表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/16

3-1:おおきいばくとおおきいかたつむり

 ある夜のことです。

 おなかをすかせて ふらふらと 歩いていた ばくは、なにか かたいものに ぶつかって しまいました。

挿絵(By みてみん)

 なんと、道のまんなかに あったのは ばくと おなじくらい 大きな 巻き貝 です。

 ばくは 目をぱちくり しました。


 こんな貝殻 みたことがありません。大きすぎて どけないと 道をとおることが できません。

 しょうがないので ばくは じゃまな 巻き貝を うごかすことにしまた。

 貝殻は ずっしりとおもく、ばくが いっしょうけんめい おしても ちっとも うごきません。

 しばらくすると、ばくは つかれてしまって、ふうふう いいながら すこし おやすみ することにしました。

挿絵(By みてみん)

 ばくは、ひんやりした貝殻にもたれると、この中には いったい なにが 入っているのだろう と考えました。

 もし 中に なにか いるなら、うごかそうとしている間に 起きてきそうな気がします。

 でもそのようすはありません。



 きっと なにか くらくて おもいもの、たとえば、かなしみや ふあんや まだ見ていない あくむ みたいなものが つまっているのではないだろうか   と、ばくは 殻を のぞいてみましたが、ふしぎなことに 中は からっぽのように 見えました。


挿絵(By みてみん)

 

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