↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
65/177

あのね、逢いにいくの(葵誕生日記念回 後編)

 一週間くらい後の。

 太陽の光。肌がひび割れ焼け焦げそう。


 金の髪、ふんわり靡かせる風、触れる度切り刻まれる。


 数年ぶりの外の世界。


 吐き気がするねぇ。気持ちが滅入る。


 やはり私はあの場所が似合っていたと思い知る。


 でも、私はやると決めたの。


 白い髪、奥底にどこまでも続いていく眼鏡ごしの瞳。


 色々な意味で私を壊した。


 あの人に再び出会うため。 



 もはや無意味ともとれるほど過剰すぎる監視。


 いくつかは自力で、いくつかは蓮華ちゃんがその枷を取り除く。


 洋服は捕まった時の物。


 少し緩くなったけど問題ない。


 ゴシック調の衣服はやはりしっくり来るの。


 あの時と少し違うのは眼帯が増えたこと。


 

 裏口で待ち構えていたのは。


 白いワンピースに黒い日傘を差す蓮華ちゃん。


 淡緑の髪を掻き分け私を見つめる。


「ほとんどあの時のまま。確保時、部屋に踏み込んだ私は座り込んだ貴方と死体で造った物、最初どちらが人形か分からなかったほどです」


 うふふ、懐かしいね。


「じゃあ、行こうかぁ」


「そうですね。今回の相手、私は遊園地の殺人鬼と名付けました。アミューズメントパーク、これは貴方が予想した被害者達で遊んでいるという推測がどうやら信憑性を増してきたからです」




 目的地の農園。


 広い建物が一つ。


 入り口も一つだけ。


「他は全て塞がれてますね。ここから踏み込むしかなさそうです」


「そうだねぇ。あっちはもうこっちに気付いてると思うしね」


 私の解放。この日に決めたのには理由があるの。


 その容疑者である局長の動きに合わせた。


 獲物の確保、それを使って遊ぶまでの時間。


 充分用意させた。


 有給を定期的に一気に消化するスタイルはとても分かりやすい。


「この時点で動きがないなら、相手は招く事を選んだね」


「ええ、ここは相手の牙城です。今は逆に私達が不法侵入で捕まりかねない。ていうかですね実はとっくに裏工作はしてないんですよ」


「・・・・・・ふ~ん、てことはやっぱりあっちの目的は私だったって事だねぇ」


 どこで気に入られたのか。

 この犯人、私を出すために動いた。


 蓮華ちゃんが折角裏でこそこそ動いてたのに、それもお見通しといった感じでむしろ協力すらした節もある。


 よっぽど私と遊びたいみたい。


「なら、堂々と入ろうか」


「ですねぇ。御招待いただけるならそれにお答えしましょう」



 入り口は観音開きの鉄製の扉。


 農場の建物には似つかないほど大きく重い。


 中に入り一本道を進んでいくとまた扉。


「葵さん、いいですか? ここからは多分後戻りできませんよ」


「いいよぉ。なにが起ころうが何とかするよぉ」


 歩みは止めない。


 

 第一の部屋。


「あらあら」

「・・・・・・・・・・・・」


 すでに中には数人がいて。首には長い鎖、鎖は前方の扉の中へ続いていた。

 頭には麻袋が被されており、袋には数字。後は視界のための穴が空いているくらい。

 体格、体型的に男4、女4。年齢は分からないけど多分バラバラ。

 数字は1から8までではなく、同じ数字が一組ずつ、つまり1の男女、2の男女といった感じだね。


「あぁああっ! 助けてっ!」「あ、あんたら、どっから来たっ!」「どうでもいい、これを取ってくれっ!?」


 私はそれらを一切無視して、天井隅のカメラに目を移した。


[私の遊び場にようこそ。お二人を歓迎する]


 声が響く。


「うふふ、どんなお持てなしをしてくれるのかなぁ?」


[まずは、君達には他の参加者同様に扉の先へと続く鎖をつけて頂く。あぁ、麻袋は免除としよう。ただし君達の数字は5とする]


