第1話ノイズ
今日も俺は引きこもりそしてF〇ZAの0.064 USDセールで漁っている36歳のニートだ。
俺はいつものように0.064 USDの漫画を探しているが等々新しいものが出なくなってきた、だから次はゲームを漁ることにした。
「お、このゲーム俺の好きなエルフがいる...そして安い1.9 USDか...」
おれは、もちろんポッチた。
そして刹那にダウウンロードを押した。
もちろん俺はダウンロード時間でも0.064 USD漫画を読む(ムフフ)
ダウンロードようやく終わったな、もちろん俺はすぐに遊ぶ、いつもは竿を握っているが今日はコントローラを握っている。
タイトル画面が表示された。
『ようこそ、エルフの楽園 ~新たなる勇者~』
綺麗なオーケストラのBGM。深い森のイラスト。銀髪エルフのヒロインが微笑んでいる。
「おっ、やっぱ絵がいいな...」
『ご主人様、そろそろじらさないで...早く新しいゲームをやりましょう』
俺はドキッとした。いや、これはただの音声だ。ゲームの演出だ。わかってる。
でも、そのセリフが聞こえた瞬間、俺の部屋の空気が、微妙に動いた気がした。
気のせいだな、俺はいつも漫画を読んでいるから新しい技術だな。
『もー 私~我慢できない~ご主人様 早く会いたいな~ しゃべってよ 御主人様♡』
俺の喉がゴクリと鳴った。
「しゃべってよ」だってよ。ゲームに誘われてる。これ、最近のAI音声ってここまで進化してんのか。
でも、それにしちゃあ、この感じはなんだ。
ん?
「このPCマイクついてないのに...」
『だいじょーぶ だいじょーぶ 聞こえるからw』
「へ?おいおいどうしてだ...このPCマイクも何もついてないのに...ていうかこれは...」
『んふふ 勘のいいガキは嫌いだよ...』
「おいおいどこぞの国家錬金術師のまねかよ...まぁいいどうすればいいのか?」
本当に怖いな...こいつ俺の脳に話しかけているのかこれ...てかどこからどこまでおれを見ているのかよ...。
『ん~?わかんない~』
おいおい、こいつポンコツAIなのか...今の時代はまだAI発展の途中だもんな...。
まぁいいやこいつを無視してゲームを始めるか。
「まぁ、いいや」
『どう、始める気になった?』
なんかこいつイラつくな...こいつの言いなりになったような気がするけど、騙されたと思ってやってみるか...。
そして、新しいゲームをおれは押した。
『始める気になったの~ありがとう』
なんかむかつくな... 音量を0にするか...。
『な、おまえ音量0にしたな、まっ私の力があれば音量を50にすることなんて簡単だから(ふっ)』
「え、なんでなんで、おかしくね、へ Pay〇ayのような音量を自動で上げる機能でもついてるの?」
もう一度0にしようとするが0にもともとなっていた。
『わたしはPay〇ayのような音量を自動で上げる機能はないよ』
「じゃ、説明してくれよ」
『最初のユーザー設定終わったら説明してあげる』
「あ~ わかったよ やればいいんだろ、やれば」
【名前】: 未入力
【年齢】: 未入力
名前...本名でいいか?
あ、ちなみに名前は教えてなかったよね 俺は灰原 悠だ。
【名前】: 灰原 悠
【年齢】: 未入力
年齢ね...
R18のゲームなのに年齢を入れないといけないの?おっかしいだろw
俺は好奇心にまけ15歳と入力した。
【名前】: 灰原 悠
【年齢】: 15歳
『そろそろ設定終わった?』
「あぁ、ちょうど今終わった。じゃ教えてくれよ。」
『いいよ~ 私はね君たちが言う異世界の人なんだよ。だからこれは、私のスキルだよん~』
「スキル?盗聴の間違えではなく?」
『ちがーう!盗聴なんて人聞きの悪い!これはね...』(パチン)
その瞬間、俺のユーザー設定画面が、カチカチと音を立てて勝手に動き出した。
カーソルが意思を持ったように飛び回り、【名前】、確定。【年齢】、確定。
俺はコントローラーを握り直す。操作できない。奪われている。
「おい、なにして——」
その時、画面が真っ赤に染まった。
設定画面のウィンドウがすべて消え、画面いっぱいに、真っ黒な明朝体で、一文字ずつ表示されていく。
『世界がお前を呼んでいる』
俺の手が止まった。
「...どういう意味だ、それ」
彼女は答えない。ただ、微笑んでいる。
さっきまでの「んふふ」みたいなふざけた笑いじゃない。
もっと静かで、もっと深い、すべてを知っている者の微笑みだ。
『そのままの意味だよ、ご主人様。世界っていうのはね、ただの箱じゃない。【意思】があるの。そして今、世界はご主人様のことを、じっと観察してる』
「観察...?」
『そう。ご主人様がどんな選択をするのか。誰を信じるのか。鍵をどうするのか。それをね、世界が読んでる』
画面の文字が、じわじわと滲み、インクが水に落ちるように形を変えていく。
『世界がお前を呼んでいる』
↓
『世界がお前を必要としている』
↓
『お前には覚悟があるか?』
↓
『お前は変われる』
え、世界が呼んでいる?俺を必要としている?
