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異世界転生

俺の名前は、前田務。47のおっさんだ。

俺は路地裏の小さい鍛冶屋を経営している。

客こそ少ないが常連さんが多く、そこそこ繁盛している。

知る人ぞ知る名店というのがうちの店の評判だ。そんな中、居合道の師範をやっているうちの常連さんがやってきた。


「よぉ務。相変わらず客が少ないねぇ」


「余計なお世話だ」


そんな冗談を交わし合った後


「それで、本題は?」


「いやー今年入った門下生が多くてさ〜。

前作ってもらった真剣じゃ足りなくなったんだよね」


「で、何本作ればいい?」


「23本で、期限はー」


「待て待て‼︎お前の道場は今まで多くても7人だったろ⁉︎それなのにいきなり30人も増えたのか⁉︎」


「いやーうちの元門下生が地区大会で優勝したんだよね〜お陰で入門したいって人が多くて大変だったよ〜」


「なるほどねぇ。で、いつまでに作ればいい?」


「7日間で作ってくださいお願いします」


「…は?」


「金は通常の3ばー」


「15倍だ」


「7倍で許してください」


「よし、任せろ」


(こいつ、金の話を出すと基本なんでも引き受けてくれるんよな)


「それじゃあ作業に入るから帰る時にドアプレート閉店にしといてくれ」


「了解〜出来たら電話してくれ」


          ー6日後ー

カンッ カンッ

そんな音が部屋中に広がる


一体どれほどの時間が経ったのだろうか。

依頼を受けたあの日から1日3時間睡眠、ほぼ休憩なしで作業してたもんなぁ

でも…

 「そんなのも今日で終わりだー‼︎」

(※普通はそんなに早く終わりません)

ようやく23本作れたー‼︎

やっぱ7倍じゃなくて15倍は取らないと割に合わねぇな

まぁとりあえずあいつに電話するー


バタッ


あれ、体が動かない。せめてあいつから金をたんまり貰わねぇといけねぇのに…


務が目を覚ますと、

なんか神々しいおじいちゃんがいた


「お前さん、今世は災難じゃったのぉ」


「???これどういう状況っすか?」


「君、休憩と睡眠取らなさすぎで過労死したんじゃよ」


マジかよ…実質タダ働きして死んだってことかよ…

せめてあいつを一発殴ってから死にたかったな


「…というかあんたは誰!?」


「わし?わしは神じゃよ。」


「へー。神って実在したんだ。で、俺はどうなんの?やっぱ天国すか?」


「なんか君ドライだね…もっといい反応してくれてもいいのに…。まぁそんな務君には来世でどんな種族になれるか選ばせてやるぞ!」


「種、種族!?」


「そうそう!そんな反応を待ってた!いろんな種族があるぞ!」


そうして映し出されたのはホログラムっぽいなにか

そこには

・人間

・エルフ

・獣人

・リザードマン

などなどたくさんあった

正直まだ状況を飲み込めてないが、きっと俺はあの時に過労死し、転生ボーナスを貰えるらしい。

「いろんな種族があるな…。」


俺がしばらく悩んでいると…


「お前さん、来世は何をしたいんじゃ?」


「まぁ今世と同じで鍛治師とかですかね〜」


「なら、これとかどうじゃ?」


そこに映し出されたのは

・ドワーフ

確かにドワーフって戦うだけじゃなくて鍛治師のイメージもあるよな…

「よし!おっちゃん!これにするよ!」


「おっちゃんて…。よし、その願い承った!

それじゃあ行ってらっしゃーい‼︎」


「え?」


足元に謎の割れ目が発生し、そこに吸い込まれ、俺の意識はだんだん薄れて…


また目が覚めるとそこには知らない人が2人ほどいた。きっと彼らが俺の両親なのだろう。


「あなた、名前は決めてるの?」


「もちろんこいつの名前は、

  『エンジ=ドワーゴ』だ!」


その後、ドワーゴはすくすく育ち、ドワーフだからかはたまた前世で鍛治師をしていたからか、この世界の鍛治師としての技術や実力などはすぐにつき、自分の店を持てるようになるのもそう遅くはなかった。


「今日からここがお前の店だ

俺の系列店だから最初はそこそこ客が来ると思うが、それ以降はエンジの頑張り次第だぜ

まあお前のスキルなら心配はいらないと思うがな!」


「ありがとう父さん!絶対繁盛させるよ!」


「その息だ。頑張れよ!」


ここから俺の鍛治師としての第二の人生が始まる。

1話読んでくださり、ありがとうございます!

初めての小説なので温かい目で見てくださると嬉しいです!

3話以降は毎週土曜の夜の10〜12時までの間で更新させていただきます!

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