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6.ステータス取得☆

少し遅くなりましたが投稿します!

 馬車に揺られる事10数分。


 俺はクロエの膝の上で足をブラブラさせながら両親のステータスを見させてもらった。


 一言で言うと、凄かった。


 クロエの時も凄いと思ったがこの2人はそれ以上だった。


 父親のジークのステータスはこの通り。

 ==========================

 ジークハルト・ランウォーカー 24歳 男 レベル56

 職業:ランウォーカー辺境伯領主

 体力:4260

 魔力:2540

 筋力:3070

 敏捷:3580

 物耐:1640

 魔耐:1230

 称号:守り手 大行進を乗り越えし者 疾風の槍術師

 娼館の英雄 ハーレム製造機

 スキル:槍術レベル7 風魔法レベル6 水魔法レベル3 生活魔法レベル5 剣術レベル5 指揮レベル6 礼儀作法レベル4 鷹の眼レベル4 魔力探知レベル4 気配察知レベル5 身体強化レベル5

 ==========================

 ふぁ〜〜〜


 色々とあるな。称号など詳しく見ると


 守り手:自分の大事だと思うものを守りきった者。自分の守りたいと思うものが近くにある限りステータス上昇


 疾風の槍術師:ダメージを食らわずに槍で敵を素早く倒した者に与えられる称号。槍術レベル7でないと出現しない。槍使用時に、筋力・敏捷ともに上昇


 娼館の英雄:娼婦相手に100人以上満足させた者。夜の英雄になれる


 ハーレム製造機:一度に10人以上の異性と付き合った事がある者


 指揮:軍に指示を出すときに的確な指示を出す事ができる

 レベル6 5000人近くの人数を率いていきやすくなる


 鷹の眼:遠くを見渡す事ができる

 レベル4 1キロ先が見える


 魔力探知: 範囲以内にいる生物の魔力を探知する事ができる

 レベル4 直径1.5㎞まで感知する


 気配察知: 範囲以内にいる生物の気配を察知する事ができる

 レベル5 直径2㎞まで察知する


 身体強化:魔力を身体中に張り巡らせる

 レベル5 体力・魔力以外のステータスを2倍する


 色々な意味で驚いてしまった。口が開いてしまった。


 エリスとクロエがその姿を見てクスクス笑ってくるし、ジークは心なしかドヤ顔してやがる。


「はっはっは! どうだレイ? お前の父親はすごいんだぞ」


 ドヤ顔でそんな事をのたまう父にイラっときたので、例の2つについて聞いてみる。


「これとこれは何?」


 ふっふっふ、どうだこの赤ん坊のエンジェルスマイルでの質問は?

 こんな赤ん坊からの質問は無下にはできまい。


「ん〜? これは、えっ? これはえーと、その」


 ジークの顔から冷や汗がダラダラと流れてくる。その横に座っているエリスが目が泳いでいるジークの代わりに答えた。


「レイちゃん、これはねー大人の過ちってやつよ。レイちゃんはこんな称号持っちゃダメだからね」


 エリスが笑顔でそう言ったのだが、目が笑っていない。この瞬間馬車内の温度が数度下がった気がする。これは相当遊んでいたな、父よ。


「は、はい!」


 取り敢えず、とばっちりが来ないように良い返事をしておこう。


「ん! 良い返事です! ちゃんと守ってね?」


 俺はもう、頭を縦にふるしかなかった。それぐらい怖かった。


「じゃあ、今度は私のを見ましょうか」


 そう言ってエリスはステータスを見せてくれた。

 ==========================

 エリスレット・ランウォーカー 23歳 女 レベル44

 職業:辺境伯夫人(第一夫人)

 体力:2350

 魔力:4760

 筋力:1380

 敏捷:1400

 物耐:1250

 魔耐:3680

 称号:守り手 大行進を乗り越えし者 雷鳴の魔法師 天才魔法師

 スキル:雷魔法レベル7 風魔法レベル3 水魔法レベル4 火魔法レベル2 土魔法レベル3 生活魔法レベル5 杖術レベル4 短剣術レベル3 魔力探知レベル7 礼儀作法レベル5

 ==========================

 いやいや! 魔法特化し過ぎでしょ! 状況によればジークより強いんじゃないのか?


