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8役に立つか立たないか


「やるじゃないか!」

「なんですいきなり?」

「この間淀みを浄化したじゃないか!すげえぞ!あんなに浄化出来るの初めて見た!」


 淀みに巻き込まれてから数日後、聖女ちゃんとのレッスンが復活しての初日俺は聖女ちゃんに会うなり褒めた


「あそこに居たんですか?」

「まあ、偶然な!」

「大丈夫ですか!気持ち悪くなったりとか」

「大丈夫!大丈夫!」

 教団員より淀みのケアは自信があるあの後は真っ直ぐ家に帰って次の日一日眠って療養した。

「すごかったなあ、あっという間に明るくなって息苦しさも無くなって」

「ええと、そのわたしは祈って居ただけで、霊力もうまく出せなくて、制御も・・・」

「でも、助かったよありがとう」

「・・・えっと」

「『どうもいたしまして』って言えば良いんだよ」

 ?褒められ慣れて居ない様だ。まあ感情が分からないとか言って居たから、周囲とのコミュニケーションも上手く取れなかったんだろうな。

 あれだけでもあれだけの「浄化」が出来るんだ。

 認めてくれる人だって居るだろうさ。

 でも聖女ちゃんは

「・・・でも無駄に出すな勝手に進めるなと怒られました。」

 どういう事だ?

「無理をするなと言うことか?」

 聖女ちゃんは頭を振って

「霊力の出し方が雑だそうです。」

「雑」

 どういう事だ?魔力の出し方は分かるんだけど

「いきなり多く出し過ぎて、上手く浄化出来ないそうです。」

 魔力だと()()()()()()()()()()()()()じゃないとかえって増えるんだよな。

 霊力はそう言うの関係ないと聞いたけど。

「浄化出来ないって?」

「出し過ぎだと怒られるんです。」

 霊力を出しすぎてしまうのかな?

「やり方にコツが居るんじゃないかな?」

 魔力とかだと体の魔力を認識してから放てば良いとか言われたな

「聞いてみたんですけど人によって違うみたいで」

 呪文を唱えるとか、印を組むとか、踊るとか有るからなあ

 一番簡単なのは魔道具、杖とか使えば出来るみたいだけど

「まあ魔術とかって精神的なものが関係するみたいだからなあ」

 技術と迷信の間に有る様なものだからなあ

「精神的なものですか?」

「どうしたの?」

「精神を鍛えるにはどうすれば良いと思いますか?」

 鍛えるとな?

「なんか有ったの?」

 やっぱりか

「精神的に弱いとか言われまして」

「弱い」

 本人に言うなよ

「それで聖務には頻繁には出せないと」

 やっぱり何か不安定なところが有るんだろうな

「あんだけ出来るのに酷いなあ」

 ()()()()()()使()()()()と判断したんだろう

「強くなるにはどうしたらと」

 山で修行とか?でもやっぱり

「うーん、自信を持つと良いな」

 自分を作るものだったかな?

「自信ですか?」

 自尊心が低底だな

「あれが出来るコレが出来るとか他人より出来ることだよ」

 君は他人より出来ることいっぱい有るでしょ

「掃除ですかね褒められました」

 掃除かあ、やっぱり褒められたことだよなあ

「掃除か良いんじゃないの?」

 綺麗好きなのは良い、ちなみに俺は掃除は苦手だ。

「でも誰でも出来る事ですし」

 ぜったい誰かに押し付けられただろ

「でも褒めらたんだから人より出来るでしょ」

「出来るですか?」

 だれも掃除はイヤだろうな。

「『私は誰よりもキレイに掃除が出来る!』コレで自身を持つんだよ!」

 自信を持つこと()()()()()()()()()()だ。

「そうですね。ありがとうございます。」


「さて、レッスンを始めよう()()()?」

「様はやめてください」

 ムッとしつつ抗議した。

「じゃあ今まで通り()()()で」

「・・・それもちょっと」

 不満そう

「じゃあ聖女()()で」

「はい」

 コレで良いらしい、俺は早速買って来た楽譜を試すことにした。

 

 今日のレッスンは調子良く歌えて上手く行った。

 






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