 私達のナンバーは5ね。鎖、あれかな? 丁度二つ空いてるねぇ。扉には細長い楕円の隙間、伸びる鎖はあの中へと吸い込まれている。


「これをつければいいのかな」


 私が躊躇なく首にはめると、蓮華ちゃんも肩をすくませながら同様に装着した。


「よろしい、では最初の試練っ!」


 前方に扉。当然固く閉ざされている。

 何かすればあそこが開くんだと思うけど。


[そこの瓶に液体を流し込め。さればそれにより扉は開かれるだろう]


 扉に傍に瓶がある。それに管が伸びていて壁に吸い込まれていた。


 どうやらサイフォンの原理を使ったギミックのようだけど。


 管は透明ですでに少しだけ液体が満たされていた。


「これ血かな?」


 それはどす黒い赤。


[必要な量は1.5リットル。制限時間は今から3分間]


 照明が落ちていく。


「葵さんっ」


 一番近くにいる蓮華ちゃんの姿でさえどんどん暗闇に飲まれていく。


 さぁ、どうしよう。


「一番てっとり早いのは・・・・・・」


 最初から少し血が入れられていたのはその選択肢に誘導するため。


 大体70キロほどの体重で血液は5.6リットルほど。

 なのでここにいる誰かを使えばクリアは容易。

 

 参加者? は私達をいれて10人だから全員で入れる血を分ければ犠牲は最小になるけど、それだと制限時間内に間に合わない。太い血管で一気に出す必要がある。


 短時間で50%の量の血液が失われると大体失血死しちゃうから、この場合その方法だと確実に死ぬねぇ。例えゆっくり失血した場合でも30%を越えると出血性ショック死の危険性が生じる。


 まぁ、主催者はそうして欲しいんだと思うんだけど・・・・・・。


「みんな、全員生き残りたかったら黙って私の話を聞いてねぇ。時間はないよぉ」


 暗闇に向かって喋りかける。


 蓮華ちゃんがいなけりゃ最効率を取るけど、思い通りも癪だしね。


「さぁ、みんなおトイレタイムだよぉ」


 

照明が再び光を放ちはじめ、扉が開く。


「うぅ、こんな屈辱初めてです・・・・・・」


「まぁまぁ、誰も見えてないよぉ」


 ギリギリ足りたみたいで良かったよぉ。時間を見てナイフを握っていたんだけどね。


 鎖はまだまだ先に伸びている。


 と思ったら道が左右に分かれていた。


[ここで5人に別れてもらう事になる。それぞれ鎖の繋がってる方に進んで欲しい]


 同じ数字同士をここで離すのね。蓮華ちゃんと離れられるのはむしろ好都合かも。


「じゃあ、私は右みたいだねぇ」

「・・・・・・私は左ですね」


 こうして私達はそれぞれ別の部屋へ通された。


 入った部屋ではモニターが一つ。壁紙が真っ青。


 首の鎖はここの壁に繋がっていた。


 映っていたのはもう片方、こっちは対象的に赤い部屋。


[ここからは一蓮托生。まずはペアの片方に問題を出し、それが正解ならもう片方の部屋にいる相方の鎖が外れる。不正解の場合は・・・・・・まぁやってみれば分かるだろう] 


 短い説明。ゲームは素早く行われた。


[まずは、赤い部屋、一番の男性、第一問・・・・・・]


 モニターではそちらの部屋の音までは聞こえない。


 出されたのはごく簡単な問題。


 だったのに。


[不正解]