 雷鳴の魔法師:雷魔法で大量の敵を倒した者。雷魔法レベル7以上で取得。雷魔法使用時に消費魔力減少、威力増加


 天才魔法師:魔法を5つ以上持っている者。魔法を複数同時に発動できる。魔法使用時に消費魔力減少、威力増加


 やばい! これぞチートだ! こんな凄い両親の血を引いているのか俺は……


 やばい! 胃が痛くなってきたぞ。泣きそう……


 そして、ついに神殿に着いてしまった。


 ルンルン気分の3人と、テンションダダ下がりな俺。


 中に入ると、20代のシスターが居た。


「お待ちしておりました。ランウォーカー辺境伯、辺境伯夫人。それと、今日のステータス取得をされるレイヴェルト様」


「ああ、よろしく頼む。すぐにステータス取得は出来るのか?」


「はい。準備は出来ております。こちらにどうぞ」


 この神殿は女神アステルという神が祀られている神殿らしい。転生と成長を司る神らしい。どっかで聞いたな。思い出せん。


 先ずはその女神アステルに礼拝してからステータス取得に移るみたいだ。


 女神アステルの像の前でみんな礼をする。ほうほう! 中々綺麗じゃないか。……ん? どっかで見たことあるような。


 ……あっ! あの女神じゃないか! マジかよ。これはいよいよ悪い予感しかしないぞ。


「では、ステータスの取得に参りましょう。レイ様目を閉じてください」


 そう言われたので素直に目を閉じる。


「では、始めます。

 我らが女神アステルよ! かの者に祝福を与えよ!」


 シスターそう言った瞬間、俺の頭の中に文字が浮かび上がってきた。

 ==========================

 レイヴェルト・ランウォーカー 1歳 男 レベルー

 職業:無職

 体力:75

 魔力:100

 筋力:30

 敏捷:10

 物耐:200

 魔耐:70

 称号:女神アステルの観察対象 限界なき者 困難に見舞われし者

 スキル:頑強レベル1 身体強化レベル1 言語(大陸語)レベルー

 ==========================

 シスター以外の目が点になった。


 あってはいけないものが沢山ある。


 まあ、無職はわかる。確かに仕事はしていないな。能力も普通の赤ん坊にしてはまあ高いのだろうけど、あの両親のステータスを見た後だからそんなに凄いと思わないのはすでに麻痺しているからだろう。


 問題は次だ。これは絶対にあってはいけない称号だろ?


 女神アステルの観察対象:女神アステルの加護(弱)が付く

 女神からのコメント▽

 やっほー! 元気? 最近仕事無いからレイくんのこと見させてもらうねー! よろしくー



 女神アステルの加護(弱):ステータスの数値が上がりやすくなる


 限界なき者:ステータスのレベルの制限がなくどこまでも強くなることができる。その代わり成長速度は変わらないので強くなるにはそれ相応の努力が必要。

 女神からのコメント▽

 この称号はレイくんだけの称号だから頑張って鍛えてね! サボっていると宝の持ち腐れだから!


 困難に見舞われし者:今後の人生で色々な困難に立ち向かうことになるだろう。その代わりその困難を乗り越えた時大幅にステータスが上昇する


 ……色々言いたい事はあるが、今一番言いたい言葉はこれだ!


「ふざけんな! クソ女神ーーー!」

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クッソワロタw ハライテエwww
困難に見舞われし者 ー 見方を変えるとこれからの人生に苦難と苦労が約束された様なもんだよねƪ(˘⌣˘)ʃ
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