第10話:バルカ・レガリア
気付いたら、評価を頂けておりました。ありがとうございますm(_ _)m
読者さんの数はまだまだ決して多いとは言えませんが、とりあえず、今作初評価頂けましたので、面白い作品を長く書いて行けたらと思います(`・ω・´)ゞ
まぁ、完結まで書くまで生きていられるかどうか、怪しいですが、スマホをキチンと操作出来る限り、書き続けて参りたいと思います(*^^*)
初ブックマークはいつかなぁ……、初リアクションはいつかなぁ……(*´・ω・)(・ω・`*)ネー
その日のアルトは、ドワーフ達との酒盛りで愉しんでいた。
やはり、酒好きで有名なドワーフ。酒を呑ませれば、簡単に鍛冶場の利用を許可してくれた。
ただ、問題が一つあった。
神剣の素材として最高の素材と云われる神金の在庫が不足していて、提供出来ないと言われたのだった。
だが、ソコはアルトも抜かりが無い。
ダンジョン最深部・最下層から、鉱石を鶴嘴で、大量に獲得して来た経験が、ココで成果を出した。
アダマンタイトは勿論、余る鉱石は全て買い取ってくれると云う。
アルトは、ならば玉鋼によって造る聖剣を、ドワーフの国のバルカドロスを祀る神棚に、捧げ物として授けることで、鍛冶場を使う代償とすることにした。
酒盛りの翌日。二日酔いになるような下戸は居らず、ドワーフ国の『神匠』と言われる鍛冶師に相槌を頼み、先ずは聖剣を打つ。
万年窯と呼ばれる、消さずの窯でアダマンタイトをとりあえずインゴットに近い塊にしてから、剣を一本打つのだが、アルトはバルカドロスの経験をレベルサクリファイスしたことで、『神匠』と相槌を打っても遜色が無く、ドワーフ達から感心の声が漏れた程だった。
「中々」
『神匠』からの評価も十二分。『聖剣』レベルの剣としては、あとはバルカドロスの加護を授かれば充分だろう。
白鞘で仕上げて、神棚に祀り、祈りを捧げる。アルトは祈りの為に目を瞑っていたから分からなかったが、その時、聖剣が光り、ドワーフの鍛冶師達から「おおおッ!」と云う感嘆の声が聴こえた。
『バルカドロス、お仕事一回目、乙』
『否、メソッドを組んで自動化していたと思われる』
『確かに、反応が早過ぎた』
『バルカドロス、神剣の時に仕事サボってメソッドで済ませたら、後で折檻する』
等と、神々の間でも注目の瞬間だったらしい。
「──さて。次は神剣だ!」
その前に、一晩ゆっくり眠る。
『神剣』と云うだけあり、その仕事は真剣勝負で、失敗した時には、場合によって何らかの概念で死に至る事もあり、最悪、生命的に死んでしまう可能性も無い訳では無い。
さて。オリハルコンをインゴット化するところから始まりだ。
完全には溶かさず、軟らかくなったところをオリハルコンの台座の上でオリハルコンのハンマーで叩く。
形が整ってきたところから、剣の形にする前に、何度か伸ばして折り返す。
4度か5度ほど折り返したところで、粘りが出て来て、7度目で丁度良くなる。
それからは、剣の形に伸ばして、樋の形が見えて来ると、刃先を整え、切先まで仕上げる。刃区・棟区を整えると、茎 (中子)は火挟みで押さえていたところなので、穴を2箇所空けて、剣身は仕上がりだ。手順は流派によって前後するが、ドワーフの『神匠』の流派で今回は造った。
又、柄を別に造るが、鍔、握り、柄頭を造れば良い。
又、鞘は今回、世界樹の枝 (太め)を使えることになった。
装飾は、専門家に任せて、精一杯凝った造りにする。
グリップには細長い革を巻き、滑りづらくする。
装飾まで全部仕上がるのに、一週間が掛かった。
研ぎも入れて、完全に仕上がった『神剣』には、既に魂が籠もっている気すらする。
そして、神棚に供えて祈ると、『神鋼の契約』との銘が授けられた。
勿論、光の演出付きである。鞘から剣身を抜くと、僅かに光輝いていた。
「会心の出来じゃ」
『神匠』もそう言って高く評価した。
勿論、仕上がった後は、呑めや騒げの宴会だ。
『神剣』ともなると、『神匠』ですら、生涯に二度、打てるかどうかと云う代物である。
『バルカドロス、お仕事、乙』
『バルカドロス、一体何の契約をしたのか』
『馬鹿者。所有契約と不使用の祈りの契約じゃ』
『いい加減、『神匠』の名を『神匠』の襲名制度を見直すべき』