 どうやら外したみたい。


 その瞬間。


 モニターの男が激しく踊り出した。


 少しのラグ。


 こちらの部屋でも。


「いだ、いだああ、いぎゃあああああああああああああああああああああああああああああ」


 一番の女の絶叫が響く。


「電気かな。みんな離れた方がいいよぉ。巻き込まれるから助けようと思っちゃ駄目」


 早々と三番の男が駆け寄りそうになっていたので警告する。


 流れる電気はじょじょに強くなっていってる。

 もうこの時点でこの人に触れたら不随電流で逃げられなくなるね。

 これは電流が筋肉の収縮を激しくさせるから。


 一番の女はその後ピクリとも動かなくなった。


 モニターの先でもそれは同様みたい。


[では、続いて同じく赤い部屋、2番目の女性、第一問・・・・・・]


 これまた簡単な出題だったのに。


[不正解]


 声を共に、両者二番の男女の鎖が巻き取られていく。


 それはとても強力な力。


 壁の中にどんどん引き寄せられる二番さん。


「いや、いやあ、いやあああああああああああ」


 抵抗するも抗えない。


 ついに壁へ背中からピタリと引きつけられた。


「あがぁあがあああああああああ」


 女は首に手を回すもどうすることもできずに首輪を掻きむしった。


 爪が剥がれるほど強く、でも巻き付けは止まる事はない。


 あぁ、今どんな顔になってるんだろう。


 麻袋のせいでよくわからない。


 でも、きっと、涎、鼻水垂れ流し、目玉は飛び出てきてるんだろうねぇ。


 う~ん、見たいなぁ。


「くそっ!」


 ここで見かねた三番の男が助けに入った。


 いやいや、どう考えても無駄だよぉ。


 三番は必死に何とかしようとするも。


 どうにか出来たのは麻袋の穴を少し大きくしたくらいで。


「うふふ、予想通りだねぇ」


 これはこれでよくやったよぉ。お陰でいい表情が見られた。


 首に食い込む金属が、骨をも砕く。


 そして。


 ブチリという音を立てて首は。


「ひゃああぁああああああああああ」


 助けようとしていた三番の男の顔に盛大にぶっかかったねぇ。色々。 


 少し遅れてモニター越しの男の首を床に落ちたみたい。

 あっちは蓮華ちゃんを含め全員でなんとかしようと頑張ってた。


「うわぁああああああああああああああ」

「きゃああああああああああ、いや、もういやぁあ」


 三番と四番が発狂したような声を上げる。


 身近で急に二人死んだら無理もないのかな。


 四番に至っては鎖の先の壁に棘が人型に配置されてる。同じように鎖が巻き取られたらどうなるかなんて想像に容易い。


[どんどん行こう、赤の部屋、三番、第一問・・・・・・]


 不正解続きで修正したのか、問題はさらに簡単になった。


[正解]


 その言葉が耳に届き、こちらの三番がその場にへたり込んだ。


「はぁ、はぁ、た、助かった」


 でも次の四番はそれでも駄目で。


[不正解]


 鎖が音を立てて動き出す。


 弛んで床で蜷局を巻いていた鎖がピンと張り詰めた。


「いやぁあが、いやぁあ、いやぁあああ、だ、誰か、助け、助けてっ!」


 狂ったように叫ぶ女。


 でも、どうしようもない。


 またも三番の男が助けに入るも。


「いやがああがおぎああああああああああああ」


 突き刺さる。


 無数に突き出ていた針で体は穴が空いていく。


 噴き出す血、暴れる女、見ているだけしか出来ない男。


「さぁ、いよいよ私達の番だねぇ」


 どんな問題かなぁ。


「な、なんで、そんなに落ち着いていられるんです!?」


 ここで三番の男が疑問を投げかける。


「なんでって・・・・・・」


 そりゃ私だって見知らぬ人がパートーナーなら少しは焦るかもしれない。


 でも、私の命を握るのは。


 唯一無二の好敵手で。


「蓮華ちゃんだからだよぉ」


 私の人形遊びは完璧だった、確かに運の要素も絡んだけどそれでも私を追い詰めたのは彼女本来の能力。


[正解]


 響く音声。


 私の首輪が外れ、鎖が音を立てて床へ落ちる。


「今度はこっちだね」


 第一問で生き残ったのは2ペア。


 この四人で第二問。


[では、青の部屋、三番、第二問・・・・・・]


 傾向は同じ、簡単な問題。


[正解]


 三番は見事答えた。


「はぁはぁ、良かったぁああ」


 いよいよ私の番。


[赤の部屋、5番、第二問]


 さっきの蓮華ちゃんの問題は他より比較的難しかった。


 あくまで他の問題に対してって事だけど。


 私はどうかな?


