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どうにかここまで持ってこれました。もしかしたら今週中にもう一話かけるかも知れません。

 次の日の朝、昨日の傷はまだ痛むもののセレスティーナの処置が良かったのかクロード様から貰った薬が効いたのか昨日よりは痛みが少なくなりました。それでも痛みはあるので痛み止めを飲んでおきます。仕事に支障が出ては仕方がありませんから。私が部屋で包帯を変えていると扉がノックされました。


「どちら様でしょうか?」


「クロードです。レクサリア王国とルビィクト王国から書状が届いたので渡しに参りました」


「今扉を開けます」


「こちらがその書状です」


「ありがとうございます。クロード様」


「いえ。レティア嬢傷の具合はどうですか?」


「昨日より痛みはやわらぎました。それでも痛むので今は痛み止めを飲んでいますよ」


「そうですか、予定が決まりましたらお知らせください、こちらの準備は概ね終わっているので」


「わかりました、予定が決まり次第お伝えに行きます」


 クロード様がいなくなった後部屋に備え付けてあるテーブルの上で書状を開けました。ルビィクト王国からは日程を変更しても構わないと言う内容の書状が。レクサリア王国からは現場の判断に任せるという内容の書状が来ました。

 おそらくルエンは私に判断を任せるということなのでしょう。私はこのまま向かっても問題は無いように思いますかリーアやセレスティーナそれにティア様にお聞きしないといけませんね。朝食の場にリーアとセレスティーナを呼び書状について話しました。


「そうか国元からは現場の判断に任せると。たしかに被害はさほど多くはないから行けるだろう」

「ですが、ルビィクト王国からは日程を変えても構わないと来ているのですよ?今回の襲撃はティア様にとって負担になっているはずですわ」

「二人ともまずはティア様にお聞きしましょう。今回の旅行はティア様がアーサー殿下に会いに行くためのものなのですから」

「確かにティア様に聞いた方がいいだろう」

「そうですわね。ティア様お聞きしましょう」


 私たち三人揃ってティア様の居る部屋に向かいました。


「ティア様に今後の予定についてお話があると伝えてください部屋に入るのはレティアとリーア、セレスティーナの三人です」


 入口の近衛騎士に要件を伝え扉の前で待ちます。部屋の中に入って行った近衛騎士が戻ってきました。


「中にお入りください」


 近衛騎士が開けた扉から中に入りました。


「レティア、リーア、セレスティーナ、おはよう」


「「「おはようございますティア様」」」


「それで今後の予定について話があるって聞いたけど」


「はい、昨日の襲撃をレクサリア王国とルビィクト王国の両国に書状で伝えたところ返事の書状か届きました。ルビィクト王国からは日程を変更しても構わないと言う内容が、レクサリア王国からは現場の判断に任せるとの内容が返事としてきました。ティア様どう致しますか?」


「このまま、アーサー殿下に会いに行くわ、次はいつ行けるかわからないもの。それにまた襲われてしまいたくはないわ」


「分かりました。そのように手配致しますね。リーア二時間あれば出発の準備はできますか?」


「二時間もあれば準備できるだろう」


「そうですか。セレスティーナ、ティア様の準備はどうですか?」


「一時間程で終わります」


「わかりました。ではリーアは準備終わり次第報告をお願いします。私はクロード様と話し合ってきますので。それではティア様失礼します」


 それぞれがティア様の部屋を後にして準備に取り掛かりました。直ぐにクロード様の元に向かい決まった予定を伝えに行きました。


「クロード様、レティアです。予定が決まりましたのでお伝えしにまいりました」


「少しお待ちください」


 扉の向こう側からクロード様の声が聞こえました何か作業をしていたのでしょうか少々間が悪かったですね。


「どうぞ、中に入ってください」


「失礼します」


「予定が決まったということでしたが」


「はい、二時間後に王都ルビィクトに向けて出発することになりました」


「二時間後ですね分かりましたこちらもそのよう準備を進めましょう。では…」


 その時ちょうど扉が開き騎士と思われる人が入ってきました。


「団長報告があって……団長の部屋に女性が居る!団長まさか!」


「ザック入る時はノックをしろと言っているだろう。それから彼女はレクサリア王国の王女様に仕えている人だ。今後の予定が決まったから報告を聞いていたんだ」


「クロード様こちらの方は?」


「第一騎士団副団長のレイエス・ザックって言います。よろしくお願いします。えっと…」


「レティアです」


「レティアさんですね、よろしくお願いします。いやー団長も隅に置けないなー。それじゃ予定決まったって他の団員に言ってきますね」


「出発は二時間後だぞ」


「了解しました。では」


 そう言ってザックという人は部屋を出ていきました。


「すまない、レティア嬢。あれで仕事はきちんとこなすから安心てほしい」


「そうですか。それでは私も準備をするので失礼します」


「ええ、二時間後にまた」


 クロード様の部屋を後にして私は自分の部屋に戻り準備を進めることにしました。

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