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白机の座~最強会長・清水凪咲の学園改革~  作者: 川崎未鈴
第2章 清水政権、発足
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30 第一次清水政権の発足Ⅱ

ーー翌朝。学園会長室。監察局長を除く執行部を会長室に集める凪咲。


凪咲「みなさん、おはようございます。各位、役職を受けていただきありがとうございます。私としては、私が公約として掲げたことを達成するために、これ以上ない組織体制だと考えています。」


空気は静かだが、張り詰めている。


九条「ああ、構わない。……改めて就任おめでとう」

一ノ瀬「ええ、そして——ここからが本番ね」


陽子「体制としては、かなり完成度高いと思う」

桜「秘書官としては、スケジュールと意思決定ライン整理するね」


梶原会計部長「……正直プレッシャーはありますが、やるべきことは明確です」

深川デジタル部長「システム面からも支えます。業務全体の効率化は任せてください」


全員の視線が自然と凪咲に集まる。


九条「……で、最初の一手は?」

一ノ瀬「校則?予算?それとも組織整備?」

陽子「そう、全部やるにしても、優先順位は必要」


凪咲の意思決定を待つ空気。凪咲は深呼吸をして宣言する。


凪咲「まずは何よりも体制の確保です。執行部が動き出しても、現場で動いてくれる生徒がいなければ意味がない。」


凪咲「そういう意味でまず、九条副会長、学園会で働きたいと申し出てくれている生徒の希望や適性を踏まえて面談等を行い、各部長に対して各部のメンバー候補リストを作成してください。各部長はそのリストを活用して、必要に応じてメンバーを迎え入れて、各部の体制を整えてください。」


その一言で、全員が一瞬で実務モードに入る。


九条「……了解した」

九条「希望職種、適性、過去の活動履歴——すべて整理した上で面談を行う。」


頭の中で考えを巡らせる九条。少し間を置いて凪咲に尋ねる。


九条「期限は?」


岡田桜「候補者、結構多いです。昨日の時点でかなり来てる」

陽子「初動遅れると一気に熱冷めるから、早めに回したい」

一ノ瀬「そのとおりだね。やりたいって言ってくれてる今が一番価値ある」


梶原「各部としても、早く人が欲しいです。特に予算見直しは人数必要になるので」

深川「データ整理も並行してやります。簡単な個人分析ツールならすぐ作れますので、できたら副会長にお送りしますね。」


九条、軽く頷く。

九条「では——本日中に一次整理、明日から面談開始」


凪咲「それでは次に、制服規則の改正について。これは、私と井上運用統括部長が大枠のスケジュールや取り組み方を決めます。第一歩として、生徒が思っている不満をできるだけ洗い出すことから始めたいです。」


会長室。全員が一斉に頷く

井上運用統括部長「……了解しました。不満の洗い出し、ですね。方法は複数用意した方がいいと思います」


陽子「アンケートは必須だね。匿名形式で、できるだけ本音を引き出す。」


凪咲「必要があれば対面での聞き取りもやりたい」

一ノ瀬「学校側との調整も視野に入れるなら、どこがNGラインかも並行して探る必要あるわね」

凪咲「はい、それは最終的にはもちろんそうですが、要望の洗い出しの段階ではまずは率直な意見を出させたいので、この時点では先生方には関与させません。」


静かに補足する九条。


九条「不満の分類も重要だ。利便性、安全性、対外的印象。このあたりで整理すると議論がしやすい」


梶原「規則改正に伴うコストも後で出します。議論の進捗も会計部ではウォッチしておきます。」


井上「では、初動として——全校アンケート、対面聞き取り、この2軸で進めます。

井上「期限、どのくらいでいきますか?」


空気が再び意思決定待ちになる。会長室の中、政策が、実務に変わっていく。

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