ねこみみと素材探し①
「…………ニャ……??」
「ガハッ!!!」
「毎度毎度、よく飽きないわね…可愛いけど」
「可愛いからいいのよ!!!
これぐらいのダメージ……受けきってみせるわッ!!!」
「はいはい。ユウ、上目使いで言ってあげて」
「………にゃ……??」
「ゴバッ!!
………いま……平仮名で言われたわ……これは……効くわね……」
「いや、なにいってるの?」
手に入ったレア物の使い勝手が分かり数日。
ちょっとしたイベント、というより小銭稼ぎのような小規模のイベントが入ってきた。
『素材探し』
よくあるアイテムや武器、薬などの生成に必要な素材を集めてくるというイベント。このイベントの内容に生成に必要な素材と数が書かれてあり、集めてきた素材に対して出来上がった物はそのまま自分の物になるというなんともお得なイベント。
もちろんレア物を狙おうとすれば危険が伴ってくるため、簡単な物を沢山集めるか危険をおかしてまで頑張るか、という見極めが必要。
これにユウ達も参加することになったのだが、いまこうしてミラに免疫というか"慣れ"て貰うためにやってるが結果は同じ。吐血してダメージを負うだけだった。
大事な場面で吐血なんてされたらパーティー全滅に繋がる。とティアが案をあげミラは「確かに……」と認め、よく分からないが協力すると結城が言ったのでイベント開始前にやっていたが
「駄目ね。これは駄目。もし吐血したら私見捨てるわ」
「それは酷すぎじゃない?」
「あのね…そんな病気みたいなもののために"死亡"してアイテム・所持金一割取られるなんて割には合わないわッ!!!」
このゲームは"死亡"しても生き返ることが出来る。
その代わりに所持しているものから一割手放さなければならない。
"クズ"と呼ばれるアイテム以外の1割。所持金の1割。
これを繰り返していてはあっという間に所持物はなくなり"一週間後の自然復活"まで待たないといけない。
だからアイテムはなかなか使わなくて必要ないものを常に持っている者は多いが、やはり死亡しないことが一番いい。
しかしそんなアイテムを持つ余裕のないものにとっては死活問題。
なので少しでも不安要素を減らそうとティアは考えていたのだが
「だってユウが可愛いから仕方ないのよ」
「だったらユウには悪いけど抜けてもらおうかしら」
「私に死ねって言ってるのッッ!!!??」
「少しは我慢しろって言ってるのよッ!!!!!」




