枚を支払う事で話がまとまった。
辺境伯が自分の宝剣を自慢しまくったため、我も欲しいと辺境伯に頼み込むが、銀月の夜の会員になるには、審査が必要だと伝える。
だれでも会員になれるものではない、守秘義務があり、大物貴族であっても、審査をクリアーしないと無理だ、厳格な規則があり、それを守れるなら口利きはする。
辺境伯も侯爵の身分と同等の階級の方である。
そんな辺境伯が言うのだから、無理強いはできない、他の貴族たちはお願いしますとしか言えなかった。
子爵も辺境伯から送られてくるリストを見て、自分より遥か階級の高い人物ばかりで、胃が痛くなるのであった。
流石に健康の指輪を付けていても、精神的な疲労には効かない、エリクサーを飲んだら効くのじゃないかと思うが、流石にそれはできない小心者の子爵であった。
そして月日が流れて銀月の夜の会員数も増えてきた。
子爵も賢者達もお金が入り潤っていく。
其れとは別に高級ブティックの方の売り上げは莫大な物になっていた。
お客様は国や種族代表である。
儲かるお金の桁が違う。
そして、この街にはめったに見ることが出来ない他種族が集まりだす。
徐々に町は大きく広がって行った。
この街の観光スポット奇跡の教会も、訪れる人が多く、寄付金も順調に増えていく。
そして教会も大聖堂に変化していった。
そして今ではミルフィーも8歳になっていた。
信頼できる信者ばかりなので、賢者とミルフィーも彼らの前に姿を現した。
ミルフィーに使える信者も増えて行き、辺境伯や侯爵の中の一部はナイトの称号を貰った者もいる。
中には盲目的な信者が居るために、辺境伯や侯爵が何時も目を光らせる事になる。
この地上で最も神に近いお方、神の娘、神の力が使えるもの、神を父と呼ぶ者、奇跡を起こせる少女、慈愛の女神、彼女の呼び方は多数ある。
最初色々なアイテムを供与してもらえる事に喜びを感じていた銀月の夜のメンバーも、今ではお傍に仕える事が最高の幸せに変わってきている。
「賢者様おとなしくこの街で暮らし、16歳位になればこの街を出るつもりだったのに、なんかカルト集団みたいになってきているのですけれど、こんなので良いのかしら?」
「問題ありませんよ、先生の行動に口を挟める者は誰も居ませんから」
「なら良いのだけれど」
ミルフィーは金もできたのだから、そろそろダンジョンに入りたいと言う
付与ばかりして流石に飽きてきたらしい。
「ダンジョンでレベル上げをしたいのだけれど、ライトニングに頼んでくれない?」
「無理ですよ。彼らレベル100を超えていますから」
「えっ!なんで?いつの間にレベル上げできたのよ?」
「彼らもお店の休日に頑張っていたみたいです。」
「なんですのそれ!私だけが取り残された気分だわ」
「先生も付与をしておられましたから、魔力制御は前と比べ物にならないと思います。1回地上で試しに行きませんか?」
「強い魔物をたおしてみたいわ」
「冒険者ギルドに依頼を出しておきます。」
「そういえばギルドマスターも銀月の夜メンバーなのかしら?」
「彼は違いますね。彼には情報局の所長をやってもらってます。情報局員にはそれなりのアイテムを渡していますから、少数ですが成果は出ています。」
「なんかすごい組織になりそうね。」
「こちらに情報局のマークが出来上がっています。」
「なかなか良いじゃない」
「確実に先生の勢力範囲は広まって行っています。」
「じゃ~早く私もレベル上げないとね」
次の日ミルフィーは一人でダンジョンに行くことにした。
「お父さん、ダンジョンでレベル上げしたいの。強い魔物が居る最下層に転移させて。」
「一人で行くのか?」
「タラタラやっているの嫌だからね、せめてレベル100以上にはしたいわ」
「そうか!なら我も付いて行ってあげるよ。お父さんと狩りを楽しもうではないか」
「ありがとう~」
二人はダンジョンの最下層に降りて行った。
「お父さん凄いね沢山いるね」
「結界はダンジョン下層に張り巡らせたから、安心して撃ち込んで大丈夫だ」
「じゃ~行くね神の雷撃(Divine Thunderbolt)」
最下層全域に稲妻が走り全てのドラゴンを塵に変えて行った。
ミルフィーのレベルも100を超えた。
「お父さんありがとう、レベル100を超えたわ」
「そうか!なら、ダンジョンを元に戻して、じゃんじゃんレベル上げていこうか」
「了解!」
「アンチグラビティフィールド(Anti-Gravity Field)グラビティウェーブ(Gravity Wave)ブラックホールスフィア(Black Hole Sphere)グラビティクラッシュ(Gravity Crush)フローティングフィールド(Floating Field)グラビティバースト(Gravity Burst)プラネタリーマグネット(Planetary Magnet)ホバーブラスト(Hover Blast)サンライトビーム(Sunlight Beam)プリズムブラスト(Prism Blast)ホーリーエクスプロージョン(Holy Explosion)」
大規模魔法を疲れることなく打ち込んでいくミルフィー
既に賢者のレベルを遥かに超えてレベルは500に達していた。
「お父さん、レベルが上がらなくなったよ、どうして?」
「この階層の魔物ではミルちゃんのレベルが上がりすぎて、これ以上無理かな」
「なんだつまんない、もっとレベル上げたいのに」
「じゃ~次のダンジョンに行くかい?」
「うん!行きたい。」
「次は神龍クラスの強さだからね、少しはレベル上がると思うよ」
「楽しみだね!」
ミルフィー達は、時間を戻しては何回も神龍を倒し続けた。
レベル650まで上がったが、それからは上がることは無かった。
「お父さん650が限界だわ」
「そうか、中途半端だな、ミルちゃん何処かに魔物だけが住む星を作っておいてあげるよ、その星を消滅させたらレベル1000にはなるのじゃないかな」
「強い魔物ばかりにしてね」
「任せておきなさい」
「そろそろ帰ろうか?疲れていない?」
「大丈夫疲れは一切ないわ、それに魔力が減った感じも一切しない」
「それじゃミルちゃんレベルを元の55に戻すね。」
「お願い、魔力制御も完璧に出来る様になったわ。スキルのレベルも爆上がりよ。これで次にレベルを1000まで上げれば凄い事になるよ。」
「そうだね、レベル55でも星ぐらい消し飛ばせるよ」
「お父さん次のレベル上げ楽しみだから、早く星を作っておいてね」
「レベル1000になれば、圧を抑える練習もしないといけないよ」
「大丈夫そんなの簡単にできる様になっているから」
神と少女のレベル上げは、理解の範疇を超える物であった。
兎も角これで、魔法に付いてはクリアーしたミルフィーであった。
後は聖女として頭角を現せばいいのだよね




