学校
「暇だね〜」
「そうね」
A子とB子は隣り合わせで寝転がっています。天井を見上げて、何をするわけでもなく、ただ寝転がっています。
「――今頃、親とか友達とかどうしてるかな〜」
A子が何気なく呟きます。
ちにみに補足しておきますと、この二人は、年齢は17歳。つまりバリバリのJKなのです。
「さあね。行方不明とかそんな感じじゃないの?」
「てことは私テレビに出演しているって事かっ」
「いや、出演って言い方はおかしいでしょ」
そんなたわいもない会話を今日も二人はしています。
初めはB子も必死に、ここから出ようと頑張っていたみたいですけど、本当に何もなくて諦めてしまいましたからね。
もう呑気にただ暇を潰すしかないのです。
「こうなるとなんか、学校に行きたくなるね〜」
「まぁ、確かにそうね。普段はあんなに行きたくないって思ってたのに」
二人共自分が通っていた学校を頭に思い浮かべます。
きっと今二人の頭の中はJKの青春の出来事が浮かんでいるのでしょう。JKの。
大事なので二回言わせていただきました。
「学校行きたいな〜」
「いや、だからこんな所に学校なんかあるわけないでしょ……」
A子の無茶な願いにB子は呆れます。
でもB子さん。すぐ起きあがってみて下さい。
「――あっ、学校だ」
「え?」
先に気づいたのはA子で、ゆっくりと起きあがります。
「うそっ…………」
続いてB子が勢いよく起きあがり、目の前の光景を見て唖然とします。
「本当に学校だ……」
先ほどまでは何もなかった二人の目の前には、いつの間にか学校が建っていたのでした。
「やったーっ!早く行こっ!」
「ちょ、ちょっとっ!」
走るA子を追いかけるB子。
さて。これからは新しく学校での生活が始まります。