[ある街に殺人鬼達が移住してきました。殺人鬼の数は27人。殺人鬼達は6週間で街の人達を皆殺しにしました。23人だと9週間で皆殺し。では21人だと街の人間を皆殺しにするには何週間かかるでしょう? ただし街の人口はある程度補充されていくとする。制限時間は3分]


 ふむふむ。良かった簡単で。


 殺人鬼一人が殺す一週間分の犠牲者=1

 街の人口=A 

 一週間で補充される人口=O

 21人の殺人鬼が皆殺しにする週数=I


 代入、代入と。


 数秒で道が繋がる。


「答えは12週間だよぉ」


[正解]


 モニターの中の蓮華ちゃん、その鎖が外れたのが見えた。


[では、引き続き問題を出す。これは赤の部屋、青の部屋、残った人達一緒に考えていいものとする。正解すれば扉は開かれるだろう]


 協力は必要ないけど、これもあっちに蓮華ちゃんがいるなら問題ない。


[赤の部屋、第3問・・・・・・]


[青の部屋、第3問・・・・・・ある男が15キロ先の友人の家に行くのに、行きは時速5キロ、帰りは時速3キロで歩いた。では、この男の平均時速はいくつだろうか?]


 あら、これまた簡単な問題だねぇ。


 でも、それには理由があったの。


「えっと、時速5キロと3キロ、てことは合わせて8キロ、なら平均は4、答えは4キ・・・・・・むぐっ!」


 答えをいいそうになった男の口を塞ぐ。


 危ない、危ない。


「違うよぉ。平均時速って言ってる、なら3時間、5時間、30キロの距離を8時間で歩いたんだから、平均時速は3.75キロだよぉ」   

 

[正解]


 扉がゆっくり開いていく。


 それはモニターの中の赤い部屋も同じだった。


 さすが蓮華ちゃん、あっちも正解だね。


 私達は突き進む。


 また同じような部屋についた。色も青のまま。


 こちらにもモニター、赤い部屋には蓮華ちゃん達も見えた。


 扉の前に、天秤、そしてコインが数枚置かれていた。


[これも双方の部屋で協力してもらう。コインは8枚。色もそれぞれ別。その中に一つ偽物が混じっている。偽物は本物より少しだけ軽い。計りを使えるのはお互いの部屋一度だけ、それで偽物を見つけて欲しい]


 これ、どちらかがやり方を先に間違えたらアウトだねぇ。


 でも、蓮華ちゃんなら。


[では、まず赤の部屋から]


 モニターを見つめる。


 蓮華ちゃんは8枚のコインを三つの塊に分けた。


 そして、赤、青、黄色のコイン、緑、オレンジ、紫のコインを天秤にかけた。


 この時、天秤は緑、オレンジ、紫のコインがある方に傾いた。


 偽物は少し軽い。


 だから、偽物は、赤、青、黄色のどれか。


「じゃあ、こっちの番だねぇ」


 私は無造作に赤と黄色のコインを計りにかける。


「・・・・・・釣り合ったよぉ」


 これで答えは分かった。


「偽物は青のコイン」


 でもそれだけじゃない。


「偽物は青。つまりこの部屋にいる」


 私は三番の男と向かい合う。


「え? 何を言ってるんです?」


 ここまで来て惚けるかぁ。


「こんなゲームだよ、自分も参加しないと面白くないじゃない。主催者が一番特等席で見るのはセオリーだよぉ」


 最初の部屋。鎖の長さが異なった。

 血をいれるための殺し合いを考慮して、自分の鎖だけ少し長く隅っこに逃げられるように。私の鎖では一番伸ばしても中央くらいだったからね。

 

