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2-3:ちいさいばくとおおきいかたつむり
ぼくは、なにを さがしてたんだっけ?
ばくは ふいに ふしぎに 思いました。こんな、だれもいない ほらあなの奥に なんで ひとりで きたのでしょうか。
「ねえ」
ばくは、みょうに せきたてられるような きもちになって、じぶんの せなかを ふりかえろうとしました。
でも ほらあなは あまりにもせまく、ぴったり はまりこんでしまった ばくは かおを うごかすことが できません。
まいごで おなかもぺこぺこな ばくは、さみしくて せつなくて、どうしたらいいのか わからなくなってしまいました。
おもわず うごけない ばくが なみだを ひとつぶ こぼすと、それも ちいさくて うつくしい おと に なりました。
ぽぉん。
その きれいな ひびきも すぐに からっぽの ほらあなの おくに きえてしまいました。
そして、ついに、ばくは、この殻の中に、だれもいないことを知ったのです。




