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この連載作品は未完結のまま約11年以上の間、更新されていません。
今後、次話投稿されない可能性が極めて高いです。予めご了承下さい。

宮本武蔵が本当は女の子だったらいいなと思っていたら実話だった件

作者:岸 劉生
 ――――――――――時は戦国。

 多くの男たちが己の腕と誇りをかけ、戦いの道へと身を投じた時代。

 その中でも現代に名を残す大剣豪―――――宮本武蔵。

 彼は二刀流を繰り、かの宿敵佐々木小次郎を巌流島で破った凄腕の剣士と言われているが、その実態は……。


 ――――――――――――自身の臆病さと戦う、一人の可憐な少女であった。

 ―――――――時は変わって現代。

 俺、宮本伊織は、宮本武蔵が嫌いな、高校生である。

 宮本武蔵の息子と同じ名前、実家が剣道の道場ってだけで、学校で散々からかかわれてきた。

 剣道は、自分自身を守る為だけに、ただの蛇足で続けている。実家の道場を継ぐわけでもない。その為、師範である親父とは絶賛仲違い中。

 いつも思う。

 どうせなら、宮本武蔵が女の子だったらと。むさ苦しい髭モジャなおっさんよりその方がいいじゃん、と。

 それが事実なら、俺は宮本武蔵のことも好きになるのに、道場も継ぐのに。

 いや、こんな事はいくら願っても無駄なことだ。だって歴史の教科書にだって、宮本武蔵の自画像はむさ苦しいおっさんだし。

 あ~ぁ、なんて面白味のない世界なんだ。

 と、いつものように世界に絶望していると―――――――。


 ――――――――――何故か、知らない場所に立っていました。


 しかも、都会ジャングルとまでもいかないが、ビルが建ち聳える交差点を歩いていたはずなのに、何故か今いる場所は木々が生い茂る林の中。


 ギャアギャア、と獣たちの雄たけびが響き渡る中、木々を掻き分けて俺の眼前に現れたのは、美少女と見紛うばかりの美しい少年であった。

 時代錯誤な着物を身に着け、手には木刀を持った少年は、俺の事を興味深げに見やった後、胸を張って、


 ―――――――――――私は、宮本武蔵なるぞ!!


 

 ――――――――――――――何だってぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!??????


 
 この物語は、ネガティブな俺(主人公)と、ポジティブな少年?(ヒロイン)と、その他大勢が送る少し不思議な剣劇活劇譚である(早くオワレ)。

 
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