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復讐の黒猫達は暗闇に笑う  作者: 本山修一
case15 闇への序曲
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もう1つの終点

「見ましたか?テレビ・・・・」

「見たよ・・・凄い事になったね」

 2人の人物が話しているとある山中の村で起きた集団殺人事件の事であった。

「せっかくの研究場所を破壊されて博士も相当お怒だろうね?」

「そうでもないですよ・・・・逆に良い研究成果があって満足しますよ。それよりも気になるのは・・・」

「あの人が助けた人でしょう?ヤバいよね?・・・おそらく他の連中に色々言われてるだろうね・・・」

「君はあの人が何故彼を助けたと思いますか?」

「さあね・・・僕はそんな事を考えたこともないや」

「僕は助けたあの子に不思議な魅力を感じました・・・おそらくそれはあの人も同じではないでしょうか?」

「流石は魔術師!!目の付け所が違うね・・・」

「そういえば君も以前に面白い事を言っていましたね?復讐探偵のこと・・・・」

「それが?」

「もし、彼がその復讐探偵だったらどう思いますか?」

「面白い仮説だね・・・・言われてみれば彼は普通じゃなかったね。彼ならと思うけど、まだ子供だよ流石に若過ぎるでしょう?」

「君が見たというのも相当若い子じゃなかった?」

「まあね・・・・僕もその方が退屈しないかな・・・」















 一方で円卓のテーブルに7人の人間が座っていた。

「奴は今日も欠席か・・・・」

 中央に座る人物が自分の正面に座る席が空席になっている事に言及するが、口ぶりからして不参加が半ば常態化しているようだ。

「聞いていると思うが先日の件だが我々に協力していた団体の件だ」

「聞きましたよ!!奴らには我々が多額の援助をしてきたのに何の成果も出さずにあろう事あのような終幕になるとは・・・・これは貴様の失態ではないか?」

 始まりから1人の男性が机を叩いて今回の出来事に対して憤慨し、とある人物に今回の件に対する追及を行う。追及されていたのはあの城で圭を助けた男性であった。彼は男の追及に対して特に反論する様子もなく腕を組みジッと彼を睨みつける。

「まあまあ、そんなに目くじらを立てなくても」

 怒る男の横にいた科学者のような風貌の男性が宥める。

「貴様こそ!!自分のせっかくの研究場所が破壊されているのだぞ!!」

「勿論、それは残念ですよ・・・ですが、奴らもそれなりに成果は出してくれました。それだけでも私は十分な収穫です」

「そういう事だ・・・・貴様は自分のうま味が無いと僻んでいるのかもしれんが、どのみち奴らは破滅する運命にあった。それが早いか遅いかの違いだ・・・」

「ふざけるな!!我々があの組織にどれだけ援助したと思っている。それが早いか遅いかの違いだと!!」

 憤慨する男は反論を聞いてさらに席を立って怒りを爆発させる。

「待ってください・・・・私も今回は彼と意見は同じです」

「貴様・・・・」

 ここでインテリ風の男が割って入った。

「今回の件は奴らの暴走が招いた結果です。これまで我々の要求や忠告を無視した事は事実ですし、彼がその件で奔走していた事も考えればどこかで連中とは縁を切っておく必要があったと思います。博士も言うように成果もあった事を考えればマイナスもありましたがプラスの方が大きいと思います・・・それと援助しているのは貴方ではなく我々である事はお忘れなく」

「自分だけ利益が得られなかったからといってここで彼を追及するのは違うのでなくて?」

 男性の横にいたこの会議に唯一参加している女性も追及する男性への苦言を呈する。2人の人物に追及されて反論できずに静かに座る。

「盟主も今回の件はそこまで問題視していない。我々は世界を裏から支配し、力ある者や優秀な者をを支え、すべての人間が進化した新たな世界を作る・・・その目的を忘れずに・・・・」

今回のお話はいかがでしたか?少しグロデスクな表現が多くて苦手な人には申し訳ありませんでした。

次回は次の章の予告になります。投稿は4月27日を予定しています。

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