『何なら、考えてやろうか?』
『第168代『神匠』が名前じゃ、いい加減不便だと気付くべし』
『『神匠』がソレで良いと言っておるんじゃから、ソレで良いではないか!』
『レベルサクリファイスが滞っている件について』
こうも神々の会話が自身の身の回りで行なわれていると、いい加減、アルトにも断片的に聴こえて来るものである。
今は、『神界、騒がしそうだなぁ……』で済んでいるが、内容がそのまんま聴こえるようになったら、どうなることか。
そう、『創造神』がコメントしたことで、神々は余計な会話を止めた。
全く、創造神が苦労して進めている内容に、『未だレベルが低い』とか批判するのであれば、自身でも創造してみろと言いたいところだ。
例え一切評価されることが無くても、自らの信念に基づいて、奪うのでは無く、創造することを、例え趣味のレベルで行なっていたとしても、ソレは崇高な行ないである筈だ。
何しろ、世界に新しい娯楽を創る行為であるからだ。
世の中の大半の犯罪者は、娯楽を大事にしていない。嫌になりそうなことを忘れるぐらいの娯楽を持っていない。
その位の娯楽があれば、真面目に働いてその娯楽に稼いだお金を費やす事も出来る筈なのにだ。
或いは、法律に逆らうことに娯楽を感じる。ゲームで、ルールを破って遊んで、ソレで勝って、楽しいと思うようなものだ。
バグ技を使って遊ぶのとも、話が違う。
ルールの範囲内の自由な選択肢で勝ち方を見出すことこそが、ゲームを楽しむコツだろう。
いいか、良く聞け。
ルールの範囲内での自由な選択肢で勝つ事は、何物にも代え難い楽しさがある。
ルール違反は、刹那的な楽しさだ。汚い事をするのだから、その内、その汚れに不快感を覚える。
しかも、その記憶は恐らく一生消えない。
『お前も惡いことは沢山して来ただろう』
ああ、そう言われるだろうさ。
だからこそ、消えない罪悪感に苛まれない為に、ルール違反は辞めろと言う。
『盗作に近い事をやっているじゃないか』
盗作と模倣は違う!確かに、『模倣犯』と云う言葉はある。だが、元ネタの模倣であって、中身の模倣では無い!
このネタも、どうすればオリジナルのモノになるかを繰り返し試して、ようやくこの形に辿り着いた!
それに、元ネタがあるものを、ネタを拾って加工して創作することは、よく行われている行為だ!
『言い訳すんな!』
気付いて、検索して、使われていないことを確認の上でやっていることを、盗作と一緒にするな!ソコまで言うのは、屁理屈に近いだろう!
『屁理屈はお前だ!』
屁理屈に屁理屈で返しても虚しいだけだから、もう言い返しはしない!だが!俺のオリジナルのアイディアを、一捻りして傑作に創り上げ、映画化した作品だってある!なら!俺も一捻りして、傑作とまでは言えないかも知れないが、創り上げる努力をしたことは許されてもいいじゃないか!それと、ルール違反して盗む行為とを、一緒くたにするのは止めて頂きたい!
『だから、『創造神』としてレベルが低いと言われる』
レベルが低いから、経験値を積んでいるではないか!経験値を積むことすら許されないなら、俺に出来る努力は無い!
『レベルの高い『創造神』は、処女作にして傑作を残す』
だから、レベルが低いことは認める!だが、経験値を積むことすら許されないなら、俺に出来る努力は無いと言った!
『レベルの高い『創造神』は、この作品が発表される前にこの作品の上位互換作品を発表する!』
ええい、判った!この作品の発表時期を前倒しにしよう!だが!それが故に、毎日掲載が難しくなることを、容赦して貰おうか!
『毎日掲載出来ないのは、お前の努力不足!』
仕方が無いんだよ!セミプロ作家では無くなったのだから。
毎日、一定時間を執筆に割ける環境は、もう無いのだよ!
『毎日はやってなかったクセに』
仕事だからこそ、休みを入れる余地を入れても良いじゃないか!
『結局、言い訳しなけりゃ創作出来ていない』
煩い!言い訳させたく無かったら、黙ってろ!
………………
…………
……
何とか言えよ!
もういい、俺は俺のペースで努力をし続ける!
創造神としての経験値を積む!そして、神に近づき過ぎて□ぬ!公開処刑になるまで待ってられるか!




