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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

偽りの"善"

[偽りの"善"] -瞬間 : flash-

最新エピソード掲載日:2026/05/10

[偽りの"善"] 
-瞬間 : flash-

名前のない世界で、彼女は“11号”と呼ばれていた。

感情も、自由も、許されない場所。
そこでは子どもたちが番号で管理され、
人間を滅ぼすための力を与えられ、育てられていた。

11号は優秀だった。
人の動きも、魔力の流れも、ほんの少し先の未来さえも
見える“目”を持ち、与えられた任務を完璧にこなす。
疑問を抱く理由もなく、ただ“正しさ”として
教えられたものに従い続けていた。

――人間は敵だ。
そう信じていたはずなのに、
心の奥に、消えない違和感が残り続けていた。

そんなある日、彼女は一人の少女と出会う。
同じ番号を持つはずなのに、場違いなほど
明るく笑う存在――“10号”。

私語が禁じられた世界で、当たり前のように
話しかけてくる彼女は、
11号にとって、理解できない存在だった。

けれど、その出会いは、確かに何かを変えていく。
与えられた“番号”ではなく、
まだ持たないはずの“名前”という概念。
そして、自分が信じてきた“正しさ”への疑問。

やがて、閉ざされた世界に小さな綻びが生まれたとき、
11号は選択を迫られる。
それでも、守りたいと思ったものがあった。

――これは、“名前”を持たなかった少女が、
自分の存在を見つけるまでの物語。
#0 prologue
2026/05/10 14:19
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