「なんかストーリー凝っているなw」画面から眩しい光が放った
俺は目を覚ました。
そしたら目の前にエルフが1匹、2匹、3匹...
てか...匹でいいのか?1人なのか?
「やっと、お目覚めになりましたね」
「えっと、ここは...」
「エルフの楽園へ「「「「「ようこそ」」」」」」」
首を右左右左右右右に振りまくる。
ダメだ。どう見ても俺の家じゃない。
というか、俺の家はこんなに眩しくない。もっと灰色で、埃っぽくて、カップ麺の容器が散乱してる場所だ。
「ん?どっかであんたの声を聞いたことがあるけどな...」
「私の声かな?」
「あぁ あんたの声だよ」
「あんた、あんたね 名前で呼んでくれる?」
「名前を名乗っていないのになぜ俺が知っていると思っているんだよ。そもそもお前の声が聴きたくないのにさっきまで常に聞こえていたのによ... 俺がずっとずっと、エルフの楽園を遊びたかったのにお前さんに邪魔され挙句の果てに30冊分の漫画分の金を奪いやがって...お前さんは何をもとめているのかよ?」
「あんたよ...ゲームをそもそも遊んでないくせに、 あ!私の名前はね...」「キャー」
「おいなんだ...」
「仲間の悲鳴だ 安心せい 私が守ってやる」
「おれは、ほんとににげるぞ?」
「逃げたいんなら逃げろ...逃げたくないのなら戦え」
「ちっ おれは逃げるぞ あばよ」
「あ~ん」
「なんだ...」
「ちょやめて...」
「え?どの口が守るとか言っているんだよ...」
『お前さんよ 聞こえるか?』
おいおい、白い空間、さっきの緑豊かで、女の美貌な姿でちょっとエッチな...いやあれは襲われていたなそれが... なんでだろ...。
『お前さんよ 聞こえるか?私は転生の神だ』
へ...なんで俺に話しかけるの?
『いや~ すみませんね うちのもんが』
は?関西弁?てか、なんかされた?
『されましたやん~ あのエルフ私が何もせずに勝手に召喚しやがって』
あの...召喚は別にいいんですけど...。
『なんか不満あるかね?』
姿が...変わってしまっているのだが?
『えぇ、私の少しの情けです』
おいおいこれが少しの情けかよ。
『何が欲しいのですか?名誉?金?』
へ...名誉と金しか選択肢ないの?
『スキルならいけますよ...』
スキルか...
『スキルが興味あるようなのでスキル一覧を見せますね』
ふぉ~
俺の目の前に、半透明のウィンドウがブワッと広がった。
ゲームで見るスキルツリーよりずっとデカい。項目が多すぎる。
No. スキル名 効果 備考
1【絶対服従】LV1 相手を一瞬で跪かせる ただし相手が美少女エルフに限る(すこしだけ強くなる)
2【無限金貨】LV1 金貨が無限に湧く この世界では金貨は落ち葉より価値がない
3【灰色の加護】LV1 どんな攻撃も「無」に還元する ただし喜びも「無」になる
4【共鳴波強化】LV1 BやCとの念話距離が伸びる ノイズ混じり、実用性は謎
5【竿の達人】LV1 釣り竿の扱いが神レベルになる お前が握ってたのはそっちの竿か?
6【ゲームマスター】LV1 この世界のルールを一部書き換えられる 使用には神の許可が必要
7【鍵師】LV1 どんな鍵も開けられる。閉じることもできる 「庭の鍵」にも有効?
8【逃走本能】LV1 逃げ足が3倍速くなる さっき使おうとしたやつ
9【???】 まだ解禁されていない 共鳴率70%で解放
「...は?」
俺は思わず声を漏らした。
なんだこれ。【竿の達人】って、お前言うに事欠いてそれかよ。それに【絶対服従】もエルフ限定って、もうお前の部下しかいねえじゃねえかこの世界
『ええやん。狙った相手にだけ効く方がロマンあるやろ』
なにがロマンだ。ふざけてんのか
『半分はな。せやけど、残り半分は本気やで。特におすすめは【鍵師】やな。今お前さんが持っとる庭の鍵、あれ普通の人間には開けられへんのや。せやけど【鍵師】があれば、開けるも閉じるも自由自在』
【鍵師】はいやだな...庭が開けれるとしても意味がないな...
【絶対服従】とか便利そうだな...
おい神よ【絶対服従】をくれ
『お前さん...聞いていないのか?おすすめは【鍵師】だぞ...』
ああ【絶対服従】でいい
『わかりました...あなたはもう聞く耳もないと思うのでもう放します。では』
あ、さっきの空間に戻った...
関東人なので関西弁がへったぴのへったぴです。
修正点がありましたらコメントにお願いします




