設定集III
エルフについて。
この世界におけるエルフは人間をほぼ全ての面で凌駕しており、物質界の生物としては例外的な程に非常に高い霊格を持った種族です。
外見上は人間に似ているものの種全体に渡って例外無く美しい容姿をしており、やや細身で色白の肌と、葉の形をした耳が特徴的です。
肉体能力、魔力、知能と言ったあらゆる面で人間よりも遥かに優れ、状態異常に対しても高い耐性を備えていますので、戦士や魔法使いなどあらゆる戦闘職に対して適正があります。
また、高い視力と暗視能力によって、弓矢等の道具を使わせても超一流の技能を発揮します。
不老による不死性を備えますが、肉体の激しい損傷や自らの意思による放棄によって生命活動を停止することは可能です。
その超長寿性から繁殖能力は高く無く個体数も少ないため、人間等からは希少種族と見なされています。
性格は基本的には温厚ですが、物事の調和を尊び変化を嫌う傾向があるため、一部融通が効かない面があります。
彼らは森林の奥深くに好んで住み、木材の加工技術に優れています。
また、魔法銀等を用いて極めて優れた魔法道具を作りだす術にも長けています。
ドワーフについて。
人間よりも背の低い色白い肌の種族で、非常に頑強な肉体と精神力を所持しており、戦士としても非常に優秀です。
一度確立した自らの信念を絶対的に遵守する為、多種族からは頑固者と見なされることが多くあります。
男は全体的に毛深く、女性の中にも成人すると髭を生やすものが存在します。
平均寿命は三百歳程で、人間と比較すればそこそこ長命です。
採掘、鍛冶、工芸技術等に優れ、エルフと同等かそれ以上の工芸品や魔法道具を生み出します。
彼らは岩石地帯や坑道などに好んで居住地を作り、特に石材の加工に優れた能力を発揮しますが、材質として樹木を好まないため木工にはあまり興味を抱かないようです。
火の光が無くとも問題無く地下の採掘場へと潜れるほどの、非常に高い暗視能力を持っています。
また他の種族と交易を行うことが多く、利害が一致さえすればその相手は魔物にすら及ぶことがあります。
トレントについて。
一見すると樹木と見間違うような外観をした巨人で、特に睡眠中は本物の樹木とほとんど判別がつきません。
高い知能を持ち思慮に富む種族で、普段は森の中を非常にゆっくりと移動しながら木々の世話等をしていますが、戦闘時には極めて高い速力と腕力を発揮します。
状態異常への耐性が高く、多少肉体が削られた所で意にも介さない為、敵対すれば非常に厄介な存在となります。
自分たちが住む森林を非常に愛しており、森と共存するエルフに対しては友好的ですが、薪等の大量消費資源として無計画に木々を伐採するドワーフに対してはあまり良い感情を抱いていません。
オークについて。
エルフが魔に落ちた種族であり、魔物に分類されます。
肌は病的に青白く、人間の美的感覚に照らすと極めて醜悪な外観をしています。
エルフに匹敵する非常に高い知能を維持していますが、それらは全て他の生物を殺戮する為の道具を作ることに回されます。
彼らは自身らをも含んだあらゆる生命を憎んでいますが、特にエルフに対しては極端な憎悪と恐れの感情を抱いています。
国家等は形成せずに、力によって統率された小さな集団を作って生活しています。
食料や資源の入手に関しては、ほぼ完全に他種族からの略奪という手段を用います。
また魔王が出現した現在、彼らは魔王軍の尖兵として行動しています。
太陽を嫌い、日光の下では若干の能力の低下を招きますが、それでも非常に高い戦闘力と持久力を持ちます。
トロルについて。
トレントが魔に落ちた種族であり、魔物に分類されます。
トレントの樹木のような外観は完全に失われており、ぶよぶよとした病んだ乳白色の肌の、非常に醜悪な外観をしています。
太陽の下では能力の低下がありますが、知能が低く自身ではそれを理解していません。
あらゆる種族に対して敵対的であり、魔王の出現後は特に攻撃的行動を活発化しています。




