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白机の座~最強会長・清水凪咲の学園改革~  作者: 川崎未鈴
第2章 清水政権、発足
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32 改革への第一歩

凪咲「そして、不必要な予算の精査。これは私、黒崎副会長、梶原会計部長で精査を行います。漫然とつけられていた予算、執行されていないお金についてしっかりと調べます。」


梶原がすぐに姿勢を正し、黒崎も静かに頷く。


黒崎「……承知しました。まずは直近数年分の予算書、執行実績、補正の有無、このあたりを洗い直します」

梶原「はい。会長の言う通り、既定経費化しているもの、措置率が低いもの、毎年同額で計上されているもの。この3点を重点的に見ます。」

黒崎「昨年の予算については私にも責任がある。これを契機にゼロベースで見直すことを約束する。」


九条「加えて、たまたま使わなかったのか、そもそも過大だったのか、ここは必ず切り分けるべきだな。まあ、これも会長が言っていたことだが。」


一ノ瀬「削るだけだと反発も出るわよ。できるだけ浮いた財源を何に回すのかまでセットで示した方がいいかもね」


桜「はい。それ大事です。ただの緊縮じゃなくて、効率的な予算配分であることを見せないと」


陽子「現場の委員会や部活からしたら、いきなり削られるって怖いもんね」


黒崎「……では精査の軸はこうしましょう。

・慣例で計上されている予算

・執行率の低い予算

・実態に対して過大または不明確な予算

その上で、削減候補については理由を明示する。」


梶原「再配分先についても並行して整理します。新規施策、部活支援、委員会支援——どこに回せば効果が高いかも出します」


会長室の空気が、さらに具体化していく。


九条「期限はどうする?」

桜「文化祭もあるし、校則改正も走ってる。長く引っ張りすぎると埋もれるかも」


黒崎「一次報告なら早く出せます。全体精査は時間が要りますが」


全員の視線が凪咲に集まる。


凪咲「とりあえず1週間。私たちでできるところまで精査をしましょう。」


即座に全員が反応する。


黒崎「……了解しました。まずは1週間で一次精査。全体像を掴み、問題の大きいものから洗い出します」

梶原「はい、この1週間でさっき言った

・執行率の低い予算

・既定経費化している予算

・根拠が曖昧な予算

を優先的に見ます」


桜「じゃあ、来週のこの時間に一次報告会議入れるね。」

九条「1週間なら十分だ。完璧を求めるより、切るべき候補を早く掴む方がいい」

一ノ瀬「その報告の時には、浮いた財源の方向性も見えてると強いわね」


陽子「はい。削る話だけ先に出ると、現場は身構えますし」

黒崎「では——本日から資料収集、明日以降分析に入ります」

梶原「必要なら各委員会、各部活にもヒアリングをかけます。


会長室の空気が、完全に動き出した組織のものに。


桜「……これで、当面の柱は揃ったね」

桜「人員整備、校則、文化祭、予算精査…」

九条「初動としては十分以上だ」


静かに凪咲を見る。

九条「……他に、今日のうちに指示しておくことはあるか?」


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