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二人の世界  作者: 降木 星矢
学校編
20/100

昼休み

「昼休みだ〜っ!」

 チャイムが鳴り、授業の終わりを示すと同時に昼休みの始まりを告げる。

「っていっても、まともに授業受けたわけじゃないけどね」

 B子の言うとおり、二人は授業を受けたわけじゃない。

 そもそもこの学校はこの二人しかおらず、どうしてチャイムが鳴ったのかも分からない。

 しかしA子そんなこと気にする様子もなく、ただただ昼休みにテンションをあげていた。

「じゃあ一緒にお弁当食べようっ!」

 A子が早速机をくっつけます。

「分かったわよ」

 そう言ってB子も机を動かします。

 2人で昼休み。2人で昼食。なんだかこれだけでお腹一杯になりそうなワードです。

 なんて考えているうちに、二人はお弁当を机に広げます。――え?どうしてこの世界にお弁当があるかって?そんなこと気にしてはいけません。

「――あっ、そのおかずおいしそ〜」

 B子が広げたお弁当の中にあった、唐揚げを指してA子が欲しそうに見つめます。

「そっちのお弁当にも同じのが入ってるでしょうが」

 そうです。二人のお弁当は中身が同じお弁当です。

 だから当然、A子がおいしそうといった唐揚げはA子のお弁当にも入っているのです。

「え〜、でもそっちの方がおいしそ〜」

 しかしA子は諦めずに必死にねだります。

 普通に見ても同じ唐揚げなんですけどね。

「――はぁ……分かったわよ」

 そして流石押しに弱いB子。A子に頼まれ渋々という様子で唐揚げをA子の口に運びます。

「ん〜、おいし〜」

 それをA子は幸せそうに食べます。

「じゃあ私もお返し〜」

 そう言って、A子は自分の弁当に入っていた唐揚げをB子の口に運びます。

「んっ、確かにおいしいわね」

 二人はお互いの唐揚げを味わって食べるのでした。

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