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だいいちわ:ある意味プロローグ?

 

ーうちが高校1年の頃

    七海朱里ななみじゅり(15歳)運命なんて信じてなかった。

幼稚園から一緒の慶喜けいき誡架かいかそして佳奈美かなみとはいつも一緒だった。

誕生日も何かとあれば皆で祝ってた。ーこんな事が続く・・・そんな思いだった。

なのに。高校に入ってからはそんな当たり前のことはなかった。

でも、佳奈美だけはいつも一緒にいてくれる人だった。

悩みだって聞いてくれるまるで朱里のヒーローのような人だった。

そして、朱里は高校に入る前のことを一つだけ覚えてる。

「あれだ・・・誡架と・・・。」

朱里には一つだけ思い当たる事があったのだ。


ー中学3年の冬。

   「寒いね〜。で?誡架どうしたのこんな所に呼び出して??」

「まだわかんねぇのかよ。俺は・・・」

「俺は・・・・?どうしたの真剣になって・・・誡架・・・」

誡架は朱里だけファミレスに呼び出したのだ。

「好きだ!!付き合ってくれ!!」

朱里はびっくりして

「・・・やだな〜。冗談でしょww」

「冗談でコクるかよッ・・・!!」

誡架は朱里にキスしてしまった事。

そんな事をまだ身にだしていなかったから。


「・・・誡架・・・。」

慶喜とは何の記憶もない。

一緒に笑って、誕生日パーティーした・・・それだけ記憶にある。

・・・他は?

そんな・・・覚えてもいないよ・・・

朱里には何も記憶はない。

「・・・朱里〜・・・あたしね・・・」

佳奈美が言い出した。

「・・・ん?」

「・・・いつか、いつかいうゎwやっぱし。」

「・・・何それ!!ちっとむかつくのはどうして?!」

「いつか・・・いつかねww」

朱里には秘密はない。今じゃ佳奈美と誡架と慶喜にはきっと秘密があるのだろう。

・・・自分だけ置いてかれているのは気のせいなんだろうか。

あたしは健全な、女だよ・・・。

皆は何かあるのだろう。

ーそうだ。うちも作ろう・・・うそを付く?それとも、・・・

誡架を使おうか、慶喜を使おうか。佳奈美を・・・使おうか。

て、・・・

そんなこと考えても、意味がない・・・もう、仕方ない。

やめる・・・と思った瞬間・・・誡架のことをたまに

思うと”ドキッ”と思うのはなぜだ・・・。

そうだ。取って置きの秘密を考えた・・・。

ウチは、誡架が好き。


ーあぁ、こんなこと考えなかった・・・のかも。

後から後悔を思ってしまう・・・そんなことを思ってしまうのかも知れません・・・。


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