 2番目の部屋。

 自分は助けるように見せかけて一番近くで死んでいく様を見ていた。麻袋を破ったのもこのため。それを見て袋の中では滅茶苦茶微笑んでいたはず。


 3番目の部屋。ここの答えはヒントを出したつもりかな。


「もう私は確信してるよぉ。蓮華ちゃんの方の三番は本物の参加者かな?」


「ふ、そう、あっちはただ人数合わせだ」


 ここで男が麻袋を脱いだ。


「そうなんだ、なら良かったねぇ」


「・・・・・・良かった?」


 そうだよぉ。もしあちらも貴方の仲間で最終的に蓮華ちゃんを襲う算段だったなら。


「無茶苦茶になってた。あの子はリミッターで抑えられてるだけ。それが外れればもう誰も止められない」


 異常者は異常者と惹かれ合う。


 でもそれは同じレベルに限った話だよぉ。


「貴方は、ただ引き寄せられただけ。私と・・・・・・あの子に」


 ナイフを握る。


「じゃあ、そろそろ・・・・・・」


 狂気は体の外へ逃げ出すように。


「殺してあげようか?」


 うふふ、これが望みだったんでしょ。


 私に刺され、私に刺され、私に刺され、私に刺され、私に刺され、私に。


「あぁあ、お願いだ、僕も、貴方の人形にしてくれ、この世のモノとは思えない、あの美しいすぎる・・・・・・」


 でも、残念、私は少女の体でしか造らないの。


 まぁ、そんな事教えないけどねぇ。


    ◇



 出られるとなり、今まで届いていたファンレターを纏めて読んだの。


 大体は似たよう内容だったけど。


 一人だけ私の気を惹いた。


 封筒には花の種が入っていて。


「貴方は太陽、貴方はお水、貴方は私を咲かせた」


 意味は分からないけど、この子には会ってみたい、そんな風に思えた。



        ◇


「リョナッち、どうだったっすか? 例のレベルブレイカー」


「あぁ、あの子か。何とか一回目は無事終えたけどね、終始恐ろしかったよ。あの子を最後まで執行するにはまだ足りない。このままじゃ途中で僕が壊される。だから、もっと精進しなければ、あの子は僕が・・・・・・やるんだ」


      ◇

 

 内臓が散乱する。血だまりが辺りに広がる。


「うくく、こいつも赤い。たまには、いないの、か。中身が青とか黄色の、やつ」


 少女は血に染まった手を天に伸ばす。

 

 その行為に意味はなかったが。


 その穢れに穢れた手を取る者が現れる事を。

 

 彼女はまだ知らない。


◇


 蓮華です。なんだかよく分からない内に終わりました。

 犯人は生かさず殺さず状態で確保。ここは今後も考えての事でしょうか、それともただ目的を達成させたくなかったのか。


 結局、この局長、アミューズメントパークも葵さん、というか葵さんが造った人形に魅せられた一人だったのでしょう。


 あれは呪いの人形。


 見た者は狂ってしまうのでしょうか。


 なら、私も・・・・・・いやいや。


 葵さんはこの後、何をしたのか、このまま司法取引って事である程度の自由を得ました。


 あんな化け物、世に放って果たして良かったのか。


 管轄が違うので私が口を出すことではありませんけどね。


 

 その後、私の嫌な予感は的中する事になります。


 それを受けてある人が私を訪ねてきました。


「あの~、すいません~」


 声が部屋に響いて。


 鼓動が高鳴る。


 ずっと会いたかった。


 この人が、あのドールコレクターの想い人。


「あ、お待ちしてました。リョナ子さんですよね」


 ここからは、私がもう深緑深層のマーダーマーダーと呼ばれ、ドールコレクターという名が裏ではすっかり浸透していた時のお話。

 途中で無理矢理締めました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。