第7話 「脳波ゲーム」
え~。第7話です。8話まで平凡な日常(?)が続きますが、もうしばらくご辛抱願います…。
宇宙遊泳の件が一段落したころ、再び立体映像の女性が現れた。
「お疲れ様でした。次はどこに行きますか?」
そういうと、女性は宇宙ステーションの地図を出した。
「おっ!遊戯室があるんだって!」
カグが興奮気味の声で言った。
「じゃあ、そこに行く?」
「ああ。」
3人の意見が一致したのでレナは女性に行き先を告げた。
「かしこまりました。では行きましょう」
そう言うと、女性は体の向きをクルリと変え、歩き始めた。
今いるところは宇宙遊泳室で、宇宙ステーションの中央にある。一方、遊戯室は宇宙ステーションの一番外側にあるため、目的地まで10分ぐらい歩かなければならない。さっきまでプカプカ浮いていたためか、おかしな感覚だ。
そして5分ぐらい歩いたころ、体が重くなるのを感じた。徐々に外側に近づいているためだ。
それからさらに5分後。ようやく遊戯室に到着した。
「結構人がいるわね…」
レナが率直な感想を言った。
ここには様々なものがあり、ビリヤードや卓球台、ゲームセンターはもちろんのこと、サッカー場、テニス場などまで完備されている。カグたちはまずゲームセンターのゲームからやることにした。
「脳波を利用したシューティングゲーム…?」
これは、手を動かさずに自分がこう動きたいと考えればゲームの中のキャラクターもそれに反応して動くものだ。人間の脳には血液とわずかな電流が流れている。これらを利用すると、本人が今何を考えているのか、さらには寝ている人がどんな夢を見ているのかがわかってしまう。ということは、好きな人や隠し事ががみんなにばれてしまうのか…恐ろしい…。
「あれ?何で自分が思っている方向と逆に動くんだ!?おい!」
カグは脳波を検知するための被り物を被ってシューティングゲームをしていたが、ステージ1の始めでゲームオーバー。
「カグ、被り物前後反対じゃない?」
レナが呆れながらカグに言った。
「あ…しまった…」
カグはあまりにも悔しくてたまらなかったのでもう一度やり直したが、結局ステージ1をクリアーすることができなかった。
「じゃあ、次テニスする?私、テニスは得意なんだよ??」
「Me too」
なぜかカグは英語で返した。
カグはけっこうドジなんだなぁ…。次回!第8話。3/14(土)19:00に投稿します。よろしくお願いします。




