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少し遅れちゃいました。すいません
私がクロード様とお付き合いすると決まり、そのお祝いとして、リーア、セレスティーナ、ティア様、そして私の四人で夕食を取りました。
普通ならばこのような日は夜ドキドキして眠れないのが定番なのでしょうが、どうやらそのような感情を持ち合わせていなかったようで、いつも通りに就寝しました。
次の日、いつもとかわらない時間に起きて支度をし朝食の席に着きました。
「この時間を使って今日の予定を建てましょう」
「ならば私から。出発の時間は二刻後でどうだろか、馬車の準備などもあるからな」
「そうですね。ティア様の準備もありますし一刻後には謁見もありますから二刻後で良いでしょう」
「では出発は二刻後という事で」
「はい」
「了解した」
食事が終わりリーアは馬車の準備や荷運びの指示などを。セレスティーナは謁見のためのティア様の準備を。私は各方面への根回しや確認をすることとなりました。
まず出発が二刻後になったことをクロード様に報告しないといけません。クロード様は私達とルビィクト大国の中継役となってくださっているので色々と助かっています。
「クロード様出発の時間が決まりましたので報告しに来ました」
「どうぞ」
中ではクロード様が執務机で書類仕事をしていました。
「今日の出発は二刻後にしました。今馬車の準備などしています」
「分かりまし。国王様より国境までの護衛を仰せつかっていますので我々もついて行きます」
「ありがとうございます」
セレスティーナにこのことを伝えなくてはいけませんね。謁見のさいにお礼をしなくてはいけませんから。
「クロード様、ここで昨日の返事をしても宜しいですか?」
「ええ、お聞かせください」
「私はまだクロード様の事が好きなのか分かりません。他の方よりも好感を持ってはいますが、好きかと聞かれると答えられません。それと私はティア様のお傍に死ぬまで居たいと思っています。勿論ティア様には話していませんが。それでも良ければお付き合いさせてください」
「もちろん良いですよ。爵位は既に弟が継いでいますし、両親も恋愛結婚でしたから許してくれると思います。それに私はレティア嬢を縛り付けるつもりはありませんから大丈夫ですよ」
「ありがとうございます。国に戻ったら手紙を書きます」
「分かりました。おそらくアーサー様の護衛としてレクサリア王国に行くこともあるでしょう。その時は一緒に出かけてくださいますか?」
「はい」
「ありがとうございます。レティア嬢少し目をつぶって頂けますか?」
「分かりました」
クロード様に言われた通りに目をつぶりました。クロード様が私の前まで歩いてきて止まりました。そしてチュッという音とともに右頬に柔らかな感触がしました。
今のはキスというやつでしょうか。少しも動揺しない所か冷静に考え始める自分に呆れつつゆっくり目を開けると、目の前にはクロード様の顔がありました。
「今のは……」
「私がレティア嬢を好きだという気持ちです」
「………少なからず、不快ではありませんでした」
「それは良かったです」
そのまま私たちの間を妖精が通ったように無言が続きました。まだすることが残っているので私はクロード様に別れを告げてその場を後にしました。
その後謁見も無事に終わり、予定通り二刻後に出発することが出来ました。
「後三日でレクサリア王国につく予定です。道順は来た時の逆を通ります。今日はジェンキンズで一泊です」
「そうなのね」
「それはそうとレティア、フェルミナ様とはどうでしたの?」
「上手く行きましたよ。ただ……」
「ただ、どうしたんですの?」
「クロード様の告白をお受けした後、クロード様に目をつぶるように言われて目をつぶると、右頬に口付けされました」
キスされた事を言うと、セレスティーナは少し驚き、ティア様はそれがどうしたの?と言ったような顔になりました。
「そ、それは大丈夫だったんですの?」
「大丈夫でしたよ。それとセレスティーナ少し顔を近ずけて貰えますか?」
「いいですけど、どうしたんですの?」
「ティア様にはあまり聞かせられない話なので。クロード様に口付けされた時、何も感じなかったのですけど普通では無いですよね」
「それは、おそらくそうだと思いますわ。口付けされたらほとんどの女性は、頬を赤くするか動揺するものですもの」
「私はクロード様を好きになることが出来るのでしょうか」
「レティア次第だと思いますわ。後はフェルミナ様の頑張り次第でもありますわね」
「そうですか」
「二人で何を話しているの?」
「ちょっとした秘密ですわ。ね、レティア」
「そうですね、ティア様がもう少し大きくなったらお教えします」
「本当?」
「はい、約束します」
そしてジェンキンズで一泊し、次の日エルガンに向かう途中の国境でクロード様と別れることになりました。
「クロード様、ここまで護衛ありがとうございます」
「レクサリア王国の国境まで護衛をできればよかったのですが」
「心配して下さり、ありがとうございます。国元に着いたら手紙を書きます」
「はい、待っています。この先お気を付けて」
国境でクロード様と別れてから何事も無く、一刻程でレクサリア王国の国境に着きました。そして、そのまま商業都市エルガンで一泊しました。
ルビィクト王国を出発して三日、私達はレクサリア王城に着きました。
「お父様、お母様、ただいま戻りましたわ」
「よく帰ってきたね、ティア。途中大変なこともあったようだけど、アーサー王子はどうだったかな?」
「とても優しくして下さいました。装飾品も頂きましたわ」
「それは、良かったわね」
「はい」
「長旅で疲れただろうから、今日は早めに休みなさい。レティア達も良くやってくれた」
「お褒めの言葉ありがとうございます」
「さあ、王女宮に帰りましょうか」
「「「はい」」
次話は手紙の内容を書くか弟のローゼンと遊ぶ話になると思います。それとも少し早い気がしますが学園編に突入した方が良いでしょうか?この話から五年後の予定なんですよね。何かしらこれについて、活動報告にコメントか感想でご意見くれるとうれしいです。
誤字脱字ありましたらコメントなどお願いします。




