第11話 凛子の妹の離婚騒動
宇宙が新しい環境で頑張り始めた頃、
凛子の方も段々ではあったが…
どんどん深刻化する状況になって来ていた。
凛子の妹の夫が、妹と言い合いをして、
家を出て行った事で、妹が子供たちの前で
「リストカット」をする振りをして、
生活をおびやかしたり、していたのだった。
甥っ子から頻度なくSOSが届く事が多く、
姪っ子と母親が(凛子の妹)大喧嘩する事で、
家の外に締め出されて、寒い外の中、
子供たちがお腹もすかして、泣いている事も多々あったのだった。
結局、実家に連れて来る流れとなった。
実家に来ても、毎日、凛子の毒母と妹が大喧嘩をする毎日。
子供達も学校に行かせてやらなきゃで、
凛子は学校との兼ね合い等、大忙しの日々を送っていた。
このままでは皆がダメになってしまう…。
凛子は究極の決断に迫られるのだった。
でも、誰も凛子の家族で、この問題を真摯に真剣に取り組もうと、
出来る人間は一人もいない。凛子しかいない。
毒母に凛子の考えを伝えて、協力してもらう事にした。
そして、妹を精神科に入院させたのだ。
妹は元々、ある精神科に通っていて、
その先生の治療を受けていたので、
先生は妹の状態を熟知してくれているので、
安心できると思ったのだった。
とにかく、ここはプロに任せて、同時進行で、
妹は病院で治療を受けながら、健康体を、
目指してもらおうと思った。
まだ家に帰れば、子供達の学校云々の問題も山積みだった。
とにかく、一つずつやって行かないと…。
皆が路頭に迷う事になってしまう。
そんな凛子の過酷な現実の状況と、
宇宙もまた新しい職場に行って不安な毎日と、
お互いに同時期に、まさに試練という名の人生を、
送り合っていたのだった。
そんな時、ネットで「ツインレイ」って言葉を、
凛子は初めて知り、興味をかなり持つようになるのだ。
よくよく、読んでみると…。
凛子の感覚の中だけで思っていた「魂のふたごちゃん」
って事がそうらしい。
なるほど…ここまでの宇宙との事を振り返って見ても、
思い当たる点が、多々あったのだ。
今までは漠然とした「魂のふたごちゃん」って
感覚だった凛子にとって、明確なイメージを、
持たせてもらえた気がした。
凛子の中で、物凄く、「魂のふたごちゃん同志」に、
成りたいという「意欲が」芽生えたのだった。
でも、その為にはまずは自分の「課題」を、
一つずつじっくり確実にクリアする事からだと思ったのだった。
今の凛子自身かなり心身ともに疲弊していたが、
「自分を信じる心が持てると、迷いなく進める!!」
凛子になった事で、内側からエネルギーが湧き起こって来た。
一方、宇宙の方は、今の病院の院長婦人を肌身で感じてから、
気持ちがソワソワして落ち着かなかったのだ。
今、仕事を教えてくれている小川さんに何気に、
院長婦人の事を尋ねて見たが、
ハッキリした事を教えられないのか、
教えたくないのか…曖昧な返答だった。
でも、宇宙の心の奥では、まだ根拠はないが…。
レッド信号に近いものを感じてはいた。
宇宙は妻にその話をしたが、
妻は「給料」の方が大事みたいで、
「ここの病院は給料がいいんだから、辞めたら許さんよ!」
って激怒されたのだった。
どうしても、宇宙の中で腑に落ちないので、
凛ちゃんに相談してみる事にしたのだ。
凛ちゃんは、即答で、その院長婦人は宇宙の心を、
壊す人物に感じるから、離れた方がいいって言ったのだった。
宇宙は凛ちゃんには、どんな性格の人でとか、
人物像は言ってないのに…。
「見た事もないけど、悪のオーラを感じるから危険だわ。」
と凛ちゃんは宇宙にできる事なら、
早急に辞める事を勧めて来たのだった。
凛子は、宇宙に辞める事を勧めたのだが、基本…。
人に前向きに頑張れ!!って応援したい人なので、
ひとりまた考え込んだのはあった。
しかしどうしても、今回は、かなり黒い何かを感じて、
宇宙には辞める事を勧めたのだった。
その数日後…。その院長婦人の罵声によって、
宇宙は即!!決断する事となり、その会社を辞めた。
しかし、また無職になってしまったので、
早急に就活を始めなきゃいけないので、
宇宙は、傷心に浸ってる場合ではなかったのだ。
なんとかやっと次の就職が決まって、働き出したのだが、
面接に行った時から、宇宙の中で、
まだ根拠はないのだけれども…
この会社に向かう方角に違和感を感じてしまったのだ。
家から出て、そっちの方角に向かおうとすると…
動悸が起きる。明らかに、宇宙の心身が、
内側から嫌がってるのを感じていた。
でも、またすぐ辞めるわけにはいかない…。でも…苦しい…。
凛ちゃんには申し訳ないが…出勤途中に電話をして、
「はぁ~。ってため息をつきながら…」
何とか…職場の駐車場まで車を停めて、
目の前に絶壁のように感じるような、
長い長い階段をいつも登って出勤するのだった。
一方、凛子の方は、宇宙の事も物凄く気になりながら、
現状の過酷さに、頭を悩ませながら、
家族みんなの板挟みになりながら、奮闘していた。
「宇宙も今頑張ってるんだ!」
それを支えに前だけ向いて行こう!って、
思いながらやり過ごしていた。
そんな時…宇宙が救急搬送されて、
急遽…入院したと連絡が入った。
神様~。
宇宙をどうか守ってください…。
凛子は、不安で鼓動がドキドキしながら…
病院に向かったのだった。




